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「魚神」以来、千早茜さんの本を、読み続けています。
一番最近読んだ「あとかた」も、その前に読んだ「森の家」も、どことなく似た風合いが漂っている不倫恋愛のお話でした。
短編の連作形式。登場人物がリンクしています。この連作方式というか、とても上手だな~と思います。
文章も上手だし、読みやすいです。
つかみどころのない中年男性と肉体的関係で繋がってる関係とか、女性はMっ気が強い登場人物とか、千早さんお好きなのかな。
どちらも面白く読んだのだけれど、こういった現代の不倫のお話は、あまり私の好みのタイプの題材じゃないので、また違った感じのお話も今度書いて欲しいなー。
今度はまたファンタジックな世界のお話とか待ってます!
「あとかた」(2013/6/21)
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「森の家」
どこか、ひょうひょうとした感じのお話。
家族というか、同居人というか、不思議な感じの関係。
1年前に読んだので、もう結構忘れちゃった・・・
千早 茜内容(「BOOK」データベースより)
互いのことに深く干渉しない。その暗黙のルールは気ままな私が作っているのではなく、佐藤さんの微笑みが作っている―。30過ぎの美里と、ひと回り歳上の恋人・佐藤さん、その息子で大学生のまりも君。緑に囲まれた家で“寄せ集めの家族”がいとなむ居心地いい暮らしは、佐藤さんの突然の失踪で破られる。それは14年前の、ある約束のためだった…。
千早茜 / 2012年07月12日発売
千早茜
「あとかた」「森の家」
「からまる」「おとぎのかけら 新釈西洋童話集」
魚神
カキコありがとうございました。
確かに最近不倫ものが多い気がします。
読んでいて面白かったりするのもありますが私も好きではないのであんまり続いてほしくない内容です。
「あとかた」は後半に登場するサキや松本の章が好きでした。
2人とも不器用でイライラしながら読みましたが、これから良い関係になっていけばいいなと思って読み終えました。
そうなんですよね・・・不倫もの、多いって、やっぱり苗坊さんも思われましたか。
まっとうな?(何がまっとうと言うのか・・・わかりませんが)恋愛ものだと、小説にし難かったりするのかな・・・。
いずれにせよ、次回作も楽しみにしています。