ボンボンを買いに・・・

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電子書籍疲れ?紙の本イイよ、良さを再認識してる最近。

2018-10-21 13:47:49 | 日記

最近、紙の本の良さを再認識している。

読むのは紙の本ばっかりなのだ。

 

 

一時期、電子書籍ばかり読んでいたけれど、

ほら、なんたって本を読む時間ってまとまってとれないじゃない?

隙間時間に読むしかなくって、でも本を持ち歩くのはうっとおしい。

電子書籍ならばその必要はないし、読みたいときにすぐ読める。

わざわざ買いに行く必要もないし・・・・・

 

 

というわけで、電子書籍にはまっていたけれど、

ご存知の方はご存知と思うけど、

あれってすべての本が電子化されてるわけではない。

昔の本が読みたいとき、紙の本(しかも古本)でしか手に入れられない場合もある。

 

 

夏樹静子のミステリーにどういうわけだか最近はまって、

この人の場合、そこそこ電子化されてるけど、

定価で買うのはちょい高い。(笑)

そこで古本を購入して、紙の本を持ち歩いてるけれど、

文庫本ならばそれほど重さも気にならないのね。

革のブックカバーをつけてさ。

 

 

これを手に持って、ページを繰る感じ・・・

紙の本でしか味わえない、この感じが、

なんともいえず心地よいの!!

そのことを、発見しちゃったのだ。

 

 

一枚、一枚、ページをめくって、今日はこんだけ読んだぞ~とか、

あとどれくらい残っているかって。

しっかり確認しながら読み進められる。

私の場合、これがとっても大事みたい。

 

 

電子書籍だと、これがわかりづらい。

今全体のどの位置にいるとか、

まだまだ序盤何パーセントとか、半分までいったかとか。

確認しようと思えばできるけど、ねえ?

わかりづらいざんしょ?

 

 

読んだとこで、ほら、しおりをはさんでさ。

電子書籍だってできるんだけど、こういうのって、

本を読むうえで、とっても大事な、欠かせない動作だということに

改めて気がついた。

 

 

動作、というより、むしろ儀式なのかな?(笑)

 

 

ミステリーだとぐいぐい読み進められて、

残りページ数がどんどん減っていくのが一目でわかる、

この快感。

紙の本ならではよなあ。それこそ、

バリバリ本を噛み砕いて食べていく。

本を征服していくイメージ?

 

 

電子書籍では、それが味わいづらい。

この違いは、うーーーーん、言葉でも表すのが難しいな。

 

 

あと、本を手に持ったときの心地よい重さとか

ディスプレイより目に優しい紙面とか。

なんだか癒し効果がある気がする。

 

 

というわけで、まだしばらく紙の本にはまりそうです

 

 

 


今も昔も、変わらぬ離婚のこのカタチ。「クレイマー・クレイマー」

2018-10-07 12:33:57 | 日記

この間、思い立ってこの映画を見ていたよ。

ダスティン・ホフマンもメリル・ストリープも若いよねぇ。

無理もない、もう40年も前の映画なのだ。

 

 

 

 

前にも見たことがあるけど、やっぱり泣いちゃったな。

公開当時、私はまだ小学生だったけれど、

しかし、今や子を持つ親になって、親の視点でも見てしまう。

 

🌟🌟🌟

 

両親の離婚に胸を痛める坊や。

7歳という設定だけれど、もっと幼く見えるなぁ。

5,6歳・・・・わが息子がそのくらいだった頃を思い出す。

あの頃は一番可愛かったんじゃあるまいか。

そして、子どもの涙には、無条件で心を乱される。

こっちまで泣いてしまう。

 

🌟🌟🌟

 

お父さんもお母さんも、同じくらい君のことが好き。

君も、お父さんとお母さんを同じくらい好き。

今までも、そして、これからも・・・・

だけど、お父さんとお母さんは、どうして好き同士ではいられないの???

