永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢 (2007/11/21)
これも表紙借り(^^;です。井上雄彦さんの絵にソソられてしまったのと、不死の孤独な流れ者戦士が主人公
しかも作家は重松清さんといえば、これは借りなくてどーする?と思って、リクエスト早々にしたので、すぐ回ってきました。
読み終えて、一番強いテーマとして感じたのは、「戦争の愚かさについて」でした。幾つもの話で何度も書かれており、強いメッセージ性がありました。重松さんらしい小説だな~と思いました。
ただ、短編が31も有るとなると、当然ですが、どれも短いので読みやすい反面、ちょっと物足りなさを感じるお話もありました。 そもそもが、ゲームに使われている部分?の断片なエピソードを集めた本とのことで、仕方ないけれども、個人的には、このテーマで長編でガツンと書いて欲しかったかな。8つ位の短編に減らしたら、その分、一つの話が約4倍の長さ書けたわけで。
この本の中で、印象に残ったのは、「グレオ爺さんの話」(靴屋のオヤジの話)、「さらば、相棒」(重松さんらしい作品)でした。
そうそう・・、カイムという名前が、読みながらつい、「カムイ」になっちゃって 焦る自分がいました。イメージ的には、私の大好きなカムイのイメージに近かったのもあって・・。
カムイ外伝☆テーマ曲試聴と、サスケ等
内容紹介 amazonより
「いつか、どこか」の世界を舞台に書き下ろした壮大な叙事詩。
主人公は1000年の長きに渡って生き抜いてきた不死身の戦士、カイム。
戦乱の世を憤り、ときに嘆きつつ、カイムは短い命を精一杯生き抜く人々に、慈しみの目を注ぐのです。この作品には、重松清という作家が書き続けてきた生への素晴らしい賛歌が唱われています。『ファイナルファンタジー』の生みの親・坂口博信氏がゲーム『ロストオデッセイ』のために著者に「主人公の心に眠る千年の記憶」をオファー、キャラクターデザインを担当した井上雄彦氏(『バガボンド』著者)が本書のカバー画も描き下ろしています。
井上雄彦さんについて以前書いた記事
「water」「墨」井上雄彦 痺れるほど格好いいです!
バガボンド好き! 世界各国画像集め
重松清さんの他の小説の感想
きみの友だち、流星ワゴン
グレオ爺さんのお話、好きです~。
あとは、西から東へ旅するお話も、印象に残っています。
物足りない~、って思うけど、まあ、それはそれ、ですよね、きっと。
それだけ、奥が深いエピソード満載ってことで。
コメントありがとうございました~~
わおっ!あっきさんも、カムイが浮かんでいただなんて~~!そんな処も同じだなんて、嬉しいです☆
イラストが表紙と最初の薄紙にだけだったので、もっと、せめてあと2,3個は、見たかったな~と贅沢な事をちと思ってしまいました。
だってどうせカムイからカイムって名付けたんですもん。
昔から、私はアイヌの事に興味があって、色々読んでるんでカムイっていう言葉に愛着があって。
今はもう、どうしても、「カラマーゾフ・・・」を読みたいのに、子供がうるさいんで、こういう短編はあしらいながら読めるんで有り難いです。
何て言うか、こういうのって、スケッチだから、新人が練習してるみたいで気楽に書かれているような感じがして、こっちも楽に読めますね。
私は井上さんのアジア人っていう感じの一重まぶたをすっきり美しく描くとこが好きですね。
バガボンドなら、小次郎の美しさっていうか。
でも、エビちゃんと富永愛とどっちになりたいかって聞かれたら、エビちゃんって思いますけど。
ところで、昨日、私、フランソワーズ・サガンとフランソワ・オゾンと書き間違えたような・・・あと、森田芳光を義光って書いたような。
> 昔から、私はアイヌの事に興味があって、色々読んでるんでカムイっていう言葉に愛着が
おおお~!そうなんですか。カムイコタンとか、カムイワッカの滝だの、北海道には一杯カムイって名前がつく場所あるんですよ。
