「大家さんと僕」
漫画家でもイラストレーターでもないのに、最初から、こんなに上手に絵も
描けるなんて、すごいですね。
微妙な間とか、哀しくもおかしいオチとか、それらのバランスがとても良くて
この2人の関係性が微笑ましくて、本当に良かったです。
とても良いお話。5つ★
このところ、あまり面白かったな、っていう本に出会っておらず、
結構楽しみにしていた「BUTTER」柚木麻子も、途中まで読んだものの、
胸やけしてしまい、結局最後まで読めずに返却してしまい・・・
そんな中、かなり前に予約していた、この本が回ってきました。
ちょっと前から、凄く話題になって、賞とかも受賞したらしくて
矢部さん、良かったね^^
大家さんが、タクシーで伊勢丹まで行き、2000円のたらこだけ買って帰るとか
スーパーには行かずに、どうやら伊勢丹で様々なものを購入しているとか、
かなりのお金持ちであることが、ポツポツと解るのですが、
それが嫌味に感じないというか、不思議なんですけれどもね。
この後、4/25日から、また連載が雑誌で開始するとか、
大家さんの年齢とかもあるし、ずっと今の良い状態が変わらずに
続けて行けるわけもないのは重々みんな解っているけれど、
それでも日々が、少しでも長く続いて行けますように・・と
願わずにはおられない作品でした。
you-tubeで、ライオンのごちそうさま に、大家さんと出演された時の
動画とか無いかなーって探したのですが、見つけられませんでした、残念。
矢部さんだけが出演していて、お家を紹介してくれた動画だけ見つかったので
それを見たら、実際のお部屋はワンルームだけど広くて綺麗、家賃は9万だったかな?
結構お高いんですね(新宿で良い場所なんだと思う)
矢部さんのお父さんは、有名な絵本作家さんだったとのこと。
血筋なのかなー。
ちょっと気になったのは、お母さんのこと。
ちょっと調べてしまったら、ご健在で、やっぱり若干微妙な様子(^^ゞ
実の親だと、照れくさくて、なかなか、こういう風に出来ないものですよね・・
また矢部さんが風の強い日に大家さんの手を引いて行くシーンについて、近藤さんが『ニューヨークで考え中』にも出てくる85歳になる義母の手を引いて歩くときに「自分の親にすらこんなに親切にしたことがないのに、と親切なことをしているけど罪悪感が湧いてくる」と心情を吐露。矢部さんも「自分の親には照れくさくてなかなか親孝行できない」と同じような状態であることを説明、すると「みんなが他人の親に親孝行すれば、全員回ってきますね」という近藤さんのひと言で丸く収まりました。ただ矢部さんは『大家さんと僕』の感想を母親から一切聞いたことがないそうで、近藤さんの話を聞いて心配になったらしく、「ちょっと……母の日近いんで、なんかします!」と慌てていました。
こちらから、一部抜粋させて頂きました
大家さんと僕 2017/10/31 矢部太郎
カキコありがとうございました。
色んなメディアで取り上げられていて、すっかり矢部さんが先生と化していますよね^^
矢部さんの人柄が出ている素敵なエッセイでした。
大家さんはきっと良いところのお嬢様だったんだろうなぁと思わせる気品があって、魅力的な女性でした。
体調を崩された場面は心配になりましたが、今でも同じ屋根の下で暮らしているということで、続編も楽しみです。
ほんとにねー。昔はテレビの番組企画で、結構酷い事されたり、かと思えば、アフリカの村やら海外で言葉を覚えて現地の人と交流する頭の良さを発揮したり、そして今回は、この本を出版、波乱万丈?な人生ですね。
緊張すると、股間を触る癖さえなければなあ・・・と思います
大家さん、どんな人か、つい興味が湧いてしまいますが、ここは我慢。そっと静かに見守ってあげたい2人ですね
この本、素敵ですよね。
最近、あんまり本を読めず、
しかも、これ!って作品に当たらないので
良かったです。
「みんなが他人の親に親孝行すれば、
全員回ってきますね」
いいなぁ、この考え方。
誰しも、自分の親には、なかなか優しく
できないですものね。
これ、とっても良い本でしたよね・・・
しみじみ・・・。
>「みんなが他人の親に親孝行すれば、
全員回ってきますね」
こんな風に世の中が回って、みんなに少しづつ愛情とかがいきわたるといいですねー。犯罪とか減る気がする・・
私、この本だいぶ前に立ち読みで読了しました(土下座)。
すごくすごく、素敵な本だったね。。
手塚治虫漫画賞の時の矢部さんの挨拶もネットに上がっていたの読んだけど、ホントいい人だなーって思った。
でもね、、大家さん亡くなったんだよね。
ご高齢だったから仕方のないこととはいえ、、悲しいね。
ご冥福をお祈りします。
なんですと?これを立ち読みで! 笑
そういう私も、「君たちはどう生きるか」を、数回に分けて、コンビニで立ち読みしてしまった
そうなんだよ・・・
私も大家さんの訃報を聞いて、ショックだった・・・。
でも、大家さんの人生の中で、晩年の数年は、矢部さんとの日々、きっと楽しかっただろうねー。
人生最後の数年が不遇だったり、淋しかったりする人が多い中、幸せだったんじゃないかな