倭大国魂
(やまとのおおくにたま)
大和の国土鎮護の神
「日本書紀」では
日本書紀巻第五では、
このように登場しています。
”これより先に、天照大神、倭大国魂(やまとのおおくにたま)の二神を、天皇の大殿の内に並べて祭りしました。”
日本書紀にのみ登場する神様です。
天照大神、
倭大国魂(やまとのおおくにたま)の二神を
天皇の大殿内に並べて祀っていましたが、
その神勢を畏れ、
倭大国魂を渟名城入姫命に託し
祀らせましたが、
渟名城入姫命の髪が抜け落ち、痩せて、
祭ることが出来なくなりました。
そこで、
大物主神の託宣に従い、
市磯長尾市を祭主とし、
倭大国魂神を祀らせたところ、
平安になりました。
そのほか
・大和国が艦名の由来となっている
日本海軍の戦艦大和には、
大和神社の祭神が分霊が
艦内神社として祀られていました。
主な神社
大和神社(奈良県)
倭大国魂神社(徳島県)
大物主神
(おおものぬしのかみ)
三輪の大神。
奈良県の三輪山の大神神社に祭られる。
出雲大社の祭神、
大国主命の幸魂(さきみたま)・
奇魂(くしみたま)と名乗る。
・別名
倭大物主櫛甕魂命
大国主神
三輪大神
三諸神
八戸挂須御諸命
大物主葦原志許 等
・神格
国造りの神
蛇神
「日本書紀」では
日本書紀巻第五では、
このように登場しています。
”「我は倭国の域内(さかいのうち)に居る神。名を大物主神(おおものぬしのかみ(三輪の大神。奈良県の三輪山の大神神社に祭られる))という」と答えました。”
崇神天皇の御代。
国内で疫病や災害が相次ぎます。
それは、大物主神の意思によるもので、
大物主神は子・大田田根子を祭主とし、
自分を祀れば国内は平安になり、
外国は自然と伏すだろと神託します。
そこで、大田田根子を探し出し
祭主とし、篤く祀ったところ
国内は平安になり、外国は伏しました。
そのほか
・御祭神の御名、
「大いなる物の主」は
すべての精霊を司る、
統べられるという意味を表し、
災いをなす精霊をも鎮め給う霊威から
厄除け・方位除けの神様としても
厚く敬われています。
(大神神社HPより引用)
・大国主神の詳細はこちら、
神徳
製薬の神
酒造の神
主な神社
大神神社(奈良県)
三輪神社(愛知県など)
美和神社(群馬県など)