「82年生まれ、キム・ジヨン 」感想 チョ・ナムジュ

日本もこういう問題が多いけど、韓国も酷いね・・・。
日本よりキツイかも・・・。

90年代前半や、少し前の80年代までがあまりに男女格差、差別がはなはだしくて驚きでした・・。
つい最近（20年位前）やっと少し法も変わったり、世間での考えが変わって来たばかりなのね・・。
でも、こうやって、この本がベストセラーになり、話題になっているというのは良い事ですね。

小さい頃から頑張ってきたキム・ジヨンが就職し、そこの中でも同期の男子よりも6割程度の賃金しかもらえず、土日も出勤するほど頑張って来て、難しい企業を任され、仕事も出来ていたが、そもそも、その相手にするには厳しい企業をあてがわれていたのも、女性だったから、というのが後に解る処では脱力しましたね・・・。
同期の、彼女らよりは仕事が出来ない普通男子が、これから期待される企画の役職に就けて、彼女らが落ちた時、それらが解るのだけど・・・。

そして、ジヨンのお母さんも逞しい！　財テクと頭の良さ等。
韓国の女性は強い

この本を買って読んだ男性が、自分の小さな娘がこれから、こんな苦労をするようになって欲しくないと思って・・・というのが、印象に残りました。

それにしても、日本と韓国と違って、中国では女性進出とか女性の立場とかが、結構認められているみたいよね・・。

82年生まれ、キム・ジヨン
チョ・ナムジュ (著), 斎藤真理子 (翻訳)