リートリンの覚書

日本神話に登場する人物6・日本書紀巻第四・長媛・五十坂媛・春日千乳早山香媛・真舌媛・倭国香媛・緪某弟



長媛
(ながひめ)


日本書紀 巻第四 の一書では
孝安(こうあん)天皇の后と伝えています。


「日本書紀」では


本文では、このように登場しています。

“一書では、磯城の県主葉江の娘・長媛(ながひめ)”

日本書紀 巻第四 の一書では
孝安天皇の后と伝えています。

磯城の県主葉江の娘です。

それ以上のことは、
記述されていません。


五十坂媛
(いさかひめ)


日本書紀 巻第四 の一書では
孝安(こうあん)天皇の后と伝えています。


「日本書紀」では


本文では、このように登場しています。

“別の一書では、十市(とおち)の県主五十坂彦(いさか)の娘・五十坂媛(いさかひめ)と伝えています”

日本書紀 巻第四 の一書では
孝安天皇の后と伝えています。

十市(とおち)の県主
五十坂彦(いさか)の娘です。

それ以上のことは、
記述されていません。


そのほか


・十市郡とは、

奈良県(大和国)にあった郡です。


・十市県主は、

事代主神に系譜する古代豪族です。

現在、奈良県橿原市にある

十市御縣坐神社

(とおちのみあがたにますじんじゃ)

辺りに勢力を持っていた一族です。



春日千乳早山香媛
(かすがのちちはややまかひめ)


日本書紀 巻第四 の一書では
孝霊(こうれい)天皇の后と伝えています。


「日本書紀」では


本文では、このように登場しています。

“一書では、春日千乳早山香媛(かすがのちちはややまかひめ)。”

日本書紀 巻第四 の一書では
孝霊天皇の后と伝えています。

名前のみの登場で、
それ以上のことは、
記述されていません。


真舌媛
(ましたひめ)


日本書紀 巻第四 の一書では
孝霊(こうれい)天皇の后と伝えています。


「日本書紀」では


本文では、このように登場しています。

“また別の一書では、十市(とおち)の県主らの祖の娘・真舌媛(ました)と伝えています”

日本書紀 巻第四 の一書では
孝霊天皇の后と伝えています。

十市県主の祖の娘とあります。

それ以上のことは、
記述されていません。


倭国香媛
(やまとのくにかひめ)


孝霊天皇の妃

・別名
緪某妹(はえいろね)


「日本書紀」では


本文では、このように登場しています。

“妃の倭国香媛は、倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)と彦五十狭彦命(いさせりびこのみこと・またの名は吉備津彦命(きびつひこのみこと))と倭迹迹稚屋姫命(やまとととわかやひめのみこと)を生みました。”

日本書紀では、
孝霊天皇の妃と伝えています。

倭迹迹日百襲姫命
(やまとととひももそひめのみこと)
彦五十狭彦命
(ひこいさせりひこのみこと)
倭迹迹稚屋姫命
(やまとととわかやひめのみこと)
を生みました。


緪某弟
(はえいろど)


孝霊(こうれい)天皇の妃。


「日本書紀」では


本文では、このように登場しています。

“もうひとりの妃・緪某弟(はえいろど)は、彦狭嶋命(ひこさしまのみこと)、稚武彦命(わかたけひこのみこと)を生みました。”

日本書紀では、
孝霊天皇の妃と伝えています。

彦狭嶋命(ひこさしまのみこと)、
稚武彦命(わかたけひこのみこと)を
生みました。


感想

今日ご紹介の方々も
詳しい活躍が記述されていません😅

今回は、
十市県主が気になり調べてみました。

以前の皇后は

事代主神の娘や子孫。

磯城県主の娘、

春日県主の娘などが選ばれていました。


そこに、


十市県主五十坂彦の娘である

五十坂媛が孝安天皇の皇后(別名・押媛)に。


また、大目の娘・細媛命が

孝霊天皇の皇后になっています。


突然勢力を持った十市県主。


十市県主は出自が

はっきりしていない説もありますが。


皇后に選ばれるぐらいですから

血筋は高貴であったでしょう。


そして

歴代皇后が事代主神に系譜ですから、


十市県主は、

事代主神に系譜する古代豪族。

と言っていいのではと自分は思います。

(単なる勘で言ってます。素人の一意見です)


さて、
本日はこれで。

明日も日本書紀に登場した人物を
詳しく調べていきます。

最後まで読んで頂き
ありがとうございました。


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