芦沢さんの長編を一度読んでみたいと思っていたのですが、最後の方までとても引き込まれ、面白く読ませてもらっていたのですが、
最後まで読んだら、うーん・・・って感じでモヤモヤ感が残ってしまいました。3つ★半
★以下ネタバレ★
結局、人徳者の先生を殺した理由や経緯が解らないままだった。
子供が欲しかったが、実は昔、子供が出来ないような医療手術を受けされていた、、、って事なのよね?
でも、久しぶりに会った恩人の先生を、それで殺してしまうだろうか?
学習障害なので、先生から「殺してくれ」みたいな事を言われて、それをうのみにして手をかけてしまった?うーん、、
阿久津がそこそこ女性にモテてたみたいだけど、正直この文章を読むだけでは、やっぱり交際したり結婚するのは若干ハードル高いだろうと感じたし・・
阿久津と彼の出会うきっかけとなった残り物の総菜によっての交流からの、その後の外に出て一緒に日光に行くという展開、なんだか私はしっくり来なかったな・・・。父親から強制的に当たり屋をさせられていて、いつも空腹に飢えていた少年が最後にはそれを言う事が出来て、これから彼の人生が良くなる事を祈るばかり。
それにしても、つい数十年前まで障害のある人の不妊手術を本人の意志を聞かずに・・・っていうのがまかり通っていたとは。以上
バスケ好きな少年2人の交流部分、才能のある友人に憧れに近い気持ちを持ってる男の子の心理描写部分等は、とても良かったなあ。
彼らがずっと友達でいられるといいなあ。
夜の道標 芦沢央
発売日:2022/08/09
芦沢央さんの他の本の感想
許されようとは思いません
汚れた手をそこで拭かない
最後まで読んだら、うーん・・・って感じでモヤモヤ感が残ってしまいました。3つ★半
★以下ネタバレ★
結局、人徳者の先生を殺した理由や経緯が解らないままだった。
子供が欲しかったが、実は昔、子供が出来ないような医療手術を受けされていた、、、って事なのよね?
でも、久しぶりに会った恩人の先生を、それで殺してしまうだろうか?
学習障害なので、先生から「殺してくれ」みたいな事を言われて、それをうのみにして手をかけてしまった?うーん、、
阿久津がそこそこ女性にモテてたみたいだけど、正直この文章を読むだけでは、やっぱり交際したり結婚するのは若干ハードル高いだろうと感じたし・・
阿久津と彼の出会うきっかけとなった残り物の総菜によっての交流からの、その後の外に出て一緒に日光に行くという展開、なんだか私はしっくり来なかったな・・・。父親から強制的に当たり屋をさせられていて、いつも空腹に飢えていた少年が最後にはそれを言う事が出来て、これから彼の人生が良くなる事を祈るばかり。
それにしても、つい数十年前まで障害のある人の不妊手術を本人の意志を聞かずに・・・っていうのがまかり通っていたとは。以上
バスケ好きな少年2人の交流部分、才能のある友人に憧れに近い気持ちを持ってる男の子の心理描写部分等は、とても良かったなあ。
彼らがずっと友達でいられるといいなあ。
夜の道標 芦沢央
発売日:2022/08/09
芦沢央さんの他の本の感想
許されようとは思いません
汚れた手をそこで拭かない
あら、モヤモヤしちゃうの??
読んだらまた来ます^^
予約中でしたか。
うーん、、、、
面白かったには面白かったんですけどね、、、
でも評判は良いみたいです。
わぐまさんの感想、楽しみにしています。
モヤモヤすると聞いていたので、図書館から借りてきてもなかなか手を出せずに・・・(笑)
阿久津は、何か分かんないけど何かの障がいを抱えてますよね。でも、見た目では分からない障がい。
中学の時、暴力事件があり、その時に塾の先生に迎えに来てもらっていた。学校でも見捨てられ、親も真剣に考えてくれなかったせいもあり、阿久津は塾の先生を信じていたのかな? その先生に「裏切られた」と思ったのでしょうね。
阿久津は結婚していた時、子供が欲しくって嫁とも「子供が出来ない」が原因で、険悪な雰囲気になって離婚してしまった。ので、子供が出来ない原因の一つである先生を許せなかったのかな?と思いました。あとは、信じていた人に裏切られた感。
本人の意思を無視して、不妊手術っていつの時代よ?って思ったけど、つい最近の話なんだよね。人権ってどこにあるのだろう。
でも最後に、もう一ひねり欲しかったなぁ。なんだかシンプルすぎて、忘れそう。
年始早々、これ読まれたのねー。
>阿久津は塾の先生を信じていたのかな? その先生に「裏切られた」と思ったのでしょうね。
やっぱり、それか。
でもさー、生徒側としては怒るのももっともだし解るんだけど、先生も将来を考えての決断?だったと思うのよね。
結果的には良くなかったんだけど、別に悪意とかからじゃなかったのになーって思ったのよね。
わぐまさんちでも書いたけど、長年ずっと親切に良くしてくれた人がいて、たった一つの失敗やミスで、全てがチャラになっちゃうのかなーって(まあ阿久津にしてみれば、それは重大だったんだろうけど・・)なんだか虚しく感じてね。
阿久津は凄く子供が欲しかったんだろうね、だからこそ、その怒りは大きかったのかもしれないね。
>本人の意思を無視して、不妊手術っていつの時代よ?って思ったけど、つい最近の話なんだよね。
そうそう、そこに私も驚いた。
作者の方も、もしやこの事実に驚いて、このお話を書こうと思い至ったのかな?なんて思ったわ。
そうなんだよね、私も同じ。
もう一ひねり欲しかったし、なんか数年経つと忘れそう・・・