リートリンの覚書

天皇とは? 御用邸の歴史


御用邸の歴史


現在、
皇室の別荘として利用されているのは、
那須、葉山、須崎の三箇所の御用邸のみです。

しかし、
明治時代以降24か所の御用邸と
9か所の離宮が設置され、
時代の変遷とともに廃止されてきました。

明治期、
静岡御用邸や神戸御用邸など
明治天皇の地方巡幸の際の
宿泊施設として
設置されたものもありましたが、
多くは避暑や避寒を目的につくられました。

皇室の健康管理を任されていた
ドイツ人医師・ベルツが、

温和な気候で風光明媚な場所を
保養地にすることを奨励したことから、
沼津、葉山、箱根などに御用邸が
造営されました。

大正天皇が幼少期より各御用邸に
滞在された記録も多く残っています。

戦時中は皇族の疎開地としても
利用されました。

明治時代、
東京の皇室建築は賓客を
接待するという性格上、
華麗な洋館が多いのですが、

御用邸は簡素な和風建築が中心でした。


現在の御用邸

那須御用邸

出典:宮内庁HP


那須御用邸は、
栃木県那須郡那須町にあります。

本邸は、
昭和天皇が摂政の時代、
大正15年(1926)に建てられました。

附属邸は昭和10年に建てられました。

時折、
外国要人の迎賓館としても利用されました。


「那須平成の森」
ふれあいの森
出典:Wikipedia


日光国立公園内の森には、
ブナの自然林といった
豊かな自然と希少種をはじめとした
動植物の生態系が残されていることが
調査によって確認されました。

これらの豊かな自然環境を保護しつつ、
国民が自然に直接触れ合える場所として
活用してはどうかと言う
明仁天皇(当時)の意向を受けて、

在位20周年と言う節目の機会に、
那須御用邸の敷地のほぼ半分にあたる
喜多川の約560万㎡が

宮内庁から環境省へ移管され、
平成23年(2011)5月22日に
那須平成の森が開園しました。

那須平成の森内にある、
「ふれあいの森」では
自由に散策したり、
自然体験が楽しめます。

ただし、
生態系を守るために
ペットの入場はできません。

また、
「学びの森」では
自然環境を保護するため
自由な立ち入りを制限しています。

入場する際には、
那須平成の森フィールドセンターで
申し込みが必要です。


葉山御用邸

出典:宮内庁HP


葉山御用邸は、
神奈川県三浦郡葉山町にあります。

明治27年(1894)に
明治天皇の嫡母である
英照(えいしょう)皇太后のために
設けられたもので、
現存する中で最も古い歴史を持ちます。

昭和46年(1971)に
火災によって本宅が焼失しましたが、

昭和56年(1981)に
鉄筋コンクリート2階建ての
洋館に再建されました。

東京からは車で1時時間あまり、
皇居から一番近い御用邸です。


須崎御用邸

出典:宮内庁HP


須崎御用邸は、
静岡県下田市須崎にあります。

伊豆半島の小さな湾の高台にあり、
昭和46年(1971)、
旧財閥の別荘だった土地を
宮内庁が購入して建てられました。

鉄筋コンクリートの2階建ての本宅は、
近くの蓮台寺温泉から
温泉がひかれています。


感想

皇族の方々が
御用邸に滞在される折。

時折、
地元の方々と交流されるそうです。

ちょっと、羨ましい。

でも、
自分、極度の人見知りだし。
言葉使いもイマイチだし…

緊張して話せないだろうなぁ。

遠くからそっと
応援するのがあっているかな。

感謝、感謝です。

さて、今日はこれで。

最後まで読んで頂き
ありがとうございました。




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