この映画は78年映画ですが、日本上映は83年と書かれている・・・という事は
多分私が見たのは83年頃だと思うので、22年ぶりに見た事になるんだ
まず最初に「あっ!」と声を上げてしまったのが、映画最初の部分、
1910年頃のアメリカの様子をモノクロの写真が次々と一瞬写るところで、
私が多分85年頃、好きで部屋に飾っていたポストカードが写った事でした。
今この映画を見て、気がついたということは、最初にこの映画を見た時は、
そのポストカードをまだ持っていなかったという事で。かつ、このポストカード
を買った時、「天国の日々」で使われていたとは知らずに購入していたんですね。
本題に入り、まずは自分の記憶が見ながらどんどん蘇っていって、かなり
懐かしい気持ちになってしまいました。
まずは、淋しい領主さん「サム・シェパード」
最初見た時は、私も相当若かったので「結構ハンサムなオジサンだな~」と
思っていたんです。今見たら、「ハンサムなお方」(オジサンとは思えなかった)
そして主役の女優さんアビー役のブルック・アダムスさん
えっ?こんな人だったけ?(すいません・・) 昔は領主に見そめられて玉の輿
って設定に違和感も感じず見たし、結構綺麗な人、と見たはずだったのですが、
今見たら、それほど綺麗じゃなかったんだ・・・こんなに、への字口だったかな?
そして、リチャードギア、若いっ!この頃よりもうちょっと年取ってからの方が
格好良くなった気がしました。
そして、やっぱりこの映画、私が相当お気に入りだったというのが、
その最大の理由がハッキリ解りました。今見てもやっぱり大ーー好きで、
映像です。いや~~今見ても、素晴らしいですね。なんて綺麗で雄大で
美しい映像なのでしょうか・・・内容以前に、この映像と雰囲気だけで、満足
だったんだな~と思いました。
麦畑のシーンや、広大な土地の中にぽつんとあるお家、
風の音が本当に伝わって来る感じ、煙を上げて走り去って行く
蒸気機関車、夕焼けの一瞬、早朝の草原、広い空、etc...
言いだしたらキリがないです。かつ、詳しい事は全然解りませんが、構図って
いうんですか?凄いですよねーーー!!
上の写真をクリックすると、「天国の日々」の写真が見られるサイトに飛びます。
こちらは、監督・脚本のテレンス・マリック氏terrencemalickについて書かれて
いらっしゃる外国サイトです。
かつ、本人忘れていたのですが、1900年初期の頃のアメリカとか
ヨーロッパという設定・雰囲気が、凄く好きだった事を思い出しましたし、
あの頃の衣装とかも、かなり凄く好きで、見ながらリンダ(リチャードギアの
妹役の少女)の着てる服がどれもこれも、すっごく好きだったんだ~
と思い出しました。
麦色だらけの画面の中に、黒や渋い色の衣装の人が、ポツポツと
立ってるその配色というかが、すんごく好きだったんです。
サム・シェパードは、「パリ・テキサス」で脚本を書いていることでも
有名らしいですが、私そういえば、「パリ・テキサス」も内容はさておき
雰囲気とか音楽とかが、好きだったんだよな~と思い出しました。
それで、撮影した人は、他にどんな映画を撮られた方なのかな?って
調べてみましたら、かな~り沢山、色々な映画を撮影されていて、
ちょっと驚いたのが、「エリック・ロメール」「フランソワ・トリュフォー」の
映画も色々担当されていた人だったのですねー
撮影 ネストール・アルメンドロス Nestor Almendros(スペイン出身)
フィルモグラフィー
あと、完全に忘れていたのは、途中3人の旅芸人が飛行機(レトロな)に乗って
やってくる所。麦畑の中で道化をするシーが、確か当時サントリーローヤル
?か何かの、ランボーシリーズの映像にちょろっと何か似ているな~と思った
事も思い出しました。
日本で言うと、太平洋ではなく日本海。
1900年代初頭っていうと、どうしても赤毛のアンとかを想像しちゃいます(あれっていつ頃だ?)。
私はコスチュームプレイ(コスプレじゃなくって、時代物)の映画がすごく好きで、古いドレスとか見てるだけで楽しくなりますよね。
「領主」という言葉にも異常に反応してしまいました。
貴族とか、お館とか、その村の名士とか、そういうのも好きなのです。
そうそう解るわ~その海の差!荒々しくて厳しい海ね。
これは大西洋かしら?(よく知らなくてスマンです)
赤毛のアン
実はねお恥ずかしい話し、よく読んだ事が(テレビでも)見た事がないんですよ・・・
あのプリンスエドワード島だったかな・・?に行きたい~って
いつも言ってる赤毛のアンの大ファンの知人がおりまして、
いつか見なくちゃ(読まなくちゃ)と思いつつ、まだ手つかずなんですよ・・・
私も衣装に特色ある映画好きです☆。
領主 うはははは!funiさん貴族とか高貴な血筋系に弱いのね?
