
祖母姫、ロンドンへ行く!
お友達から、この本のことを聞いてリクエスト。
その時点で図書館の待ち順番が凄い事になっており・・・やっと今届いた次第です。
面白かったです!
凄くリッチな旅にびっくり。代金を用意してくれた親類はじめ、一族皆お金持ちなんだろうなあ、、、祖母の様子がセレブな我が儘マダムな感じで、おぉ・・・って感じでしたが、なかなかキャラが立ってる個性的なおばあ様で。でもお供をする主人公が普通の人だったし、ツッコミも効いていて、微笑ましく読ませてもらいました。
読んでいくうちに祖母姫の名言や行動等で印象が段々変わって来ました。
あと、メインの2人旅以外の部分なのですが、ファーストクラスのCAさんや、ロンドンのホテル・お店のスタッフさんたちの素晴らしいおもてなしの心意気や対応に頭が下がるというか、その仕事ぶりの立派さに尊敬のまなざし!
今はもう祖母は亡くなられており(結果的に最後の大名旅行)、当時90年頃の日本の勢いがあった時代でもあり、主人公にとってこの旅行が懐かしく良い思い出になっているというのも良かったと思いました。
何故今これを書く?という感想をネットで多く見かけましたが、私はこれが現在とか、わずか数年前ではないというのが、むしろ良かったのかな?と少し思いましたよ。
★以下ネタバレ★
後半、ホテルのバトラーのティムが、夜中にこっそり(バレたら解雇されるのに)双子の兄に車の運転を頼み、主人公の大切な人がいるブライトンまで送迎してくれるって、どんだけ親切なのよ?ありえないー!
今現在はティムはどうされているのかな?
その恋人という枠を超えた存在の大切な人っていうのは椹野道流さんの夫(20年前に英国人とご結婚されているそう)なのかな? 以上
あと印象に残った処では、美術館でうるさくしていた小さな男の子に、小さなジェントルマンであれと笑顔で言った美術館の女性。
素敵ですねー、こういう叱り方が通じる英国って良いなあ!
いつも綺麗にしていた祖母姫、その心意気、孫へのアドバイスなど、なかなか伊達に生きて来たわけじゃないなーって感じる処が色々ありましたよ。
食欲旺盛で沢山食べられて、ぐっすり眠れる祖母姫、孫娘も夜中に抜け出して遊びに行くパワーがあるし、丈夫で健康でパワーのあるDNAをお持ちの系統で羨ましい限り。
椹野道流さんって沢山の小説を出されていたのですね、知りませんでした。
医学部を卒業され法医学や研究もされ、小説も一杯書かれていて凄いわー。
祖母姫、ロンドンへ行く! 2023/4/20 椹野道流
祖母と孫娘の、笑って泣ける英国珍道中
正月の親戚の集まりで英国留学の思い出話を披露した孫娘(著者)に、祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する5泊7日の豪華イギリス旅行が決定
果たして著者=《秘書孫》は、強くてキュートな《祖母姫》を満足させることができるのか?
カバー装画は、『90歳セツの新聞ちぎり絵』の木村セツさんが担当。
お友達から、この本のことを聞いてリクエスト。
その時点で図書館の待ち順番が凄い事になっており・・・やっと今届いた次第です。
面白かったです!
凄くリッチな旅にびっくり。代金を用意してくれた親類はじめ、一族皆お金持ちなんだろうなあ、、、祖母の様子がセレブな我が儘マダムな感じで、おぉ・・・って感じでしたが、なかなかキャラが立ってる個性的なおばあ様で。でもお供をする主人公が普通の人だったし、ツッコミも効いていて、微笑ましく読ませてもらいました。
読んでいくうちに祖母姫の名言や行動等で印象が段々変わって来ました。
あと、メインの2人旅以外の部分なのですが、ファーストクラスのCAさんや、ロンドンのホテル・お店のスタッフさんたちの素晴らしいおもてなしの心意気や対応に頭が下がるというか、その仕事ぶりの立派さに尊敬のまなざし!
