面白かったー!5つ★
お友達のブログで去年のベスト2位に入っていたのを見て読んでみました。
ストーリーに起伏があって、ハラハラしたり、どうなるのー?って全く飽きせずに一気読みさせられました。エログロ殺人犯罪シーンも全くないので小さな子も安心して読めるし!
最近読んだ本の中で最も面白くて、読み終わった後にやったー!って気持ちになれるし。
書店や本が段々厳しい状況になって来ている作況、こういった内容はそれだけでもう応援したくなるし、私の好みのど真ん中でした。
読みながら頭に浮かんだのが、映画「騙し絵の牙」(小説もあるけど映画の方)。
内容は全然違うけど、出版業界の事情、大手に負けじと頑張って本を作る!編集者や小さな書店の努力奮闘、等々。
★以下ネタバレ★
なんと!広川蒼汰=女子高生の桃だったんですねー。やっと出版できると思った矢先、前の大手出版社の上司からオファーが来るのよね。(嫌な奴だよねー。そもそもこの会社の体質も)
で、桃と3人で面談するも決裂。桃がセンスが無いとか一緒に仕事したくないとかズバリ言っちゃって恨みをかってしまう。
やっと本が出来たのに、その上司が意地悪にあちこちに手を回したせいで上手く販促活動が出来ない。本は売れなかった・・・。
でも、おなじみさんの少女がきっかけになって、東京の図書館に本を提供し、そこからファンが広がって人気に火がつく!やった!!
それだけじゃなく、実は桃は別の出版社の千歳社の素敵なスタッフさんとも繋がっていて、新たな作品で文学賞に選ばれる!
以後は堂々とデビュー作も併せて宣伝販売できる様になる。
さて、次回作の3作目はというと、ソウサクで一緒に活動していた仲間の作品を集めた短編集!これ、凄く良いラストだななあ!と思った。
彼女の「リベンジ」の書籍化が流れて、姿を消した後も、この仲間たちは密かに彼女を応援してくれていたのよね。仲間11人の小説を読んで手を入れてより良い方向にアドバイスするという重要な編集は、もちろん宮本章君が!
そして、ミュゲ書房の方も宮本君自身も話題になってお仕事順調と、凄いハッピーエンドでした。ちなみに桃は都内理系の大学に進んで物理を勉強するとか。凄すぎ・・・。以上
この小説の舞台が小樽だったみたいで、それも嬉しかったです。
作者の伊藤さんは小樽出身の方だったとか。Aって町が小樽なら、Bって町は札幌かな?
町のお偉いさんたちが、かつて意見や方針で対立した過去があって・・・って処は、もしやコレ?って思ったわ。
小樽運河は埋め立てられるはずだった 79年ふぃえすた小樽
現在の観光地化される前の1979年運河、画像悪くてモノクロだけど・・・
この本って角川から出版されてるのね。「騙し絵の牙」の映画も小説も確かそうだった。ストーリーに登場する大手の出版社!のこと、勝手になんとなく角川をちょっと連想させられるも実はこれらの作品を作ってるのが角川っていうのが意外で面白いわ!
伊藤調さんの次回作も是非読んでみたいです!
ミュゲ書房 伊藤調 2021年03月17日
小説編集の仕事をビジネスと割り切れない、若手編集者の宮本章は、新人作家・広川蒼汰の作品を書籍化できず、責任を感じ退職する。ちょうどその頃、北海道で書店を経営していた祖父が亡くなり、章はその大正時代の洋館を改装した書店・ミュゲ書房をなりゆきで継ぐことに……。失意の章は、本に関する膨大な知識を持つ高校生・永瀬桃ら、ミュゲ書房に集まる人々と出会い・・・
お友達のブログで去年のベスト2位に入っていたのを見て読んでみました。
ストーリーに起伏があって、ハラハラしたり、どうなるのー?って全く飽きせずに一気読みさせられました。エログロ殺人犯罪シーンも全くないので小さな子も安心して読めるし!
