映画の「僕の巡査」を見た後、ちょっと気になる部分があって、原作ならそこが解るだろうか・・と思って読みました。
が、その部分は原作でも書かれていなかったのでした。
★以下ネタバレ★
パトリックが警察に捕まり、仕事も解雇された後、彼がどんな暮らしをしていたのか?を知りたかったのですが書かれていませんでした。
現在の年老いて余命僅か(映画では、そこまで余命僅かという説明が無かったかと思うのですが小説では、あと数週間くらいな感じだった。映画では、このほぼ寝たきりの状態の彼をずっと介護していくつもりなのかな?と思ったけど、余命わずかな期間という前提での引き取りだったのか・・・と、そこで随分印象が違います)
そして、マリオンとトムですが、そもそもマリオンが随分昔からトムに一方的に片想いをしていて、3年間を経て海水浴のシーンに至っていたのです。だからマリオンがトムに対しての気持ちっていうのは本当に凄く強いものがあったんですね。
そしてトムの妹でマリオンの友人シルヴィははるか昔から「兄が変わっていること」についてマリオンに告げていて、忠告?釘を刺すみたいな感じでいたし、マリオンは薄々早い段階でトムが同性愛者であるかもしれない事には気がついていた。
小説ではパトリックがトムに夢中になって、そしてトムもそうだったこと、2人が段々近づいて行く様子や熱い思いや行動等が細かく描かれています。
あと、パトリックの日記に(この日記には一度もトムという名前が書かれておらず、常に「マイポリスマン」という名前で書かれていていました だからこそ裁判で相手がトム確定!されずに済んだのもある)トムとマリオンが最初に一緒にパトリックと会った時の印象が辛辣で、美しいトムと釣り合わない女性だったと上から目線で日記に示されていて、それは裁判の時に読み上げられます。
裁判の時に既にトムは警察署を辞めていたので、あまり非難の矛先になって酷い目に遭うって事は回避できたようでした。
でもパトリックが捕まった後のトムの落ち込みは酷かったし、その後の夫婦の関係はずっと冷ややかなものだった。
同僚の友人もトムと別れて新しい人生をやりなおした方が良いと言われていたけど、結局マリオンはそのまま結婚生活を続行させたのでした。
あと、ベネチアの件ですが、マリオンはつい最近60を過ぎてから一人でイタリア旅行に行く機会を得て、トムには内緒で日帰りでベネチアに行っていました。
以上
小説版を読んで、ほぼ映画は原作に忠実に再現していたんだなあ・・と感じました。
小説ではトムがいかに魅力的で優れたルックスだったか?あのルックスで警察官なのに美術等にも興味理解を示す人だったこと、ソフトな物腰や人への態度等、彼のいい点を強力プッシュして描いていました。(私的には、こういう人は滅多にいないだろうなあ・・・と思ったけど あとしょうがないけど、若干ルックスは映画のハリースタイルズと違う印象を受けたかも)
小説でも映画でもトム目線の部分が無いので、トム目線のお話があったら読んでみたいな。
マイ・ポリスマン (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 2022/5/23 ベサン・ロバーツ
中学生だった頃15歳のトムと出会い、忘れられなくなったマリオン。
数年後、警察官となり大人の男性へと成長したトムと再会し、真っ逆さまに恋に落ちていく。
トムの親しい友人パトリックにも紹介され、3人で楽しく過ごす日々のなかで情熱的にプロポーズもされて幸せの絶頂を感じるが、トムの思いがけない秘密を知ることになり.....
映画「僕の巡査/My Policeman」の感想
が、その部分は原作でも書かれていなかったのでした。
★以下ネタバレ★
パトリックが警察に捕まり、仕事も解雇された後、彼がどんな暮らしをしていたのか?を知りたかったのですが書かれていませんでした。
現在の年老いて余命僅か(映画では、そこまで余命僅かという説明が無かったかと思うのですが小説では、あと数週間くらいな感じだった。映画では、このほぼ寝たきりの状態の彼をずっと介護していくつもりなのかな?と思ったけど、余命わずかな期間という前提での引き取りだったのか・・・と、そこで随分印象が違います)
そして、マリオンとトムですが、そもそもマリオンが随分昔からトムに一方的に片想いをしていて、3年間を経て海水浴のシーンに至っていたのです。だからマリオンがトムに対しての気持ちっていうのは本当に凄く強いものがあったんですね。
そしてトムの妹でマリオンの友人シルヴィははるか昔から「兄が変わっていること」についてマリオンに告げていて、忠告?釘を刺すみたいな感じでいたし、マリオンは薄々早い段階でトムが同性愛者であるかもしれない事には気がついていた。
小説ではパトリックがトムに夢中になって、そしてトムもそうだったこと、2人が段々近づいて行く様子や熱い思いや行動等が細かく描かれています。
あと、パトリックの日記に(この日記には一度もトムという名前が書かれておらず、常に「マイポリスマン」という名前で書かれていていました だからこそ裁判で相手がトム確定!されずに済んだのもある)トムとマリオンが最初に一緒にパトリックと会った時の印象が辛辣で、美しいトムと釣り合わない女性だったと上から目線で日記に示されていて、それは裁判の時に読み上げられます。
裁判の時に既にトムは警察署を辞めていたので、あまり非難の矛先になって酷い目に遭うって事は回避できたようでした。
でもパトリックが捕まった後のトムの落ち込みは酷かったし、その後の夫婦の関係はずっと冷ややかなものだった。
同僚の友人もトムと別れて新しい人生をやりなおした方が良いと言われていたけど、結局マリオンはそのまま結婚生活を続行させたのでした。
あと、ベネチアの件ですが、マリオンはつい最近60を過ぎてから一人でイタリア旅行に行く機会を得て、トムには内緒で日帰りでベネチアに行っていました。
以上
小説版を読んで、ほぼ映画は原作に忠実に再現していたんだなあ・・と感じました。
小説ではトムがいかに魅力的で優れたルックスだったか?あのルックスで警察官なのに美術等にも興味理解を示す人だったこと、ソフトな物腰や人への態度等、彼のいい点を強力プッシュして描いていました。(私的には、こういう人は滅多にいないだろうなあ・・・と思ったけど あとしょうがないけど、若干ルックスは映画のハリースタイルズと違う印象を受けたかも)
小説でも映画でもトム目線の部分が無いので、トム目線のお話があったら読んでみたいな。
マイ・ポリスマン (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) 2022/5/23 ベサン・ロバーツ
中学生だった頃15歳のトムと出会い、忘れられなくなったマリオン。
数年後、警察官となり大人の男性へと成長したトムと再会し、真っ逆さまに恋に落ちていく。
トムの親しい友人パトリックにも紹介され、3人で楽しく過ごす日々のなかで情熱的にプロポーズもされて幸せの絶頂を感じるが、トムの思いがけない秘密を知ることになり.....
映画「僕の巡査/My Policeman」の感想
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