そういえばね、昔アイヌの血が混ざっている男の知人がいたんです。その人はモデルさんみたいに男前で、雑誌などにも載ったりしてたんです。(ラテン系の血が入った様なハーフに見える)でも、小さい頃、イジメられて色々苦労したらしいんです。凄く陽気で性格も良い人だったんだけれど・・・。
> 私は井上さんのアジア人っていう感じの一重まぶたをすっきり美しく描くとこが好きですね。小次郎の美しさっていうか。
ふふ~~(*^_^*) 解ります、うん♪ 私はそういうの大好きです。でも、武蔵・たけぞうみたいな濃いタイプも、あと死んじゃったけど、遊び人の華奢で美形剣士の人(お兄ちゃんの方)も好きだな~。
井上さんって、一種類じゃない、色々な種類の美男描いてくれますよね。私好みのルックスの人がワラワラ出て来るので、凄く好きだわ~~^^
> でも、エビちゃんと富永愛とどっちになりたいかって聞かれたら、エビちゃんって思いますけど。
ぶははは。なるほどねー
> ところで、昨日、私、フランソワーズ・サガンとフランソワ・オゾンと書き間違えたような・・・あと、森田芳光を義光って書いたような。
大丈夫です!この前書きましたが、ちゃんと伝わってましたよ
北海道はさぶいので行けませんが。
常々、アイヌのことをもっと子供達に知って欲しい、アイヌの世界を児童文学として、「オオカミ族の少年」位の長さのものを文化人類学を学んだ方が書いてくれないかな、って思うんですよね・・・
「オオカミ族の少年」といえば、3巻までは読んだんですよ~。牧場主さんも、お読みになられましたよね?
3巻は感想アップしなかったけれど、面白かったですよ。でも、1,2ときて、3と、長編に同じ雰囲気で続いて来てるので、最初読んだ1巻より、感動が薄れて来ちゃったかな・・・。私みたいな人は、一気に続けて読んだ方が良いのかな~
「オオカミ族の少年」はね、私も一気に読みたかったですわ・・・私何でも忘れるんですよね・・・
ところで、いや、あのね、「隠し砦の三悪人」のポスター見ました? んもう、井上さんの描く松潤!! 感想はちょっと、とにかく驚きで・・・
プレゼントの準備万端でしょうか?
やっぱり、牧場主さんも、続けて一気に読みたかったって思われていらっしゃいますかー
いや、途切れ途切れに1巻づつ読んでも面白いんだけれど、次の巻を読むまでに、つい前回までの内容や、あと読んでる自分の気持ちの盛り上がり?みたいのを、忘れちゃって、またゼロから読むって感じが、もったいないな~って思って。
ところで!!!!!
「隠し砦の三悪人」のポスター、牧場主さんからの今、このコメント見て知って、さっそく見て来ましたよっ!!
しゅてき~しゅてき~~~です!!
いつも牧場主さんから、いち早く色々な情報を教えて頂けるのが、とっても嬉しく・助かります~
まあ、ぶっちゃけていえば、どっちがかっこいいのか、っていう・・・
あほですね・・・暇ですね・・・
今日は、仕事先で、作家のサイン会があり、ノルマに達成しなかった為、サクラをやらされました・・・時間を振り分けたにもかかわらず、今、あの、いまいましい、キラキラした四角い物体、そう、携帯! みんな持ってるでしょう、いちいち、作者と撮りやがって、ぐぬー!! イケメンじゃないから、もお、ええじゃん、私、給料出ないのに、休みに来てるんやて、しかも、私、興味ないんやて、って思いながら、一時間半並びましたよ、んで、やっとこさ、並びながら「カラマーゾフの兄弟」を読み終えましたよ~、もう、家事と大掃除の合間に、私はやり遂げましたで!!
あの人って、格好いい人と、ブな人との差が激しいというか・・・中間くらいの人が少ないというか。
サイン会のサクラ?そんなのやらされちゃうんですかー? 待ったのはまさか外じゃないでしょうね・・?
大変でしたねー。でも1時間半待ってる間に、本を読んでるっていうのが、牧場主さんらしい
遂にカラマーゾフ制覇ですね