
「ララピポ」とは「a lot of people」を早口で言った際にそう聞こえたからだそう。
奥田さんの作品ってことと、今度映画化されるということと、タイトルが印象的なのに惹かれて予備知識ゼロ状態で図書館にリクエスト。届いて表紙にビックリ


これを映画化するの??というのが正直な感想。しかも監督は、現在「パコと魔法の絵本」が上映中の中島監督。
一番面白かったのは、ラストの玉木早百合のお話。良いようにされてるようで、実はしてやったり


それにしても、こんな風に酷い扱いを受けるのに慣れているなんて悲しいなあ・・・。3人の郵便局員の男らはじめ、この小説に出てくる男の多くが、情けない人達ばかりで、読んでいて痛すぎた。この3人の郵便局の男らは、昔の北野武映画に出て来そうな人達だったな

それにしても、作り話しだって!と自分に言い聞かせても、やっぱり気分が良くない部分がある小説だったなぁ。


それと反する様に、女子高生なら誰でもOK!みたいなオジサン達(もちろんコレも小説の上の事とは重々解っているし、世間の男性がみんなそうだとは思わないけど)もイヤ

と、文句ばっかり書いたものの、でも楽しく読みました。

1話目の上の階に住む男の家の音を盗み聞きするのが生き甲斐の男と、隣の家の無駄吠え犬にムカつくカラオケ店員の男っていうのが、どちらもご近所の音というのに基づいているんですよね。全てのお話が、実はうまく繋がっている方式のスタイルで、特に最初の男と最後の早百合の話は、こういう風だったんだ~っていうのが最後に解って、可笑しかったです。
映画では、成宮寛貴、中村ゆり、村上知子ほかが出演となっていて、成宮・村上(最近痩せちゃったからマズイんでは?もっと凄く太っている人の方が良いと思うけど・・)はだいたいどの役になるのか推察が出来るなw
(内容・あらすじ)
対人恐怖症のフリーライター、杉山博。NO!と言えないカラオケBOX店員、青柳光一。AV・風俗専門のスカウトマン、栗野健治。文芸コンプレックスの官能小説家、西郷寺敬次郎。専業主婦にして一応AV女優、佐藤良枝。デブ専裏DVD女優のテープリライター、玉木小百合。彼らが織りなす艶笑コメディー。
家日和
小説「サウス・バウンド」の感想
ウ~ン、どういう風に映像化するんだろう。
見てみたいような、見たくないような。
内容紹介に「爆笑小説」とか「艶笑コメディー」とあるんですね。
でも、読んでいてそんなに笑った記憶はないです。面白いのは面白いけれど、爆笑とかコメディーというのとはまた違う面白さという感じでした。
私も映像化、微妙だなあ・・・。特に見てみたいとは思わないかも・・・。
ただ、この題材を、下妻物語とか松子、パコなどを撮っている監督さんが、どういう風に映画化するのかな?というのはちょっと興味あるかもです。
小説以上に面白いものになってたりして・・・。
しかも映画化って・・・
どうなるのでしょうね?
ちょっと楽しみなような気もしています。
私もしばらく前に読みました。私は、奥田英朗さんファンを自認しておりますが、でも、この小説の印象は「生理的に嫌い」。なんか、救いが無いなぁという感じでした。つかの間の現実逃避、どうせなら、救い無くドヨ~ンとした気持ちよりも、ちょっと元気になりたいなぁと思うのです。
latifaさんも「ガール」をお読みになっているようですが…あれは、いいですよね!短編では、他に、「マドンナ」や精神科医・伊良部シリーズの「空中ブランコ」「イン・ザ・プール」もおススメです。
それでは、また!
hitoさんの処は、めっきり涼しくなった事と推察です
ところで、この本、レビューを書いている方が少ないんですよね
この本をリクエストしている最中、hitoさんちでレビューがアップされているのだけはチェックして知っていたので、読んでまっさきに訪問しました~。
>「家日和」のあの章の嫌な感じと似ていたの解ります!
