リートリンの覚書

天皇とは? 皇室と伝統文化・蹴鞠


蹴鞠(けまり)


蹴鞠は、
約1400年前の大和朝廷時代に、
中国から我が国に伝えられたと
言われる球戯の一種です。

勝敗はなく、
お互いを思いやることを美徳としています。

出典:Wikipedia

歴代の天皇が好まれたという逸話も多く、
飛鳥時代、
法興寺における蹴鞠の会で、

中大兄皇子(後の天智天皇)が
鞠を蹴って脱げた沓を

中臣鎌足(後の藤原鎌足)が
拾ったのを契機に、

その後、
「大化の改新」(645年)が
成就したというのは、
広く知られている逸話です。

平安時代中頃の古文書には、
鞠会の記述がしばしば見られます。

鎌倉時代の後鳥羽上皇は
「此道の長者」と称されるほど
蹴鞠を愛好されました。

またこの時代、
武士階級でも盛んに蹴鞠が
行われるようになり、

室町時代を経て江戸時代になると、
徐々に一般庶民にまで普及し、
謡曲・狂言・浮世草子など
様々な所でも題材になりました。

しかし、
明治維新以後、
蹴鞠も一旦途絶えましたが、

明治36年(1903)に
明治天皇のご下賜金により、
有志による保存会が結成され、
今日に至っています。

春と秋に行われる
「京都御所 宮廷文化の紹介」の折には、
蹴鞠が披露されています。
出典:宮内庁HP




鞠の直径は約20cm、
重さは120~150g程度です。

鹿革の毛の方を内側にして、
馬の背筋の革で綴じ込んであります。

内側は空洞で、
湿気を嫌うため、
雨天時に屋外で
蹴鞠をすることはありません。


蹴鞠の作法


正式には8名で、
もしくは場所の都合から
6名の「鞠足」で行う場合もあります。

蹴鞠を行う場所は
「鞠庭(まりにわ)」と呼ばれ、

更地で約12.6㎡四方の一方には
約3mの鞠足の座る場所を設けます。

鞠庭の四方には
松、サクラ、柳、楓の木が
植えられるのが正式です。

鞠を蹴る時の作法も様々ありますが、
必ず右足、
膝は伸ばしたまま、
上半身は動かさずに穏やかさを保ち、
麗しく蹴らなければいけません。

時間の制限はなく、
勝ち負けもないので、
「軒(のき)」と呼ばれる
最上位の鞠足が判断して終了します。


蹴鞠の装束


鞠水干(まりすいかん)
鞠扇(まりおうぎ)
立烏帽子(たてえぼし)
紫組懸緒(むらさきくみかけお)
鞠袴(まりはかま)
鴨沓(かもくつ)

古くは平常に着用した
装束のままで行われましたが、

後鳥羽天皇の時代から
鞠専用のものが定めらました。

身に着ける烏帽子の種類、
水干、袴、扇の種類や色は、
蹴鞠の階級別に様々あります。

また、
足には、
形が鴨のくちばしのように
平らなことから鴨沓と呼ばれる、
韈(しとうず・足袋の類)が
縫いつけられた専用の沓を履きます。

出典:Wikipedia


感想

雅ですね。
色とりどりの装束。

蹴鞠の何がイイって、
勝敗を決めず、
人々が何回続けられるか、
協力し合うこと🤝

ほっこりしますね😌

使われる鞠は、

湿気を嫌うため、
雨天時に屋外で
蹴鞠をすることはない

、と参考にさせて頂いた本に
書いてありましたが…

あれ?
参考にした写真。
後ろに映った人たち。

傘を持っていますね😅

昔は、
鞠が貴重な物だったでしょうから、
人より鞠が優先だったのでしょう。

今は、
鞠より人間の時間が優先。
仕方がないが、
世知辛い世の中じゃ…😔

春・秋の京都御所一般公開や

京都の白峯神宮や下鴨神社等

で蹴鞠が披露されているそうです。


一度、見てみたいものです。


さて、今日はこれで。


最後まで読んで頂き

ありがとうございました。









今日9月6日は、

悠仁さまの14歳の誕生日ですね。

おめでとうございます。



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