学びの時空へ

学習、勉強についての話題や役に立つ情報を提供します

数学の概念、方法の意義を理解する

2020-07-12 08:56:29 | いろいろ
文字を使った計算
 数値でなく文字を使うことによって、具体的な場面を離れて抽象度の高い思考ができるようになります。例えば物理学の研究で力を発揮します。

方程式
 未知数を文字で表して等式を作り(方程式)、それを手順に従って変形することによって未知数を求めることができます。

関数
 入力される数値と出力される数値との関係の法則性を表現する仕組みです。
この方法でさまざまな数値の間の関係を調べることにより、例えばものごとの変化の様子を数学的に扱うことができます。

座標
 数式をグラフ、図形というかたちで視覚化できます。逆に図形を数式で表現することもできます。

証明
 考え(命題)の正しさを論理的に明らかにする方法です。数学では重要な役割を果たしています。

理科を勉強することの意味は(続き)

2020-07-12 08:56:29 | いろいろ
 日常的な生活の範囲では「太陽や星は地球の周囲を回転している」と考えていても差支えはないでしょう。しかし、それはもちろん正確な認識ではありません。地球も含めた天体の動きを正しく理解するためには地動説の考え方、それがどのようにして確立されたのかを学ぶ必要があります。
 理科を学ぶということは、人類がこれまで長年にわたって自然界の事物や現象を探究してきた成果を学ぶことであり、また観察、観測、実験によって得られた事実を正しく合理的に説明できる方法を見い出すという科学的な考え方を学ぶことです。
 科学者たちがどのような問題意識をもって、どのようにして探究活動を行ってきたのかという視点から理科を学び直すこともできます。わかりやすい科学史の本、科学者の伝記を読むのもひとつの方法です。たとえば、『物理学とは何だろうか(上・下)』(朝永振一郎、岩波書店:岩波新書)は力学と熱力学を中心に物理学の歴史を解説しています。