随分前から、松本に行ってみたいなあ・・と思っていて、本当は今年のGWに、松本と長野(湯田中温泉「金具屋」に宿泊)を計画していたのですが、体調不良でキャンセルしちゃったのです。
今回、金具屋は諦めて、松本と奈良井宿に1泊で行ってみようと思い立ったのです。
松本城と蔵の街並み等を見て、30年ぶりの奈良井を見てみるのが目的の旅です。
早期予約の「お先に得だね」っていうJRのチケットなら新宿から松本まで30%オフでチケットが買えるのですが、今回台風で中央線快速は10/27頃までほぼ運休状態、復旧具合も解らなかったのと、私は八王子から乗車する方が近いのもあって(悲しい事に、お先に得だねは新宿からしか設定が無い) 結局正規料金で往復しました。乗車券と特急券合計で往復一人11000円位です。お先に得だね使うと、この金額より片道1000円安く済みます。
子供の頃、狩人「あずさ2号」って歌があって、当時北海道に住んでいたので、全く想像がつかない電車だったのですが、その名前だけは頭にずっとインプットされていて、今回初めて、あずさ7号ですが乗れて、微妙に嬉しかったです。
最近新型の車両になったそうで、スーパーあずさ、だったかな、シャープな外観でカッコイイ列車でした。
でも中は座席の感覚がちょっと狭いかな・・・。(肝心の座席を撮影し忘れちゃった)
半分くらいの埋まり具合です。
前もってどの座席が良いのかネットで調査したら、風景が良くて日が当たらないのがD席だって書かれていたので、それを取ったら、日が当たって暑いし、風景(富士山が見える)は、ちょっとの時間しか富士山が見えず、しかも上の方だけの事も多くて、こりゃーA席の方が良かったんじゃ?と思いました。
実際、座席購入する際、D席が一番人気で結構売れていたんだけど・・・
乗っている間、ずっと同じ方角に向かってないので、日当たりに関しては前半後半で変わるって書かれてましたが、帰りの電車もD席はずっと日が当たってました。季節や時間によっても違うのかな・・・?
そんなこんなで、松本着。
八王子からはすぐなんだけど(2時間半)、我が家の家のドアから八王子駅までが遠い!乗り換えやらなにやら、ここまでたどり着くのに約2時間、混んでて座れない電車もあってキツイわー。
松本の駅ビルに入っている「からあげセンター」でランチ
前もって、山賊焼きなるものを食べようと思っていて、評判が良い店だったので。
ハーフ山賊焼き定食(780円だったかな)と、から揚げセット定食(1000円位)を頼みました。
凄いボリューム!! 写真では小さく見えます
(写真手前がハーフで、左横に1個もらった普通から揚げ)
味の方はニンニクが効いたから揚げって感じで、とても美味しかったです。
しょっぱくなかったし、中のお肉も柔らかくて、残したやつはお持ち帰りが出来るように、袋とかも用意されています。
もやしのガリなるものが置かれていて、しょうが味のもやしなんですが、美味しかったです。
その後、駅のそばのホテルに荷物を置いて、さっそく松本市内を観光。
無料のレンタサイクルを借りたので、まずは今年の9月に国宝に指定になったらしい「旧開智学校校舎」へ。駅からは15分くらいかなあ・・・。道路は平たんだし、そんなに車も多くないし、自転車で走りやすい町ですね。
途中、「10cm」という三谷龍二さんの雑貨屋さんと「ラボラトリオ」というお店に立ち寄りました。
小さいお店なんですね。
道に迷わず旧開智学校校舎に到着! この日お天気良くて暑い!
ここは、「美の壺」って番組とか、その他色々とメディアでよく取り上げられていた建物でした。
フェンスの外からでも見れるけど、せっかくだし入ってみようか・・・と、1人300円払って中へ。
中は、1,2階の一部が見れるようになっているものの、正直、あんまり見どころもなくて、バルコニーに出られないし・・・。
ここを出た後、5分くらいで、これまた国宝で、最古の日本のお城らしい「松本城」へ移動
形や黒い色合いが綺麗で印象的です。お庭や堀や橋などのバランスも取れていて、美しいお城で大満足。
うちらはお城といえば、小田原城くらいしか見たことがなく、他と比較できるほどお城の知識が無いのです。
西側の橋の側、南西の側、南中央の入口と、色々な角度からお城を見ました。
その場所によって違って見えて、それぞれ味わいがあって、カッコイイお城です。
城中に入るのは明日にすることにして、本日はこの後、電車に乗って奈良井宿へ移動するので、ホテルに戻ります。
14:28⇒15:13 の松本発中津川行き 普通電車
2両編成で小さい。なのにトイレがついていてエライ!
