まともなキャラがほぼゼロなのに、なぜか最後は涙してしまう新スースク。
脚本・監督のジェームズ・ガンが好きなモノをどんどん詰め込んで作った感があり、彼の作品が好きならハマるんじゃないかしら。
ストーリー:
クレイジーなハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、最強スナイパーのブラッドスポート(イドリス・エルバ)、敵をチーズに変える能力を持つポルカドットマン(デヴィッド・ダストマルチャン)ら凶悪な犯罪者たちを集め、特殊部隊が結成される。彼らは成功すれば刑期短縮、失敗すれば即死、命令に背けば首に埋め込まれた爆弾で殺されるという命懸けのミッションに挑む。
ちなみに私はずっと笑ってました。そんなジョークで笑うなんて悪趣味と言われかねないし、グロ表現も多いし、観る人を選ぶ映画かもしれないけど!
一番好きなのはやっぱりハーレイ・クイン。マーゴット・ロビー以外は考えられないというくらい、彼女のハーレイ・クインは魅力的。とにかくハチャメチャなんだけど、今作でも彼女のセリフですごく響くところがあったものね。イドリス・エルバはいつも真面目な役ばかり観ているので、よくわからない武器を操ったり暴言吐いたり新鮮で!いけますね、こっち方面も…。
サメ人間の彼、最初私もぼんやりしていて全然気づかなかったんだけど、スタローンなんだよね。冒頭でクレジット見て「あ、スタローン出るんだ…」って思っていたはずなのに「あれ?どこで出てくんだろ?」ってwww最初から最後まで大活躍だったのに!
ラットキャッチャー2の活躍はこの映画の大きな見どころ。刑務所にいるけど凶悪な犯罪者とは言えないのよね、彼女。もともとはホームレスで、父親からネズミを操る道具を譲り受けたらしい(っていうか、父親がタイカ・ワイティティってのもずるい!)。ネズミとともに、いわゆる社会的にも最底辺で生きてきた彼女が、最後の怪獣との戦いでめちゃくちゃ大活躍するっていうところに何か一番強いメッセージ性を感じてしまうのだよね。彼女だけじゃなく仲間は皆そういう恵まれない境遇だったりするわけで、そんな彼らでも活躍できる場所があるんだ、最高に格好良くなれるんだっていう。
だからスカッとするし感動しちゃうのかなぁ…
ほぼ全編ふざけてるんですが、監督の一貫したこだわりや熱い想いがちゃんと生きていて実は傑作という映画だと思います。いろいろあったけど、、、これからもどんどん面白い映画期待しています⭐
週末の映画館は、県独自の緊急事態宣言も出たこともあって、まあ静かなもんでした。街中にそもそも人が少ない。いるところにはいるんだろうけど。これで映画館まで閉館しちゃったら悲しすぎる😢そういう最悪な事態は避けたいので何とかしてほしいよ~。もう個人でできることには限界があると感じる今日この頃です…