 

🌟🌟🌟

 

これは、公開当時から40年経った今も不変のテーマでしょう。

だからかなぁ。そんなに昔の映画って感じはしなかった。

 

🌟🌟🌟

 

今ね、私はyoutubeで、「テレフォン人生相談」というのを聞いている。

youtubeで聞き始めたのは最近だけど、

このラジオ番組の存在は前から知っていた。

月曜日から金曜日まで、15分程度、午前中にニッポン放送がやっていて、

前はradikoで聞いていたんだよ。

 

テレフォン人生相談

 http://www.1242.com/jinseisoudan/

 

 

私がいつもこの番組を聞いているもんで、息子にもあきれられている。

私にとっては面白くて、ついつい聞いてしまうんだが、

息子は人の悩みを聞いていると暗くなるからイヤだという。

まぁ、そこんとこは好みが分かれるだね。

 

🌟🌟🌟

 

おっと、話がそれそうになってしまったけど、

要は、日ごろから人様の離婚の悩みをさんざん聞いているせいで、

この映画のストーリーも、そのパターンだなぁと。

妙に納得してしまったところがあるのだ。

 

🌟🌟🌟

 

「クレイマー・クレイマー」は、妻ジョアンナ(メリル・ストリープ)が

息子の寝姿に後ろ髪引かれつつ、

涙ながらに部屋を出て行くところから始まる。

 

🌟🌟🌟

 

夫テッド(ダスティン・ホフマン)にとっては、青天の霹靂。

妻が突然家出をしてしまった。

その事実を受け入れがたく、逆上したり、戸惑ったり。

 

🌟🌟🌟

 

しかし、残された息子との生活は、待ったなしなのだ。

慣れない仕事と家事と育児の両立に、てんやわんやになる・・・・

 

🌟🌟🌟

 

そんな生活がやっと落ち着いた頃、

妻から息子を引き取りたいとの連絡を受け、夫は激高。

やがて、離婚調停が始まり、息子の養育権をめぐって争いが始まる・・・・

 

🌟🌟🌟

 

後半の調停になってからは、とにかくせつないの一言。

あまり見たくないね、という部分ではあるのだが、

私が俄然興味を引かれたのは、前半部であります。

 

🌟🌟🌟

 

妻に別れを切り出され、呆然と立ち尽くす夫。

その、ハトが豆鉄砲を食ったような間抜け面。

まさに荷物を持って出て行こうとする妻に向かって、

機嫌を直せなんていう。

そのずれてる加減がすごいのデス。

 

🌟🌟🌟

 

この期に及んで、まだ他愛ないケンカと信じ込んでいる。

男って馬鹿だね。

妻の、ただごとでなく思いつめた表情にも気づかないんだから。

 

🌟🌟🌟

 

現代の離婚劇だってそうなんだよ。

妻は、別れの理由は、これまでの積み重ねだという。

我慢に我慢を重ねてきて、耐えられなくなって、別れを切り出すけど、

夫は「突然」こうなった、という。

そして、こうなった理由はわからないのだ。

 

🌟🌟🌟

 

要は、妻が散々出してきているサインに気づかないんだよね。

信じられないけど。

妻の本気を知って、夫は初めてあわてるのよ。

そして、「話し合おう」なんて必死になるけど、

妻には、とうにその気はなくなっている。

 

🌟🌟🌟

 

「だって、この人は私の話なんて聞いてくれやしないから。

これまでだって、ずっとそうだったから。

もはや私の問題なの。あなたはそういう人だから。」

 

🌟🌟🌟

 

ね?「テレフォン人生相談」の王道パターン。

「クレイマー・クレイマー」だって、まさに、そうじゃないの!!

 

🌟🌟🌟

 

男なんて、そんなもの。

この年になって、初めて合点がいったのでした。

そう思えば、夫と昔あったあんなこと、こんなことも、

ちょっと見方が変わってくるような・・・そうでもないかな?

 

🌟🌟🌟

 

しかし、40年経った今も、あの頃の映画が見られることの幸せ。ですね。