半分以下しか乗客がいないので、のんびり。いいなー電車が空いてると。
50分くらいで奈良井に到着。
駅前の道まっすぐ1キロ弱、宿場町の古い町並みが続いています。
光が強くて建物や街並みを上手く撮影できなかったです。
降りたお客さんは、10人くらいで、殆ど外国人でした。
妻籠や馬籠が観光客だらけで(中国の人が大勢観光バスでやって来ているとか)風情がなくなってしまった・・という声を聞いていたため、今回は一番人が少ないという奈良井にしたのです。
確かに人がいない...
佐原に続いて今回も、観光に来てるっぽい人がトータルでも16人位しかいなかったような・・・
30年前と変わらない風情に満足。建物を綺麗にリノベーションしたり、お手入れしたり、色々と昔より手をかけて見せる事に対して力を入れている感じがしました。
それぞれのお家の前に菊の鉢植えが綺麗に飾られていたり、建物の統一感も前より取れてる印象が。
とにかく東京界隈では絶対ありえないほどの静かさで、お天気も良くて最高でした。
凄く晴れていたので、山や空が凄く綺麗でした。
さて問題は帰りの電車です。
本来は、夜の風景が見たかったんです。昔、奈良井・馬籠・妻籠に旅行に行った時、妻籠に泊ったのですが、夜の灯りがついてる風景が素晴らしくて忘れられなかったので・・・。
でも、今時期は日暮れが17時頃。電車は16:56⇒17:47か、次は18:25⇒19:10しかありません。
そして奈良井宿はほとんどの店が16時台で閉まってしまい、18時も開いてるお店が、一軒(とんかつやさんの松波)しか無い様子・・・。カフェとか夜は、やってないんですよね・・。
日暮れを見た後、18:25まで、どこで時間つぶそうか?まさかとんかつ食べて、その後1時間くらい同じ店に座ってるのもひんしゅくだし・・。外のベンチは寒いしな・・・と、さんざん悩んだ末、16:56の電車で帰宅する選択をしました。下の写真は帰る直前。まだ明るかった・・・
この後、泊まっているホテル「エースイン松本」で宿泊者に無料サービスとして、アルピコ系列のホテル「美ヶ原温泉 ホテル翔峰」の温泉に無料で入れてバス送迎してくれるというのに参加する予定があって、時間が18:30と19:35の2本で、後の19:35で行くとして、その前に松本に戻っていて、夕食を取ってからにしようということに。
帰りの16:56の電車は途中から、激混み。帰宅帰りの学生さんや会社員でびっしり・・・。
私たちが奈良井で乗った時は、まだ空いていたんだけれど。
ちなみに奈良井ではきっぷを買う事が出来ず、乗車券みたいのを電車の中で取って、後で清算するという方式。塩尻までの途中駅では、一番前のドアしか空かず(車掌さんがいるので) 後ろの方のドアは開閉しないようになっていて、それにも驚き。
やらないけど、そういう途中の無人駅では、ただで乗って降りる、っていうのが出来ちゃいそう・・。
さて、松本について、名物の蕎麦を。
昼過ぎに、駅の前を通った時、凄い人が待っていて、ソバ打ちをガラスの前でやってるお店「榑木野 くれきの」が空いてたら入ってみようと思いました。
単純に、あれだけ混雑してる人気店なら美味しいんじゃないか?と思って。
さすがに6時ちょっと前という時間帯が良かったみたいで、待たずに座れました。
冷たいざる蕎麦と、温かいかけ蕎麦とみそ焼き、五平餅を頼みました。
蕎麦、凄く美味しかったです。透明感のある細いお蕎麦で、つゆも丁度良くて。温かい蕎麦は写真写し忘れちゃいました。
みそ焼きっていうのは、ご飯があったら最高だったのだけれど、これ単品だとちょっとしょっぱいかな。
五平餅もちょっとピンクがかったご飯をつぶした餅なのかな?今まで食べたことのない餅部分で、とても美味しかったです。お値段は蕎麦は1000円弱と、ちょっと高めかも。
蕎麦を食べた後、ホテルにいったん戻って、一休み。
その後、温泉バスがホテルの前に来てくれて、ホテル翔峰へ移動。約20分くらいかな。
途中、松本城が今ライトアップしている時期だそうで、わざわざ外から見える様なルートを行きも帰りも通ってくれて、少し夜景ライトアップを見れてラッキー!