最近読んだ本の中で最も面白くて、読み終わった後にやったー!って気持ちになれるし。
書店や本が段々厳しい状況になって来ている作況、こういった内容はそれだけでもう応援したくなるし、私の好みのど真ん中でした。
読みながら頭に浮かんだのが、映画「騙し絵の牙」(小説もあるけど映画の方)。
内容は全然違うけど、出版業界の事情、大手に負けじと頑張って本を作る!編集者や小さな書店の努力奮闘、等々。
★以下ネタバレ★
なんと!広川蒼汰=女子高生の桃だったんですねー。やっと出版できると思った矢先、前の大手出版社の上司からオファーが来るのよね。(嫌な奴だよねー。そもそもこの会社の体質も)
で、桃と3人で面談するも決裂。桃がセンスが無いとか一緒に仕事したくないとかズバリ言っちゃって恨みをかってしまう。
やっと本が出来たのに、その上司が意地悪にあちこちに手を回したせいで上手く販促活動が出来ない。本は売れなかった・・・。
でも、おなじみさんの少女がきっかけになって、東京の図書館に本を提供し、そこからファンが広がって人気に火がつく!やった!!
それだけじゃなく、実は桃は別の出版社の千歳社の素敵なスタッフさんとも繋がっていて、新たな作品で文学賞に選ばれる!
以後は堂々とデビュー作も併せて宣伝販売できる様になる。
さて、次回作の3作目はというと、ソウサクで一緒に活動していた仲間の作品を集めた短編集!これ、凄く良いラストだななあ!と思った。
彼女の「リベンジ」の書籍化が流れて、姿を消した後も、この仲間たちは密かに彼女を応援してくれていたのよね。仲間11人の小説を読んで手を入れてより良い方向にアドバイスするという重要な編集は、もちろん宮本章君が!
そして、ミュゲ書房の方も宮本君自身も話題になってお仕事順調と、凄いハッピーエンドでした。ちなみに桃は都内理系の大学に進んで物理を勉強するとか。凄すぎ・・・。以上
この小説の舞台が小樽だったみたいで、それも嬉しかったです。
作者の伊藤さんは小樽出身の方だったとか。Aって町が小樽なら、Bって町は札幌かな?
町のお偉いさんたちが、かつて意見や方針で対立した過去があって・・・って処は、もしやコレ?って思ったわ。
小樽運河は埋め立てられるはずだった 79年ふぃえすた小樽
現在の観光地化される前の1979年運河、画像悪くてモノクロだけど・・・
この本って角川から出版されてるのね。「騙し絵の牙」の映画も小説も確かそうだった。ストーリーに登場する大手の出版社!のこと、勝手になんとなく角川をちょっと連想させられるも実はこれらの作品を作ってるのが角川っていうのが意外で面白いわ!
伊藤調さんの次回作も是非読んでみたいです!
ミュゲ書房 伊藤調 2021年03月17日
小説編集の仕事をビジネスと割り切れない、若手編集者の宮本章は、新人作家・広川蒼汰の作品を書籍化できず、責任を感じ退職する。ちょうどその頃、北海道で書店を経営していた祖父が亡くなり、章はその大正時代の洋館を改装した書店・ミュゲ書房をなりゆきで継ぐことに……。失意の章は、本に関する膨大な知識を持つ高校生・永瀬桃ら、ミュゲ書房に集まる人々と出会い・・・
初読みの作家さんでしたがとても面白くて一気読みでした。
主人公が抱えていた傷が本屋を営むこと人と関わりあい、癒えていく姿に良かったなぁと思えました。まあそれまでも色々あるんですけども。
やっぱりハッピーエンドは良いですね。
舞台が地元だったのも嬉しかったです。
読んでもらえた嬉しさ&この本を読んだ時の嬉しさなど、いろんな嬉しさがゴッチャになって泣きそうです。
そう、この本はいろんな人におススメ出来るんですよね!!
latifaさんは、小樽の人??
小樽と言えば・・・あのオルゴール店も小樽ですよね。風情があって良い街なんですよね。って行ったことないけど(笑)
素敵な街に住んでらっしゃるんですね。
久々にこの本を思い出しちゃって、ソワソワ・ワクワクしてます。
ありがとう^^
この本、とっても面白くて、かつ良い内容でしたねー。
去年読んでいたら、ベストに入れたと思います。
年始早々、良い本に出合えてうれしいです。
この後の次回作、どんな小説を発表してくれるのか楽しみですね
是非読んでみたいです。
年始早々、良い本に出会えてうれしいです。
わぐまさんが去年のベストに入れてなかったら、この本を手に取る機会がないままだっただろうと思います。
ありがとうー
いえいえ、私が住んでいたのは札幌なのです。小樽は若い時に隣町だったので、ちょっと観光気分で度々遊びに行っていただけなんです。
気がついてみれば、もう30年行ってないんです。随分変わったんだろうなあ・・・と思います。