今はもう祖母は亡くなられており(結果的に最後の大名旅行)、当時90年頃の日本の勢いがあった時代でもあり、主人公にとってこの旅行が懐かしく良い思い出になっているというのも良かったと思いました。
何故今これを書く?という感想をネットで多く見かけましたが、私はこれが現在とか、わずか数年前ではないというのが、むしろ良かったのかな?と少し思いましたよ。
★以下ネタバレ★
後半、ホテルのバトラーのティムが、夜中にこっそり(バレたら解雇されるのに)双子の兄に車の運転を頼み、主人公の大切な人がいるブライトンまで送迎してくれるって、どんだけ親切なのよ?ありえないー!
今現在はティムはどうされているのかな?
その恋人という枠を超えた存在の大切な人っていうのは椹野道流さんの夫(20年前に英国人とご結婚されているそう)なのかな? 以上
あと印象に残った処では、美術館でうるさくしていた小さな男の子に、小さなジェントルマンであれと笑顔で言った美術館の女性。
素敵ですねー、こういう叱り方が通じる英国って良いなあ!
いつも綺麗にしていた祖母姫、その心意気、孫へのアドバイスなど、なかなか伊達に生きて来たわけじゃないなーって感じる処が色々ありましたよ。
食欲旺盛で沢山食べられて、ぐっすり眠れる祖母姫、孫娘も夜中に抜け出して遊びに行くパワーがあるし、丈夫で健康でパワーのあるDNAをお持ちの系統で羨ましい限り。
椹野道流さんって沢山の小説を出されていたのですね、知りませんでした。
医学部を卒業され法医学や研究もされ、小説も一杯書かれていて凄いわー。
祖母姫、ロンドンへ行く! 2023/4/20 椹野道流
祖母と孫娘の、笑って泣ける英国珍道中
正月の親戚の集まりで英国留学の思い出話を披露した孫娘(著者)に、祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する5泊7日の豪華イギリス旅行が決定
果たして著者=《秘書孫》は、強くてキュートな《祖母姫》を満足させることができるのか?
カバー装画は、『90歳セツの新聞ちぎり絵』の木村セツさんが担当。
共感してもらえて嬉しいなー
ただ草村さんを最近ずっとお見かけしていないので、変わられていたりするかな・・・
シャルウィーダンスって、結構昔ですもんね、ちょっと前みたいな感覚でいたけど・・・
草笛さんといえば、最近こちらで「結婚できない男」阿部寛の、再放送をやってるんですが、なんと!2006年作品なので、約20年も前!。
そこに草笛さん出演されてるんですが、あまり変わってない・・・
一見かわいいだけのレディに見えるのに、というイメージ、草村さんぴったり!
コメントありがとうございます。
今日はとても温かいです。そちらもかな?
いやー、こういう旅行記って貧乏旅行が多いので、ゴージャス旅行なのって初めて読んだかもしれません。目新しさを感じましたよ。
イギリスは行った事が無いのですが(行ってみたいとは思っていましたが)、より好印象に傾きました。多分もう行けないと思いますが・・・
>仕事に誇りを持っている
それです! 前に東野圭吾原作の映画で、マスカレードホテルでしたっけ?長澤まさみさんが出て来るやつも感心しましたが、この英国のホテルのスタッフさんも凄かった!
確かに英国マダム、クセ強レディが多そう。
面白い小説でした!
実写化されるなら『Shall we ダンス?』のたま子先生役をやった草村礼子さんなんかで見てみたいなーって思います。
でも宮本信子さんや草笛さん等がやりそうな予感。
題名がまずいいし、とてもテンポのよい文章で、時代もイケイケだし、読んでてゴージャスな気分にさせてもらいました。
こういうホテルマンのお仕事って、とても忍耐があって、クレバーな人でないと出来ないでしょうが、何より仕事に誇りを持ってるんでしょうね。
イギリスって祖母姫なみのクセ強レディが多そうなイメージ。海千山千の紳士とか。