うわぁ~~い!!おりおんさんが随分前にレビューをアップされていたことに今気がつきました。そしておりおんさんの感想、そうそう、そうだよね~、うん、うん、と、勝手に一人で納得していました。
>生理的に嫌い
そうハッキリと~
ガールやマドンナとかの痛さと、このララピポの救いようの無い痛さとは違ったものですよね・・・
空中ブランコのドラマはかなり面白かったので、続きも作って欲しいです!釈由美子さんの看護婦役が超はまっててサイコー!!
あの~題名忘れたんですが、映画化された元過激派の一家が沖縄に移住する話は面白かったです。映画は観てないのですが・・・
中途半端な話ばかりですみません
また来て下さって、ありがとうございます~嬉しいです!!
1週間ほど旅行に行っていたので、お返事が遅れてしまって、本当にごめんなさい・・・
ねこぽんさんは、奥田作品を色々既に読まれているのですね。やっぱり空中ブランコを先に読むのがオツなのですね、私は失敗しちゃいました~。
そういえば、ドラマ版は、釈さんが看護婦さんをやっていましたっけか^^
そうそう、元過激派の一家が沖縄に・・は、サウスバウンドですね
私も凄く面白く読みました!
映画も見ましたが、小説の方が良かったです。
小説で出て来た居候していたお兄さん(おじさん)が、好きだったんですよ・・・。
映画版には、その人のエピソードが全くなかったのが残念でした。
ねこぽんさん、またいつでもお気軽に、おしゃべりに来て下さいね~~
lafitaさんは多分赤裸々な描写が苦手な方だと思うのですがどうでしょう・・家日和での若いセールスマンに妄想で欲情してしまう主婦の話は嫌、とあり、確かに主婦がみんなあんなふうに思ってるって思われたらいやですが・・
角田さんの小説は割と「部屋で性交をした」みたくあっさりしてるので、奥田さんの、このララピポみたいな生々しいのはうーむ、と思われているのでは、と勝手に考えてしまいました。
すみません、ララピポの感想です!読後感は正直痛く・・一応みんな生きてたみたいですが、どん底ですよね。(ラストまでみんな死んだと思ってました。)ゴミ屋敷の話は途中で気分が悪くなり、lafitaさんの「男なら誰でも良い」というのが嫌、というのがわかりました。
それでも見事な伏線、私が好きな連作短編集としては本当によく出来ていた、というので一気によんでしまいました。奥田さんの力量ですよね。
あのホストのせいでトモコはAV女優にまでなったけれど、2人の愛を信じたいかな。この本の唯一の救いでした。
長々とすいません。またお邪魔します!!
あ、最近見た映画、の題名の多さにほんとにびっくりです。よくあんなに観られますね!うらやましい!私もせっせと観ようっと
>赤裸々な描写が苦手な方だと
角田さんの小説は割と「部屋で性交をした」みたくあっさりしてるので、奥田さんの、このララピポみたいな生々しいのはうーむ、と思われているのでは
ピンポン!
細かい描写とか、そこまでかかんでも・・・とか思っちゃうんです。
エロ描写が全く受け付けないのではなくて・・・。なんかこれはいやだわ~~ってのがあったりします
>ラストまでみんな死んだと思ってました
ぶははは!!!確かにどん底だったので、そう考えちゃうのも解ります。
>あのホストのせいでトモコはAV女優にまでなったけれど、2人の愛を信じたいかな。この本の唯一の救いでした。
映画ではどんな風に描かれているんでしょうかね・・。 そういえば、ここの2人の部分だけは、もしかしてこの後も・・っていう救いがありましたね。
いや~映画ですが、そんなに一杯は見ていないんですよ・・。最近は殆ど家でレンタルDVDとかばかり見ています。今、見ているTVドラマが少ないので、その分、映画を見れる時間があるってだけかも・・。
本当は映画館まで行って見たいのですが、なかなか面倒で・・。家の近所に映画館があったらなぁ~と思ってます・・・