前作も凄く面白かったですが、本作もさすが有川さん、と思わせられる題材と展開でした。4つ★~4つ★半
このシリーズ、これからも続けてもらいたいなー!
今回は、電車の中のマナーや、ポイ捨て、万引きという、身近なテーマについて書かれていて、誰もが共感出来るお話が多かったと思いました。
今どきの若いもんは・・or今どきのいい大人が!と、どちらの肩も持たず、両方について同等に書いていらっしゃいましたね。
1作目 お嬢さんで世間知らずな貴子がバイトに出るのですが、スローモーで回りがあまり見えてない貴子が苦労するという内容。
あ~~こういう人いるなぁー!と思いました。基本的にこういうタイプは忙しい立ち回り系バイトを選ばない方が宜しいかと思いますが・・・でも、良い人生経験になったのではないでしょうか。
早苗が、泣いている貴子にハンカチを貸して、その後バレンタインコーナーでラッピングの相談に乗り、その後祐希の部屋でそれを発見!貴子は息子の彼女=早苗と解ったけど、自分の胸に秘めている状況ですね
2話目 万引き常習犯の中学生。
★以下ネタバレ 白文字で書いています★
とっつかまえた後、書店さんが彼らをバイトさせ、書店さんの仕事と売り上げについて身を持って体験させ、最後そのバイト代14000円だっけかな?を使って、少年が漫画を買った、というオチが、素晴らしく後味良くまとめていて感心しました以上
3話目 ノリさんと満佐子さん と早苗とユウキ
満佐子さんが「こんなに年取ってから、正義の味方に助けてもらうなんて、ちょっと素敵なドラマチックが降ってきたみたいで楽しくなっちゃったのよ」と、ノリさんLOVEになり、良い感じになりそうかなぁ~と思いきや、お年頃で受験を目の前に控えた早苗の心境は2人を許せるほど寛容ではなく・・・。模試の成績も良くなかった事から、ユウキにあたってしまい・・・。
満佐子さんって、良い感じの人なので、遠距離になってもノリさんちと交流が切れずに続いて、めでたく数年後結婚でもされると良いなぁ~と思ってしまいました。
4話目 ポイ捨てや、ゴミのマナーについて
生ゴミを捨てようとしたオバチャンに、ユウキが、今回はそのゴミこちらで頂きます~その代わり今度からは勘弁してくださいね。と、一端折れて愛嬌良く、うまくその場をまとめた処とか、やるなぁ~!と思いました。こういう才能って世の中を丸くしてくれるし、今後も仕事をしていく上でのユウキの凄い長所ですよね。
5話 シゲとその息子の話
6話 剣道キヨさんの奥さんの芳江が、初恋の人だったという松木さんというおっさん含む別の3人組が現れる
好きだよと言えずに初恋は、
私が断っても、彼が強引に連れだしてくれたらいいのに。←ここ女心ですねぇ!
9回裏、逆転サヨナラホームラン。
この少年は、ただもんじゃない・・・もしや「植物図鑑」の??と、読みながら疑っていました。読み終わって解ったのですが、あの2人の子供なのねー!?納得。
「お別れする人には、花の名前を教えておきなさい。」
潤子は、「三匹のおっさん」の早苗の友人で登場していた子の小学生時代という設定なんですね。前作では、早苗にユウキを紹介してって言って来た子で、怪しい写真撮影で、どうのこうの~という・・。
あとがきで有川さんが書かれていた事は、先日読んだ東野圭吾さんの「歪笑小説」でも書かれていたことでした。売れっ子作家さんが、将来の作家さんを・・・、未来への投資というところ。
三匹のおっさん ふたたび 有川浩/ 2012年03月
最初の方に、前回のあらすじのような感じで、挿絵を描かれている須藤真澄さんのマンガがあります。 有川さんの小説の中に、こういう登場人物を漫画で書かれている作品がありますが、私はそういうの特に無くても良いな・・・
有川浩
「三匹のおっさん」感想
シアター!2
「県庁おもてなし課」 「ストーリー・セラー」 感想
植物図鑑
キケン
シアター
「フリーター、家を買う。」恋愛部分は無い方が・・・
「レインツリーの国」 「ラブコメ今昔」感想
阪急電車
1コ1コの題材も普段「ありゃ、ちょっと迷惑な人だな」みたいな感じのが多くて。
それを上手く解決してくれるおっさん達と孫息子にはスカッとさせられます♪
ユウキと早苗の恋も気になるし(応援
とても面白い作品でしたが、テーマが現代の社会問題になっているものばかりで結構気持ちが暗くなることもありました。
それでも3匹のおっさんたちや祐希の頑張りで前向きな終わりになって良かったです。
祐希と早苗のカップルも可愛かったです。
そうそう、こういう迷惑な人、いるよなぁ~、って、にがにがしい気持ちで読みました。
