今、どんな報道がされているか?
「週刊文春デジタル」で掲載されていた、「女性天皇」「女系天皇」についての識者の皆さんの意見を読ませていただきました。気になる一節をあげてみましたので、ご覧ください。
歴代の天皇の中には、実は天皇の実子ではない人が紛れ込んでいる可能性もある、と考えられます。実際、朝廷の周辺に「御落胤だ」と噂される人がたくさんいました。「平家物語」にも、平清盛が白河上皇の御落胤だという話が出てきます。
引用:文春オンライン 2019/12/05 本郷和人
(感想)
確かに、その可能性はあるかもしれませんね。
何せ、昔の御所の警備はスカスカですからね。入ろうと思ったら簡単に入れたでしょう。
しかし…今の人間の考え方で当時を想像してはいけないと私は思います。
正倉院、聖武天皇の遺品が収められている建物です。その正倉院ですが、全然警備が無かったそうです。
室町時代以降は天皇親書(天皇の署名)の御封が施されていただけ。名前の書いた紙一枚がペタッと貼ってあっただけなんです。
その紙を貼っただけで、1000年以上の間で盗難にあったのはたったの四件!
(藤原仲麻呂の乱の際、武器が持ち出されたことと…残念ながら内部の僧侶が犯人らしいです。)
紙だけで盗難を防げるなんて、他国ではありえないことです。他国では、王家の墓など盗掘にあっていますからね。
紙だけで、この威力です。WW
出典:Wikipedia 正倉院
また、「鳥羽・伏見の戦い」ですが、新政府は最新式武器を装備していましたが、旧幕府軍の方が数で圧勝していました。
旧幕府軍の方が優勢だったかもしれません。
それが、「錦の御旗」が掲げられたとたん、多くの藩が新政府軍に加わり、旧幕府軍は総崩れになりました。
御旗だけで、この威力。WWW
出典:Wikipedia 錦の御旗
もう、こんな権威を持っている天皇の妻を寝取るだなんて、当時の人たちからするとそりゃ、
重大な罪に感じますよ。
あと、引用には載せませんでしたが、中国の宮廷と比べて意見を論じていらっしゃりますが、昔の中国の宮廷なんて、騙してなんぼ、蹴落としてなんぼ、ザ・我欲の世界ですよ。それと、日本を比べてなんになります?
宮中祭祀のために男性天皇が望ましかったのという説も誤りです。かつてたくさんいた子どもの天皇では、祭祀は務まりません。むしろ、シャーマンは女性のほうがいい。卑弥呼や伊勢の斎宮や沖縄の聞得大君(きこえおおぎみ)など、神の言葉を伝えるのは主に女性の役目です。
引用:文春オンライン 2019/12/05 本郷和人
(感想)
昔は、血統以外にも年齢30歳以下は即位できない不文律がありました。
しかし、時の権力者によって破られてしまいました。それがたくさんいた子どもの天皇です。
確かに子どもですからきちんとした祭祀は出来なかった可能性が高いでしょう。
その時の国内情勢がどのようなものだったのか、気になる所です。今回は時間がありませんので、そのうち調べて見たいと思います。
シャーマンについてですが…神の声を聴くことのできるのは、別に女性だけではありませんよね。
ユダヤ教やキリスト教の歴代の預言者たちは?また、イスラーム教のムハンマドは?