薔薇色ファンタジー★ヴェルヴェットの小部屋

色褪せぬ美しきもの・映画・音楽・文学・絵画等。ヴェルヴェット・ムーンのサブchouchouの偏愛日記です。忙中有閑♪

ジョニ・ミッチェル:JONI MITCHELL / ブルー:Blue 1971年

2013-02-19 | 好きな音楽


ブルー、ほら、これがあなたの殻よ
その中で、ある信号が聞こえるわ
ボンヤリした子守歌
私からあなたへの歌の贈物


BLUE Joni Mitchell


★私の「今日の一曲♪」はジョニ・ミッチェル(JONI MITCHELL)の1971年のアルバム『BLUE』の中のタイトル曲です。昨日今日と続けて雨模様。雨の日は子供の頃から結構好きで、何となく落ち着くのです。台風や豪雨だと異なりますが。ジョニ・ミッチェルの初期の名盤で、好きな曲ばかり入ったジャケットの独特の青色も大好きです。後追いながら初めて聴いたジョニ・ミッチェルのアルバムなもので、殊の外愛着があるのだと思います。カナダが故郷のお方ですがこの頃既にアメリカを拠点に活動されてました。シンガー・ソング&ライター(SSW)で女性ヴォーカルというと、直ぐに浮かぶ大好きなジョニ・ミッチェルです。ギターとピアノ、どちらの弾き語りも素敵です。“恋多き女性”と云われ画家でもある才女。知的だけれど愛らしいと、烏滸がましいですがそのように感じてなりません。1971年のアメリカはベトナム戦争の最中でしたよね...異国の地でどのような想いを抱きながら歌と共に生きておられたのだろう。アルバムの中の名曲たちから感じられるもの、嘗ての私には感じ取る事の出来なかった感覚。ふと取り出して聴き入る中で常に新しい何かを得るもので決して色褪せたりしない。風化しないものって素敵だと思います。

関連:Velvet Moonのおすすめ音楽たち★『JONI MITCHELL / BLUE』



デヴィッド・ボウイ:DAVID BOWIE / 僕の夢がかなう時:When I Live My Dream 1967年

2013-02-18 | 好きな音楽



★我が永遠のヒーローの如き存在であるデヴィッド・ボウイ。そのボウイの10年ぶりとなるニュー・アルバムをリリースされる日が近づきます。心臓手術という大病の悲痛なニュースから10年。本当に嬉しいです!ボウイのレコード・デビューは、1964年6月5日の「ディヴィー・ジョーンズ・アンド・ザ・キング・ビーズ」名義による『リザ・ジェーン』。ロックの王者は紛れもなくローリング・ストーンズでしょうが、ストーンズ50周年ですがボウイも49周年なのです。凄いです!もうライヴはしないとの事ですが、あのお姿とお声さえお聴き出来れば良いという心境です。時々映画出演等は期待しながら。

生き貫くお方が好きな私はその様な方々から、こうしてずっと何かしらのエネルギーを頂いて今に至る事に感謝しています。辛い、悲しいことは毎日これでもか、という程やって来る。それでも小さな光が必ず在ると信じて。視界に入らない時もありますが、真っ暗な暗闇の中でもきっと...。いつか死が訪れる、誰もが死と隣り合わせで孤独。でも探せば泣きながらでも微笑みをも忘れはしない光がきっと☆

そんな想いの今日この頃です。私の「今日の一曲♪」はボウイがまだ二十歳だった頃の名曲『僕の夢がかなう時(When I Live My Dream)』です。こんな動画が普通に観れる時代なのですね。今私が10代だったらどんな気持ちだろう?ボウイの動くお姿が観たい!というあの一途な気持ちは蒼いようですが、懐かしく忘れたくない私が居ます。時代は変わる。音楽の聴き方だって大きく変容しましたが、其々の愉しみ方があるので多様化を私なりに愉しみながら音楽とこれからも一緒に生きてゆけたら幸いです。

書いていて思い出したのが、レオス・カラックス監督の映画『ボーイ・ミーツ・ガール』です。1983年のカラックスのデビュー作で次作の『汚れた血』と時を同じくした80年代末に公開されました。衝撃的でした。そして、カラックスはボウイ・ファンでもあるので劇中でボウイの曲を効果的に使われる。久しぶりに拝見すると、ドニ・ラヴァンとミレーユ・ペリエも初々しく嬉しくなりました。時間軸が揺れ動き、時を往来する癖があるもので、ふと今が分からなくなることも。そんな束の間の夢の時間を美しき愛するものたちは与えてくださる。陰鬱な現実の生の中でさえ☆

David Bowie - When I Live My Dream


"Boy Meets Girl" Bowie song (When I Live My Dream)


関連:Velvet Moonのおすすめ音楽たち★『DAVID BOWIE / THE DERAM ANTHOLOGY 1966-1968』


オトゥール・ドゥ・リュシー:AUTOUR DE LUCIE / ラコール・パルフェ:L'accord Parfait 1994年

2013-02-17 | 好きな音楽


私は、わざとらしくないシンプルな歌い方が好き。エヴリシング・バット・ザ・ガールのトレーシー・ソーンとかね。彼女は、悲しみを歌う時、露骨にせずインテリジェンスで上手く包むの。スザンヌ・ヴェガの抑えた歌い方や、マジー・スターのホープ・サンドヴァルの醒めた感じとかも好き。フランス人の中では、フランソワーズ・アルディが唯一気になるわ。とにかく、自分で書いた歌を歌う人しか好きになれないの。

by ヴァレリー・ルリヨ


Autour de Lucie - L'accord Parfait


★ふと聴きたくなる大好きな曲をこちらに書き留めておこうと思います。所謂、私の「今日の一曲♪」です。オトゥール・ドゥ・リュシー(AUTOUR DE LUCIE)のインディーズ時代の1stアルバムの1曲目の小鳥の愛らしい囀りで始まる『ラコール・パルフェ(L'accord Parfait)完全な和音』です。ヴァレリー嬢が語っているように、彼女の魅力は「わざとらしくないシンプルな歌い方」だと思います。そしてその歌声は可憐ながらもどこか翳りがあり、そこがまたとっても好きです。また、アルバム中の『アイランド(Island)』という曲の作曲とプロデュース、さらにギターでマイケル・ヘッド&ジョン・ヘッド兄弟が参加しています。

関連:Velvet Moonのおすすめ音楽たち★『AUTOUR DE LUCIE / L'ECHAPPEE BELLE』