定期的に読んでしまうマタギ本。
著者がマタギ取材の中で聞いた、ちょっと不思議な体験・経験いわゆる“奇談”を集めたもの。少しいつもと違った視点で、不思議な話というものには興味津々なので、あっという間に読み終わってしまった。
奇談と言っても、よくイメージしがちな怖い話とか非科学的な話というものばかりじゃないし、クマの生態とか山の中でのオキテとか、現代の私たちが学ぶべき話も。今年は特にクマの被害が多かったということもあるし、人間と自然との共生を考えることって本当に大事だと思うんだよね。人間だって自然の一部であることを忘れちゃいけないよな。
ちょい真面目なトーンになってしまったけど、やっぱり家のすぐ裏に里山があって目の前に川が流れているような環境で生まれ育っていると(これでも県庁所在地)、何も知らないくせに都会の人たちは好き勝手言うよね…って思うこと、けっこうあります。もちろん、地元でも自分事として捉えられていないなって感じることはあるし、自分もまだまだだけど、知ろうとすることは続けたいなぁ。
今回も読書アプリからたどり着いた一冊です。自分じゃ見つけられないような本を知ることができるのはありがたい😁