夜見る松本城は昼間とは全く違った雰囲気でした。
写真は車内からだと上手く撮れず。
こんな感じに、白と黒のコントラストが浮かび上がって幻想的です
これは、日経電子版 トラベルクローズアップ 夜景の城より写真使わせて頂きました。
ホテル翔峰は豪華なホテルでしたー。昼間だと山並みが見えて絶景みたいですが、真っ暗で街の灯りしか見えないです。
温泉スペースは、宿泊者しか入れない豪華なビュー風呂があるそうですが、それ以外は共通で、泊ってない人も入れるのです。
お風呂は大浴場がぬるめ40度と熱め42度の2つに分かれていて有難かったです。外には露天風呂やジャグジー風呂もありました。洗い場も凄く沢山あって、広々。
女風呂はシャンプー・リンス(10種類位のメーカーがあって選べる)を選べたり、タオルも使い放題、
お客さんは6人位しかおらず、大浴場は私一人だけ!
上がった後、鏡とドライヤースペースも1人づつのコーナーが沢山あって、休めるスペースには水とコップもあるし、至れり尽くせり。
こんな太っ腹な良い企画なのに、全部で10人くらいしか参加者がいなかったです・・・(アルピコチェーンホテルを4軒くらい回って、それぞれのホテルからピックアップする方式)
参加者の殆どが外国人でした。
このホテル「エースイン松本」は駅からすぐだし、こじんまりしたビジネスホテルですが、ロビーには自由に飲める珈琲・お茶マシーンもあり、部屋も大きめの寝やすいベットで良かったです。
朝食はバイキングです。パンは松本で歴史ある「SWEET」のもので、どれも美味しかったです。特にクロワッサンが素晴らしかったです。でも、冷えてるので、隣においてあるオーブントースターで温めないと、あの素晴らしさが味わえないのですよ。使ってる人、ほとんどいなかったのが残念。私も最初の2口くらいは冷たいまま食べて、途中で温めたら、全く別物の様に美味しくなったから・・。
ただ、和食はサバの味噌煮(小さいけど柔らかくてすっごく美味しいです。)と卵焼き、切干大根位しか無くて、ちょっと淋しい感じ。でも、昨晩の無料温泉サービス付きで、1泊2人で12000円位は良いですねー。
明日の後編に続く
後編はこちら
東京の人は良いですね、地理的にも交通事情的にも中心ですから、どこに行くのも近い。
広島から東北はやっぱり遠かった(笑)。
奈良井宿、良いですね。私も古い町並みは好きなので、旅行の時は必ずのようにそうした町に立ち寄るのですが、今回は無し。代わりに娘の要望で旅程に組みこんだ遠野が、町並と言うより盆地全体の佇まいが素晴らしく、印象に残りました。
東北旅行にご家族一緒に行かれていたんですねー。
いやいや、私は田舎に住んでいるので、東京駅とかに出るまでに2時間くらいかかるんです。まず、そこに行くまでが大変です
人にもよりますが、自分の住んでいる場所の近くって、何時でも行けるのと、良さを感じにくく、遠い処の方が行ってみたい魅力を感じたり・・・
私は広島に、ずっと行きたくて、遠いけど行きましたよ。(他にも行ってみたい場所は数多くあれども、トップに行きたい処だったから)
東北は、北海道育ちの私にとっては、結構近くて、子供の頃、旅行や修学旅行で行ったっきりですが、カルチャーショックが無かったんですよ。似ている部分が多かったのかな。
でも、こっちに住むようになってから、銀山温泉とか大内宿に、もの凄く行ってみたいと長年狙っています。
遠野ってところは名前くらいしか知らなくて、検索したら、とても素敵な処ですね!