マナー違反を他人からとがめられると、逆ギレするから、始末に負えません・・・。
オッサン達は、ストレートに怒って来る感じだけど、ユウキはそのあたり、とても上手く対応していたので感心しました。
早苗と大学に入ってからも、ずっと続くと良いな~と私も応援しています。
>現代の社会問題になっているものばかりで結構気持ちが暗くなることもありました。
そうなんですよね・・・。オッサン達みたいな、正義の味方であっても、相手が悪いと、刺されてお終い・・・みたいな事もある状態ですもんね・・・。
お話にも出て来ましたが、注意する側が、腕っぷしが強かったり、武道でもやってない限り、なおのこと・・。
祐希と早苗のカップル、私も応援しています。
もし2人が結婚するような事になったら(気が早いけど(^^ゞ)お姑さんと早苗は仲良くやって行けそうだし、親類つき合いという点でも、双方の家バッチリですしね。
身近な問題だけに、私のまわりにこんなおっさんたちがいたら、心強いのにって思いました。
年をとっても自分は若いと思っている人ってたくさんいますよね。
電車の席の話など、祐希の言葉に納得。
身の程を考えるということも必要になってくるのだと思いました。
本当ですね、こういうおっさん達がいてくれたら、子供達とか若い子達とかにも良い影響与えてくれそうです。
是非私の街にも欲しいなー。
そうなんですよね・・・
座席譲る件は、私も以前やんわりと断られた経験が何度もあります・・・。私はそれで嫌な気分にはならなかったのですが、若い子が勇気を出して声をかけたのに、断られると、がっかりするかもしれませんね・・・
自分が譲られる年になったら、遠慮無く座っちゃおうと思います。
ユウキ君、なかなかどうして良いヤツですよね。
「おっさん」という言葉に敏感になってしまいました。
実は横浜市役所で建築職として働いているのですが、先日、勤続20周年表彰という表彰状をいただきました。表彰状より現金くれぃと思いましたが。(笑)
ま、おっさんは、おっさんで悪くないし。20代女子から、結構、話しかけられたり、助けてもらたり。もう、おっさんになると、警戒心すら持たれませんので、優しく話を聞いてほしいだけで、その先は、何もありません。
しかし、音楽番組を見て、AKB48を見て、今どきの若い者は、こんなの見て楽しいのだろうかと、時々、思います。小室ファミリーや、モーニング娘は、みんな歌もダンスも良かったのに。
でも、私も高校生のとき、おニャン子クラブとか好きだったし、特に国生さゆりが好きでした。私がAKBを見て、「最近の若者は」と思ったように、私も若い時は「近頃の若者は」と言われていたんでしょうね。しかも両方、秋元康ですね。
ちなみに、そんな秋元康さんでも、「歌が上手すぎて、私の実力では生かしきれない」と、オーディションから、落とした人がいるそうです。それが、Salyuだそうです。別のプロデューサーを紹介し小林武史のプロデュースでデビューし、小山田圭吾と組んでのSalyu×Salyuのプロジェクトは、私の超お気に入りです。
だいぶ話が脱線しました。
「今どきの若いもんは・・or今どきのいい大人が!と、どちらの肩も持たず、両方について同等」というのは、いいですね。
私も就職したとき、先輩に「このベテラン職員達やるきがない、使えない。」と思っていましたが、今、若い人に「このおっさん使えない」と思われているかも。「中年老い易く学成り難し」です。。。。。
そうかぁ、長年、hideさんが公務員的な位置での、建設関係のお仕事されているのは知っていましたが、横浜市役所だったんですね。
素晴らしい~
ところで、「近頃の若者は~」は、ついうっかり口にしたりして、後から、アワワ・・・ってなることが私もあります。
みんなが同じじゃないのにね。
自分も若い時、年上の人たちから言われてて、今は言う側になって
ところで、私は小室ファミリーや、モーニング娘、おニャン子(もうその頃、私社会人だったせいかな・・)、AKB、どれもあんまり好きでは無かったです。
でもピンクレディーは学校で友達と踊ったり好きだったなぁ。
国生さゆり、私も一番可愛いと思っていました。あと、秋元さんの奥さんになった人も。
まさかあの国生さんが、今、ああいう人になるとは全く想像もしてなかったし、マリナちゃんは、むしろおにゃんこの時よりもその後の方が素敵になられた感じですね。
Salyuの過去のことは全然知らなかったです。興味深いお話を教えてくださって、ありがとう
私も彼女の歌、好きです。歌い方や声に、すごく特徴がありますよね。
昔、娘と彼女の歌声真似?をして、遊んだ時期がありました。