日本史 B まとめ
○人類の特徴
猿人→原人→旧人→新人
ヒトと言われる要因は、
直立二足歩行が可能であること。
○人類の進化
人類は進化の過程で脳の容量が大きくなっていき、知恵をつけることが出来るようになりました。やがて人類は道具や火を使用するようになり、生き残ってきました。
○猿人(約700万年前)
簡単な打製石器(礫石器・れきせっき)を使用。
道具を加工する知恵がまだありませんでした。
・アウストラロピテクス
○原人(約200万年前)
ハンドアックス(握斧・あくふ)を使用。
・ホモ=ハビリス
・ジャワ原人
・北京原人
○旧人(約60万年前)
この時期には、宗教的な儀式がすでに存在。
・ネアンデルタール人
洞穴に住み一部では埋葬の習慣、
剥片石器を使用しました。
○新人(約5万年前)
精巧な剥片石器(石刃・せきじん)や
骨角器(こっかくき)を使用。
・クロマニョン人
・周口店上洞人など
○旧石器時代とは?
約200万年前から始まり約1万年前まで続いた、打製石器を使用し、狩猟・漁労・採集などを行い移動生活をしていた時代をいいます。
いくつかの家族があつまった原始的社会集団の形成し、狩猟・採集を中心(獲得経済)。
打製石器の種類
○礫石器(れきせっき)
ほとんど石と変わらないもの。
○石斧(せきふ)(握斧)
言語はハンドアックス。石と石をぶつけて砕き鋭く加工したもの。打撃用・切る・削る
○剥片石器
ハンドアックスを作る際に生じた破片を利用したもの。
○骨角器
銛・槍・針、石では作れない細かい道具を骨で作ったもの。
○ナイフ形石器・石刃(せきじん)
言語はブレイド。切断用・切る・刺す
○尖頭器(せんとうき)
言語はピイント。刺突用・刺す。
投げ槍などに使用。
出典:Wikipedia
○細石器
言語はマクロリス。木にはめ込む。刺す。
2~3万年前頃、バイカル湖周辺に細石刃文化が出現。その後、東方や南方に伝播。
細石器使用の時代を中石器時代ともいう。
出典:Wikipedia
石器作りの方法
○直接打撃法
石のハンマーを打ち下ろし、直接、石材にぶつけて欠片(剥片・はくへん)を剥ぎ取る方法。
石器作りの基本的な方法。
○間接打撃法
石材に鹿の角・骨などの棒の一端をあて、もう一方の端に槌を打ち下ろし間接的に伝える打撃で、かけらを剥ぎ取る方法。
石刃などを作成した。
○押圧剥離方法(おうあつはくり)
先をとがらせた鹿の角・骨などを石材の縁に強く押し付け、薄い欠片を剥ぎ取ったり、剥ぎ取りながら石器を仕上げる方法。
尖頭器・細石器などを製作した。
○洞穴壁画
アルタミラ(北スペイン)
ラスコー (南フランス)
○更新世
地質時代の区分のひとつで、170万年前~1万年前までをいいます。氷期と間氷期を繰り返した氷河時代で、人類の歴史では旧石器時代にあたります。
○完新世
地質学の区分のひとつで、最も新しい時代です、更新世の最後の氷期が終り、温暖化が始まった1万年前から現代までをいいます。更新世の最後の氷期が終り、温暖化が始まった1万年前~現代まで。人類が発展し、ほぼ新石器時代以降にあたります。
○氷河時代
今から250万年前より後に、地球が非常に寒冷化した時期と、現在のように比較的温暖な(間氷期)が何万年かの終期で繰り返された時代のことをいいます。
○大陸から日本列島にやってきた動物
南方(中国)から、
大角鹿、ナウマンゾウ
北方(樺太)から、
マンモス、ヘラジカ、エゾシカ
○野尻湖
長野県にある野尻湖では、ナウマンゾウの化石が沢山出土しています。1万年以上前の地層から見つかりました。
日本列島の化石人骨
○浜北人
1962年に静岡県浜北市で発見。腰骨の一部発見。
○港川人
1967~1970年頃、沖縄県島尻郡具志頭村港川で発見。ほぼ全身の人骨
○山下町洞人
1968年に沖縄県那覇市山下町の山下町第一洞穴遺跡から発見されました。8歳ほどの幼児(女子)の大腿骨、脛骨、腓骨各1本
○明石人
戦前、兵庫県明石市で発見された原人の人骨ですが、現在では否定されています。
日本列島・旧石器時代の遺跡
○岩宿遺跡
1949年相沢忠洋(あいざわただひろ)が関東ローム(赤土層)から発見(群馬県・岩宿遺跡)
日本列島・旧石器時代の特色
○自然環境
・乾燥・寒冷で主に針葉樹林(しんよう)
・大型動物…ナウマンゾウ・オオツノジカ・マンモス・ヘラジカ
○経済・社会…狩猟・採取
○道具
石器時代…打製石器(打製石斧・ナイフ形石器・尖頭器・末期には細石器など)
○住居・衣服
移動…一定の範囲内を移動
簡単なテント式住居。洞穴・岩陰を一時的に住居として利用。
参考)詳説 日本史 B 山川出版社
新詳日本史 浜島書店
感想
本日は教科書、
日本史 Bをまとめてみました。
社会人には縁のないことですが、
子どもさんやお孫さんの
テスト勉強の手助けになるのではないか
とまとめてみました。
参考にしていただければなによりです。
本日はこれにて、
明日は、新石器時代へと進みます。