お盆に旅行・・・
20年以上ぶりに行きました
どこに行っても人ばかりで疲れるので
お盆はどこにも行きたくない~
と、思っていましたが
今回の旅・・写真を見てもお分かりの通り
唯一混んでいたのは 機関車乗り場だけでして
電車も全部座れたし
いつもと変わらない感じの旅行となりました
浜金谷からSLで千頭(せんず)に到着しますと
お次は あぷとラインという電車に乗り換えです(*'▽')
千頭からバスで寸又峡温泉に行ってもよいのですが
乗り物大好きなワタクシ・・
ここまで来たら あぷとラインも乗らずに帰るなんて出来ない(>_<)
お盆だし、SL列車は満席だったし
いそいで あぷとラインに乗り込まないと
乗れないカモしれない!!
そんな不安は 全くの杞憂に終わりました・・・(/・ω・)/
2両編成の小さな あぷとラインは
全く混んでいませんでした・・・
千頭駅にはトーマスのプチ遊園地みたいなアトラクションが
設置されており そちらは大繁盛・・・
こちらのあぷとラインにまで乗り込むのは
大人客ばかりでした
しかも またもや冷房ついてないし・・(-_-;)
青春18きっぷで朝から電車に乗り続けてきた息子も
「え・・また乗るの?」
若干ウンザリ気味・・・(-_-;)
「だって日本で唯一のアプト式なのよ」
「あぷと式ってナニ?」
と言われても うまく説明できませんが
日本一を誇る急こう配を後ろからアプト式機関車で押す
という仕組みやらで
勾配の大きいお山などの鉄道は
たいていスイッチバック方式が主流で
箱根登山鉄道とか有名ですけど
スイッチバックせずに 一気に推しまくって上って行くという
イメージが このアプト式なのです
しかも「奥大井湖上」という駅は
あの「千と千尋の神隠し」で顔なしと千尋が乗っていた電車?
のシーンに似てるやらで
なんでも湖の上に電車が止まるらしいときたら
こりゃ せひとも乗ってみたい(*'▽')
と、なるでしょう
ダンナ様や娘と来たら
「もう いいかげんにして!」とブチ切れるのは必至ですが
息子は そういうことを言わないので
今日乗らないと 一生乗れないカモしれません!!
「オレ・・夢の吊り橋行ければ あとはどーでもいいんだけど・・」
と、あぷとラインに少々難色を示しながらも
快く乗ってくれました(*'▽')
この あぷとライン 小さな列車で小さな線路を
コトコトと走るのですが なんとなく感じが江ノ電に似てました
江ノ電も 車窓から観る景色が素晴らしいですが
この あぷとラインの景観も かなりスゴイ!!
みて下さい!! 川の色が ターコイズブルーなんですよ!!
こんな色の川 生まれて初めてみました!!
奥に進むほど曇天&小雨になっていきましたが
こんなふうに 川にくっきり鏡のように橋が映るのはラッキーなんだそうです
海の色ってかなり日差しに左右されますけど
川の色は天候に左右されないみたいで とにかくキレイ!!
雨で緑も輝いて生き生きしてる分 すごい世界でした
これは観る価値ありますよ~!!(*^-^*)
越すに越されぬ大井川の上流が こんな神秘な世界になっていたなんて
参勤交代のお大名行列はご存じだったでありましょうか・・・(/・ω・)/
てか・・関西と関東を結ぶ道って 中山道もありましたよね・・
中山道だと大井川も箱根も越さなくていいような・・・(/・ω・)/
木曽路も険しいですけどね
(皇女和宮様は 中山道から江戸に入ったみたいです)
とにかく大井川に対するワタシのイメージが
ガラリと一変してしまいました
こんなに美しい川だったなんて・・・驚きです
なにしろ 今までのワタシのイメージが
①渡るに渡れない暴れ川
②屈強な橋渡しのオトコが 川渡りの途中で豹変
③ぼったぐりされて しまいには川に投げ出される
そんな感じだったので・・・
川を眺めるだけで乗る価値150%ですが
日本一の急こう配と「奥大井湖上」駅は・・というと
SL列車の感想と同じで
乗っている分には何も分からない・・(;´・ω・)
外から見ないと分からない・・・が、感想でした
でも、日本一の橋げた通過とか
長ーいトンネルでは 20枚の景観パネルが並べてあり
速度を落として その1枚1枚が観れるように通過してくれたり
車内アナウンスもガイドさん並みに面白くて
おもてなし度200%でした!!
大井鐡道は 全てにおいて
おもてなしの心意気がハンパなく
その点においても
実に実に素晴らしい鐡道です
客様視点に立っての さりげないなサービスが
そこかしこに見られます
乗った後に 「ありがとう」とこっちが
言いたくなるくらい ステキな鐡道でした
終点まで行き、そのまま折り返して
寸又峡温泉へ向かいました
「え?降りないの?目的地なし?」
ビックリする息子に
「う・・うん・・時間の関係で・・・」
そーなんです ローカル線につきものですが
なんといってもダイヤが少ない・・・(-_-;)
折り返さなくてはお宿に着けなくなってしまいますので
景色だけ満喫して折り返しです・・・
といっても千頭まで戻るわけではなく
「奥泉」という駅で降りて そこからバスで45分!
寸又峡(すまた)温泉に到着です