『三国志』について
『三国志』は中国の後漢末期から
魏・蜀・呉の三国が
互いに張りあって対立していた時代、
三国時代(紀元前220~280)の歴史を、
陳寿(223~297)が
魏書・30巻、蜀書15巻、呉書20巻、
合計65巻として完成させたものです。
陳寿の死後、
多くの新しい史料が発見され、
宋の時代に補注されたものが『三国志』です。
今はそれも散佚してしまいました。
現在伝わる最も古い刻本は
南宋時代のものです。
魏志倭人伝は、
この『三国志』の中の
「魏書」第30巻烏丸鮮卑東夷伝倭人条の
略称です。
当時、日本列島にいた
民族・住民の倭人の
習俗や地理などについて書かれています。
参考)
・かくも明快な魏志倭人伝 木佐 敬久
富士房インターナショナル
・倭人・倭国伝全釈 鳥越 憲三朗
中央公論新社
・Wikipedia