このタイトルでピンと来た人は、私と同じ世代でしょうか。
さて昨日に続き今日も暑かった。
昔も暑い日は当然あったが、熱中症という言葉は聞かなかった。
一般的には、日射病と言っていたような気がする。
日射病は、強い直射日光に当たっていると起きる。
それに対して、室内や車内でも高温で起きる場合が、熱射病と言われる。
そして、高温で起こる熱による障害を総称した言い方が、熱中症と言うことだそうだ。
原因は、暑さで体温のコントロールが出来なくなって、熱が体内にこもってしまう状態なので、とにかく直ぐに体を冷やすことが大優先する。
やはり昔は熱中症は、少なかったような気がする。
理由は、クーラーも扇風機も庶民の個人宅には無かったから、夏が来れば暑いのは当然だと体が認識している。
だから暑ければ、汗を流し体調を自分でコントロール出来ていたので、熱中症など起きなかったと思う。
たまに小学校の朝礼で具合が悪くなる子がいたくらいで、そんなに問題されてはいなかった。
それが今は、毎年夏が近づくと熱中症という言葉がニュースで飛び交う。
なぜ熱中症が増えてきたかというと、室内へのクーラーの設置が理由になると思う。
それも暑いところから涼しいところへ入ったときは快適と感じるので、まず熱中症にはならないだろうが、しばらく涼しいところにいて急に外の暑いところへ出た場合に熱中症になるような気がする。
つまり体が冷え切っているので、外の暑いところへ出ても汗がすぐに出ないため、外気の熱がだんだんに体に溜まってしまって体温調節が出来なくなり、熱中症になってしまうということだ。
実際、私も夕方日が沈むころに会社を出て10分ほど経ったら、地面がぐるぐる回ってしまって歩けなくなり、しばらく座り込んでしまったことがある。
その時に初めてこれが熱中症かもしれないと感じ、何とか電車に乗って家に着いたら、風呂桶を水道の水でいっぱいにして、1時間ほど体を冷やしたことがあった。
たぶん強制的に体温を下げたので、正常の状態に戻ったと思う。
それ以降、冷房が効いた室内には、長居をしないようにしている。
そして今の家は、クーラーも設置していないのである。とりあえず扇風機で何とかなっているのである。
やはり夏は、暑い暑いと言って体を慣らすのが健康には良いのではないかと思う。
我慢できなくなったら、山へ逃げますから。
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