2014年4月17日、第4回北京国際映画祭に出席したオリバー・ストーン監督が、「映画の審査制度がある限り、中国は世界レベルになれない」と中国および映画界を批判した。中央社が伝えた。
北京国際映画祭の記者会見で語ったもの。米紙ロサンゼルス・タイムズによると、ストーン監督は「毛沢東」という中国では微妙なテーマにも切り込み、「中国ではこれまで、毛沢東映画が数多く作られてきたが、いずれも礼賛ばかり。批判が見られない」「毛沢東と文化大革命を正面から描く映画を作るべき。そういう作品を作れた時が、本当の意味で開放されたと言える」とコメント。観客から拍手と歓声が上がったが、“政府関係者を動揺させた”と報じている。
ストーン監督によると、1990年代に文化大革命を描く構想を持っていたが、中国当局の審査を通過せず拒絶されたという。監督によると、文革を背景に同性愛を描く作品だった。自身の1986年の映画「プラトーン」を例に挙げ、「私は自分の国も批判するのだから、他の国を批判してもいいはずだ」とコメントしている。
2008年にも北京五輪の記録フィルムを製作しようと、参考写真として北京市内の様子を撮りだめたというストーン監督。こちらも中国当局に受け入れられず、「自分たちが世界に発信したいのは、誇り高い面を写したものだ」と批判されたという。このためストーン監督は、「中国は国際化を目指してハリウッドと合作したがるが、自国の歴史を直視していない」と語っている。
米紙ニューヨーク・タイムズの転電として中央社が伝えたところによると、ストーン監督はこの席でウイグルやチベット問題にも言及。しかしこれらの内容は映画祭公式サイトや中国メディアの報道内で全削除されている。
引用:Record China 4月20日(日)0時10分配信(翻訳・編集/Mathilda)
★流石、米国の社会派映画監督の発言です。ストーン監督はウイグルやチベット問題にも言及されたそうです。まあ、中国共産党は困ることは報道規制。国民の言論統制、SNS等の規制も厳重体制。文化大革命も天安門事件も無かった事にしたいのでしょう。中国の多くの民、同胞を死に追いやった。同胞を虐殺した歴史を日本にすり替え、抗日プロパガンダに余念のないお気の毒な隣国中国は、こうして歴史を塗り変え続ける。素晴らしい歴史ある中国の文化をも破壊してゆくのは憐れとしか思えません。米ソの冷戦崩壊後も、着々と現在進行形で他国を侵略し続ける。モンゴル、チベット、ウイグル、今学生たちが蜂起して闘っている台湾、フィリピン、そして次は(既に始まっていますが)日本でしょう!経済的にはグローバルながら軍拡、覇権主義を続ける中国共産党。私達は右左、保守、革新という安易な二項対立軸ではなく、精神的なレジスタンス体制に既にある(と気づいているお方も多いけれど、メディアは所詮、経済優先ゆえに報道はごく一部という現状)。日本は今の所、中国の人々に比べれば随分言論の自由があります。けれど、知る権利と叫びながら報道する使命は何処へ...勝手なものだなあ。私は音楽や映画という親しい友人たちから今日も学び、私はどう想うか、と考えながら、愛しき祖国日本を思いながら精神的連帯に希望を抱く日々です。
2年程前、某知人と久しぶりに再会した折に、ふと政治的な話題になり、私が「アメリカの属国状態から脱する日が戦後体制からの脱却。だから憲法無効論を訴える人々に共感しているんです」と。「あれ?流行の右傾化ですか(笑)」と、話題は変わった。けれど、今年になり再会したその知人は、とても憤慨して熱く語るのでした。所謂「嫌韓」という感じ。私は同じ言葉を返したかったのですが、面白いものだなあ~と思い、やや呆れと微笑ましさで会話は近況へと流れました。如何にメディアの影響が大きいのか!と、こうした小さな日常会話でも窺えるのだと実感しています♪