「花桃実桃」
こういう古いアパートに住む人たちのエピソード集め・・みたいなお話が基本的に好きです。最近では、三浦しをんさんの「木暮荘物語」があったっけ。
私か勝手に受けている印象で、中島さんらしさ(もう若くはない独身女性が主人公、外国人がらみエピソード)がいつも通り活きているお話でした。
幽霊が出るっていうのがミソだったかな。3つ☆
主人公の茜が、元ヤンキー(オキシドールで脱色した髪に長いスカート。最初の彼がやっぱりヤンキー)なのに、古典文学にも結構通じている?んです(^^ゞ これは中島さんの過去だったりするんだろうか?
爆笑してしまったのが、201号室に住む妙蓮寺家。子沢山の父(ラーメンの小池さん風貌)のダメっぷり。
でも、なんだかんだ言って、結構茜さんモテますよね~。
中島 京子/ 2011-02
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「桐畑家の縁談」
性格の全く違った姉妹の露子と佳子。
幼い頃から地味で人との交流が苦手で、姉や両親を心配させた妹だったが、高校の時、いきなりバードウォッチングが趣味だという基地に住む黒人男性と交際したのを皮切りに、海外放浪、日本語教師になり、いきなり台湾人の男性と結婚へ。
姉の方はといえば、現在医師の彼氏がいるが、どうも結婚に今ひとつ踏み切れないでいる。過去にアーティスト系のかなり年上の恋人との、ほろ苦い恋愛経験がある。
この年上の恋人が彼女に望む姿というのが、一流企業の綺麗で若いOLを連れて歩きたいだけ、のところ・・。そして彼女が絵を描くこと・・・の部分が、とてもリアルで切なかったです。
姉と妹の対比ぶりとか、両親の様子とか、微笑ましくて楽しかったです。3つ☆半
桐畑家の縁談 / 2007-03-22
「平成大家族」「futon」
小さいおうち
「桐畑家の縁談」のほうはあんまり覚えてないですが、中島さんの中でも好きなほうの作品と認識しております。
姉妹にあこがれました。
記事はアップしてませんが、「花桃実桃」も読みました♪
最初のほう、結構イライラしちゃって、どうなることかと思ったんですが、後半楽しく読めました。
よかったです。
ちきちきさんも、弟のいる姉だなんですね~
記事、またガンガン書いてください
楽しみにしていますよ☆