私もそういうの解ります~。
なんかねー、アンが腹立つんですよ(笑)元気一杯すぎて。(ほんと性格まがってるなー私・・・)
下賎な者が絹のドレスやシャンパンや舞踏会にあこがれるような気持ちで、ひじょーに卑屈になりながら高貴なものに憧れております・・・。
うーーーん、なんだか、すごく嬉しい。
だって、だって感想が、私の言いたかったことと、ほとんど、一緒なんだもーーーん。
風景のこと、サム・シェパードのこと、ブルック・アダムスのこと、リチャード・ギアのこと、、、etc
孤独な「領主」役が、あまりにもピッタリのサム・シェパード。あの人って、劇作家でもあるし、役者でもあるし、
すごいインテリっぽくて(って、実際、インテリなんでしょうが)。頭良さそうで、孤独な人がツボの私に、
ぴったり嵌ったんだったわぁ。
funiさん、latifaさん同様、高貴な血筋にも弱いのよ。
音楽も、やっぱり、良いですよねェ。
あれは、初めはサンサーンスの「動物の謝肉祭」の
「水族館」っていう曲ですよね。
でも、その後の、エンニオ・モリコーネの曲が、その雰囲気をそのまま出していて、全部がオリジナルか?というくらい、あの映画に合ってて。
写真、、、すごいわ!
やっぱり、出会うべき映画だったんですね。
レイさんと色々お話しなかったら、きっと昔見て
大好きだった映画を、もう一度見よう!って風に
思うことなく、死んでたかもしれない(大げさか)
いや~~~今回見て、かなり感動したんですよ
映画自体にもだけど、これを見ていた時の過去の自分の
心理とか、思った事を、当時の趣味?など、20年ぶりに
思い出すという意外な収穫があって・・・
なんか、これを機会に、ずっと見てなかった作品を
改めて見て、比較する~という記事をこれからも
書いていこうかな?って思ったりしました。
まあ、今回は、たまたまタイミングよく、図書館にあったから
手が伸びたというのもありますが
レイさんも同様の感想だったそうで、嬉しいです~~~
そ、それにしても、レイさん、すごいです。
>サンサーンスの「動物の謝肉祭」の「水族館」
知りません!!すごい、すごい。そんなのまで解るなんて。
レイさん、音楽にも、とってもお詳しいんですねー!
もしかして、音楽大学とか、、音楽関係のお仕事とか
されていらっしゃるのかな・・・
写真は、昔パルコの六階にポストカードとか洋書とか
おいてあったお店がありましたでしょう?
(解らないかもしれないですね・・・レイさんが東京に行ってる間かもしれない・・・)
あそこが好きで、よく1,2枚ポストカードを買って
帰っていたんですよ
すいません、載らなかったのを今気がつきました
あら~~funiさんがダメなら、私もダメかもな・・・
私もね、元気一杯の明るくて人気者の女の子って
キャラは、どうもあまり好きじゃなかったりするんですよ。
まあ一番嫌いなのは、見てないけど、funiさんの
タイトルでだけ知ってる(春の日の)
はっきりしないで、うだうだしてる主人公かな。
イライラするのは視聴者の精神上良くない。
うはははは!私は前にも言ったけれど、
高貴な貴婦人が、堕落するとか、何か罪を(どんな罪なんだ・・・)
っていうのが好きなんですよ。
全然、音楽なんて詳しくもないのですよ。
ただ、前にも書きましたが、本当に嵌り体質で、
好きになると、徹底的に好きになっちゃって。
特に、これは音楽も好きで、なんの曲か調べていたっていうだけのことです(恥)。
サンサーンスなんて、学校で聞いた「白鳥」しか知らなくて、これで初めて、全曲聞いた次第です。
シッタカでありました。
ブルック・アダムスですが、
もう一本、すごく好きな映画があって、、、、
「デッドゾーン」という映画、ご存知ですか?
スティーブン・キングの原作(これが、彼の原作ものでは、一番好きです)、デビッド・クローネンバーグ監督、
クリストファー・ウォーケン主演の映画です。
それだけ聞くと、「あぁ、ホラーね」と、思うのですが
これが、切ない物語で、、。泣いた、泣いた。
で、ただ一つ、納得できないのが、ヒロインのブルック・アダムスだったのでした。なんだ、この人を???
シリーズ、第1弾かも。
私は、どうもうわっぺらだけで、なかなか深く知らない
人間なので、これからもどうぞ、色々教えて下さいね!!
デッドゾーン
残念ながら、これは未見です~
スティーブン・キングの原作なのですねー!
今検索してきましたっ!最初の作品がキャリーとは
ちょっとびっくりです☆
私の大好きなショーシャンクの空にや、スタンドバイミーの作者さんなんですなー!
内容きっと面白いでしょうね!機会があったら、見てみますよ~
懐かしいですね。天国の日々は私も好きで
ビデオもっていますわ。録画ですけど。
ギアが好きなもので。映像もお話も好きだったな。
ギアも犬顔って言われますけど、いかがですか・笑
そういえば、最近やけにテレビコマーシャルで彼を
見かけますね。何故だろう・・・。
確かに、リチャード・ギアって、犬顔ですね(笑)
シェルティていうか。長めで、眼が優しげ。
みみこさんも、ビデオ持っていらっしゃるんですねぇ。
私のは、一応セルですが、あの頃(って、いつ頃だ?)
DVDは勿論、セルも、異常に高かったですよねぇ。
でも、それでも欲しくって散々迷っては、高額のビデオを
買い集めました。
「デァハンター」も確か、2枚組9800円だったわ!
だから、思い入れも一杯で、大事に見てたんだなぁ。
今じゃ、適当に見そうなのだけ3枚いくらで、買っては
見てません・・・・。