子供の頃から住んでいる私の家は地御前という町にあります。地のおんまえ、地は宮島です。
宮島は島自身が御神体です。かつては世界遺産の宗像神社と同じく厳しい立ち入り制限があり、神職も住んでおらず、参拝者は地御前神社から遥拝していました。平清盛が厳島神社を造営後、地御前神社は遥拝所としての役割が弱くなり衰退し今は無住の社なのですが。
それでも厳島神社との結びつきは強く今も厳島神社が内宮、地御前神社が外宮とされ、厳島神社と地御前神社を御座船が管弦を鳴らしながら往復する管弦祭や端午の節句には厳島神社の高舞台で舞われる雅楽舞が地御前神社で披露されます。
そんな訳で、宮島はホームグラウンド。気候が良いと家内と二人、宮島に散歩に行こうか。。。ということになるのです。
中央線の各駅停車は本数が少ないんですよねぇ。JRのウォーキングも行きは良いけれど帰りは…で躊躇しています。
スーパーあずさ! 5月に行った時も松本駅で名古屋行特急しなのを待ちながら一度乗ってみたいなぁ、と隣のホームから羨ましく眺めました。
後編、楽しみに待っています(^○^)
地御前、地図で見てみました。宮島のすぐ側なのですねー。路面電車で、この辺りを通った時に、海が見えて、時々古い瓦屋根のお家があって、風光明媚で良いなあーって思った記憶があります。広島駅にも近く交通の便もよく、暮らしやすそうな良い場所ですね。
いいなあー!歴史ある、素敵な場所で生まれ育つなんて。
以前、こにさんちで、馬籠・妻籠の記事で、かの地の変化についてお聞きしていたので、今回は奈良井に行って正解でした。感謝です!
>特急しなの
私も、これに乗ってみたい!と思っていましたよ!
こにさんは、気軽に行ける場所にお住まいで羨ましいなあー。
まだやったことが無いのですが、18きっぷでの旅とか、一筆書きのぐるっと旅(東京~名古屋~京都とか滋賀とか~金沢~東京)っていうのをしてみたいと狙っています。
ちなみに我が家は築100年。
古民家と言ってもおかしくないかな。
得意のDIYでコツコツ修繕しながら住んでます。
http://blog.livedoor.jp/todo_23/archives/52241157.html
築100年のお家をご自分で修理やリフォームしながら、ずっと住み続けるなんて、最高です。
手先が器用で、工作や何か作ることがお上手なTodo23さん、ならでは、ですね。
お家も絶対に喜んでいるはず。
〉狩人「あずさ2号」って歌があって、当時北海道に住んでいたので、全く想像がつかない電車だったのですが、その名前だけは頭にずっとインプットされていて、今回初めて、あずさ7号ですが乗れて、微妙に嬉しかったです。
私もそうでした! ドラマティックな歌詞で想像を膨らましていますよねぇ~。
松本城は見学しませんでしたが、サリン事件の悲しい記憶まで負ってしまった松本に同情した事も思い出しました。
構内のトイレを利用した時に「冬場は凍るのでトイレットペーパーを置いていない云々」の注意書きに、九州っ子の私はびっくり
近くにあった資料館の館長さんに丁寧に応対してもらい、住んでいる人たちの温かさに触れ好印象を残し後にしましたよ。
夏に北アルプスですかー。いいなー、ベストシーズンですね!
その頃だとホテルも高いのよねー
白線流し
松本舞台なのですよね。残念ながら殆ど見ていないのですが(放映当時、育児がきつくてドラマや映画・読書など出来なかった時期でして・・)、スピッツが大好きなのと、名作ドラマなので、少し情報として知っています。この頃だと柏原崇君とか綺麗だっただろうなー。
長瀬君って息の長い良い役者さんですね。
あずさ二号に反応してくださる人がいるなんて、嬉しいです!
サリン事件で、大変な目に遭ったの、そういえば松本でしたね・・・。
北海道は、冬は水道管が凍って破裂するのを防ぐために、夜寝る時に水道管の元栓を閉めて寝てましたよ・・・。