東京公園巡り
音無親水公園
音無親水公園は、小平市の東部を源にして隅田川に注ぐ石神井川の旧流路に整備された公園です。
音無親水公園音無川のこのあたりは、古くから名所として知られていました。江戸時代の天保七年に完成した「江戸名所図会」や、嘉永五年の近吾堂板江戸切絵図、また、安藤広重による錦絵など多くの資料に弁天の滝、不動の滝、石堰から落ちる王子の大滝などが見られ、広く親しまれていたことがわかります。「江戸名所花暦」「遊歴雑記」などには、一歩ごとにながめがかわり、投網や釣りなどもできれば泳ぐこともできる、夕焼けがひときわ見事で川の水でたてた茶はおいしいと書かれており、江戸幕府による地誌、「新編武蔵風土記稿」には、このあたりの高台からの眺めについて、飛鳥山が手にとるように見え、眼下には音無川が勢いよく流れ、石堰にあたる水の音が響き、谷間の樹木は見事で、実にすぐれていると記されています。こうした恵まれた自然条件をいまに再生し、後世に伝えることを願って、昭和六十三年、北区は、この音無親水公園を整備しました。たきうせの 絶えぬ流れの末遠くすむ水きよし 夕日さす影 飛鳥山十二景のうち滝野川夕照より昭和六十三年三月 東京都北区
所在地
東京都北区王子本町1丁目1
最後に
訪れたのが、コロナ禍真っただ中。
そのため、音無親水公園は閉園しており、水は流れておらず、何だか寂しい状況でした。
水が流れていたら、綺麗な公園であろうと、残念い思いながら公園を後にした事を思い出します。