
う~~ん・・・。残念ながら、この小説の良さが私には解らなかったです。
兄と妹の会話から殆ど成り立っている小説で、他の小説とは一線を異にしている感じもあって、新たな試みにトライしたのかな・・とも思うのだけれど、どうもこの文体に慣れないというか、なんというか・・入っていけませんでした。
入院中の妹(母と同じ癌に冒されており、骨髄移植出来ないと助からない)と、付き添う兄との、テンポの良い会話が中心なのだけれど、妹と兄は実は血縁ではなく、妹は中国に深いかかわりがあり・・ということが段々解って来る・・。
2人の会話には、「アサッテの人」で登場してきた言葉などが、普通に登場して来ます。
本に「妹へ」と、あったし・・。これは実話なのだろうか・・・?全てが現実のものではないかもしれないけれど、部分的に実話の気がして読みました。
諏訪さんの作品は、まだ2つしか読んだことがないけれど、とっつきやすい小説では無いなあ・・。そして、実体験に基づいて書かれる人なのかな?という印象を受けました。
私は「アサッテの人」の方が面白く読めました。でも、その「アサッテの人」でさえも、最初の方とか部分的に難解でお手上げだ・・って処があったし・・・。
「アサッテの人」と2冊並べておきたくなる表紙です。

内容紹介 2008年4月発売
芥川賞受賞後第一作、待望の長篇小説刊行 小説とは、言葉とは、小説を書くという行為とは。様々な創作の問いを、リズミカルな兄妹の会話に、そしてささやかで切ない物語として描く、芥川賞受賞後第一作。
この間は色々ありがとう・・・・。
元気になっております☆
ところで、これ手元にあるのですが・・・
↑を読み、今、パラパラみたけれど、
私もダメな気が・・。最初の会話文からすでに入りにくい雰囲気・・。いや、でもせっかくなので
頑張ってみようと思うけど、読まないで返す作品も
多いから不安・・・・笑
アサッテの人、読んでいないとますます
苦しいかな・・・。
「りすん」はすごく面白かったんですけど・・・
私がこういう感覚で普段会話(家事をしてるときの独り言)してるんで、「うわ! 分かりすぎる」っていう感じで・・・
意識の上を滑っていく無駄なとりとめなさ過ぎる言葉を、歌ってるっていうか・・・
自分が話してることを誰かが小説にしてるのではないかっていうのは、「主人公は僕だった」に少し似てると思いました。
その後、どうしているかな・・?って思っていたのです。
ところで、今、手元にあるのね?!図書館から借りたのかな?
そうなのよ・・・。どうも私も最初から入りにくくて・・・。
アサッテの人も最初の方は入りにくかったから、ちょっとがんばって途中まで読み進めてみたんだけれど、すごく自分がかやの外って感じで、、、残念だったわ・・・。
アサッテの人は、ちょっと小川洋子さんっぽい匂いがあったかな?って思って(別に彼が意識してそうした訳じゃなくて、勝手に私がそう思っただけ)そこら辺りは好きだったのね。で、こちらのりすんは、誰にも似てない彼独自の世界というか・・珍しい雰囲気の小説だな~って思ったんだけども・・・。それが私には、良い様に作用しなかったみたい・・・
> アサッテの人、読んでいないとますます苦しいかな・・・。
それは大丈夫だと思います! 私はダメだったけれど、上の牧場主さんは、面白かったそうだし、他のブロガーさんの感想を幾つか拝見した処では、面白かったって言っている方の方が多いみたいですよ♪
私も図書館から借りた本で、数ページ読んで、ダメだ・・・って思って、読まずに返しちゃうことも結構あるんだ
いやいや、こういうこともありますよね
> 私がこういう感覚で普段会話(家事をしてるときの独り言)してるんで
そうなんですかー。 私は普段一人の時とか、独り言を言ったりとか、頭の中で何か言葉が浮かんでいるってことがそう言われれば無いんだなあ・・・ということを、今日初めて知りました。
考えごとをしている時もあるのですが、無・・・な事も多いという有様(爆)
頭の中が、ぼ~っとしてる時間って、私は人より多いのかもしれない・・・
アサッテの人は、私が家の中で、やっぱり家族にしか解らない共通語を使っていたからこそ、面白く読めちゃったのかもしれません。
読みました。
う~~ん、正直、難しかったですね。
楽しい話かと思えば、死ぬかもしれないと言う
病院話であったのもちょっと・・・
(できれば明るいのが読みたかったし・・)
あのリズムカルな会話文をどうとらえるかで
評価も変わってくるんだろうけれど。
私は単純に面白さを感じなかったのだと思うな~
あと最後の展開も、なんだかモヤモヤして
よくわからなかったし・・・。
もっと修行しなくては(何の・・笑)
いけないわ・・・って思いました・・ハイ・・笑
みみこさんも、あまり面白く読めなかったっぽいですね・・・。そうですね、私もあのテンポでトントン進むなら、もうちょっと楽しい話しの方が、むしろ良かったかもしれないなあ・・・。
というか、ああいうセリフのかけあいの文体自体に、あまりすっと入れなかったというのがあったかな・・。
斬新な手法なのは解るんだけど、私の好みではなかったのかも・・・。