レンタルビデオで借りて見ました。
「山の郵便配達」に映像とか雰囲気が若干似てるな~と思いましたが、内容は全然違っていました(当然だけれど)
風景は、すごく綺麗で、山水画の様な緑と嶮しい山、霧、階段など映画館で見たらさぞ素晴らしかっただろうな~と思いました。
何というか、まあ普通に面白く見たのですが、あまり感動!とかはなくって、でも最後の方の展開は、ちょっと意外で(一番下のはるか下にネタバレ書いてます)良かったです。そこの部分があったからこそ、見終わった時に結構良い映画だったな~と思いました。
同じ日に、「山の郵便配達」の監督フォ・ジェンチィの次の作品「ションヤンの酒家」も見たのですが、比較すると、こちら「小さな・・」の方が私は良かったです。写真クリックすると「小さな中国のお針子」の公式サイトへ飛びます。
これ、偶然「故郷の香り」ととても雰囲気が似たショットですよね♪
主人公の女の子(ジョウ・シュンさん)が、永作博美さんを細面にした感じで声まで少し似ている気がしました。中国の若者の中ではチャン・ツィイーを凌ぐ絶大な人気を誇るんだそうですね。最近では、『ふたりの人魚』という映画で評判だそうです。私はチャン・ツィイーの方が好みです☆
男性2人は、どっちもハンサムな人でした。明らかにこの村で異様に浮いてます。
ルオ役の青年は、今風な外貌で安藤政信君っぽく、マー役の方は「山の郵便配達」にも出ていたので、なんだか一瞬かぶってしまいそうな錯覚になる時がありました。なかなか2人とも合っていて良かったです。
この監督さんは学生時代より長年フランスに住んでいる方だそうで、フランス的な感覚を持っている様で、外国人が撮影したアジアって雰囲気がありました。また、この脚本原作は、実際にこの監督さんの体験も混じっているベストセラーだったそうで、それを聞くと、この監督さんは果たしてどっちの青年の方だったのかな・・・と思いました。私のカンでは、マーの方だったのかな・・?なんて思っていますが、ご存じの方いらっしゃったら是非教えて下さい。
内容的には、1971年中国、文化大革命の中、医者を親に持つ「マー」と「ルオ」2人の青年が、反革命分子の子という事で再教育の為に山深い農村に送り込まれて、過酷な農作業や炭坑仕事。
ある日、美しいお針子に出会う。一目惚れしたルオは、文盲の彼女に外国文学を読んで聞かせてあげて・・・同様に口には出さないけれど、マーも彼女に思いをよせていた・・・というまあ途中までは、そういう内容です。
監督、脚本、原作:ダイ・シージェ(載思杰)
出演:ジョウ・シュン(周迅)/チュン・コン(陳坤)/ワン・ツァンバオ(王双宝)他
★この下ネタバレ★文字反転して下さい
いきなり最後の方で、現在になるのには驚きましたし、そしてそこからが一番私は
面白かったです。
年を取った2人の男性が、凄く良かったです・・・そこだけは、じ~んと来ました。そして、あの村が水の中に沈んでしまう・・・そんなラストが待っているとは全然知らなかったので、ここもガーンと来ました。そして何年後・・・の部分がなかったら、この映画は、綺麗な映像と風景しか心に残らない映画だったかもしれません。
それと、黙って本を盗むのはやっぱりイカンと思います・・・
中絶もさらっと描かれていましたが、う~~ん・・・ちょっとなあ・・・
あと、「こやし」運ぶ・こぼす等のシーンが何度も出て来ましたが、ちょっと見るに耐えなかったです。ちょっと嫌でした。ネタバレ終了
お針子さんって所に妙に興味が・・・あれ?
中絶ね・・・大陸から来た中国人と話していると、切実なんだなって思う・・・良いか悪いかでは済まされない現状があるんだなって・・・
なんとなくタイトルに惹かれちゃいました。
>明らかにこの村で異様に浮いて…
これって、よくありますよね~。
永作博美さん、ラブレターのスエさんとも少し似ているような…。永作博美さんってしばらく見てないなぁ。
私もこの映画見たいなーと思いつつ・・・です。
文革の時のお話ってのは知ってたんですけど。
なんか中国映画ってどうしても文革がからんでくるようですね。ってゆうか、「今総括する」みたいな感じがします。
韓国も軍政権時代を振り返る映画が出てきてるし、「その時代があるから、今がある」っていう捕らえ方なのかなあ・・・なんて思ったり。
日本は・・・過去と向き合わず、「過去は過去、今は今!」っていう気がする。そこらへんから歴史認識が食い違ってくるんでしょうね。
なんせ歴史の授業で近現代が一番短いそうですから・・・(すごく大事なのにね)。
nekoさん、スエと永作は・・・(笑)
「それから」という焼酎?のCMに出てますね。
一応フランス映画なのデス
それがね、あんまり「お針子」は直接は
すごく関係が無かったみたい・・・
むしろ女主人公のお父さんの方が仕立てやさんで
色々お洋服とか作っていました
ある!という感じじゃないような・・・・
永作さんといえばね、この前こっちでは朝に
「週末婚」(知ってるかな・・・?姉妹バトルのドラマ)がやってたの。私はコレ結構面白く見てたドラマで、ついついまた何度か見ちゃったワ
やっぱり起点にになる大きな世の中の変わり目の頃って、
ドラマ・映画の時代背景に使われやすいみたいですよね。
日本も、第二次世界大戦の頃をはさんでのドラマや
映画とか、かつてかなり多かった気がしませんか・・?
>なんせ歴史の授業で近現代が一番短いそうですから・・・(すごく大事なのにね)。
ホントホント。すごく同感!!
あ、nekoさんの所で言い忘れてしまった(^^;)
スエちゃんと永作さん、ちょっと言葉に詰まって目を
丸くする表情とか、ひょんな所が似てる気がします
「週末婚」私も好きでした~!仲村トオルと結婚するやつですよね。あれのスペシャルまで見ちゃいましたよ。
あれって松下由紀×阿部ちゃん夫婦でしたっけ?
このドラマで松下由紀演技うまいなーと思った記憶があります。
で、第二次大戦をはさんだドラマ&映画・・・。
なんかいつも8月頃にしかやらないような。
「終戦記念」とかでやるんじゃなくて、もっと日常的に取り上げた方がいいなあと思います。そうじゃないといつまでたっても謝り続けないといけない気がします。
funiさん、そういえば、最近はあんまりやってないような気がしました。もしかしたら、ちょっと思ったんだけれど、funiさんと私では10年以上年が違う様な気がするんです、それでね、私が第二次世界大戦をはさんだドラマをよく見たな・・・って思ったのって、そういえば、「昔の」朝のNHK連続テレビ小説とか、「昔の」昼のメロドラマ時間帯(子供のくせに好きで見てた)とかだった気がしたんですよ・・・最近はそれらの番組は見てないから全然解らないんだけれども、もしかしたら、funiさんが物心付く前に、そういうのが多かったんじゃないかな・・・?なんてちょっと思ったり・・
でももう終っちゃったんですよね?!
ちょっと調べてみようと思います♪
スエちゃんと永作さん、皆さんもだったんですね~
>近代史…
受験に必要な人は、ほとんど「独学」って感じでしたね。
本当に、大切なところですよね。。
今見たら、若干古く感じる所があるかもしれません。
この前ちょこっと見た時は、仲村トオルさんが
やっぱり若かったな~と思いました。
阿部ちゃんは、あんまり変わってなかったような・・・