「みそのたね」とは。。
まあるい食卓でもお世話になっている、八百屋オーガニッククロッシングさんと、農家けせら畑さん。
能勢から尼崎まで流れる猪名川の上流に住んでいるお二方が中心になって、流域をひとつのまとまりとして、繋がりを深めていこうという試み。
その1つとして、同じ川の流域に暮らす人たちが一緒になって大豆を育てて、収穫した豆を使ってお味噌を仕込むという活動に、下流側に位置する尼崎の「まあるい食卓」も参加させて頂くことになりました。
上流では畑に、下流ではプランターやガーデニングバッグに。
それぞれで育てた大豆を収穫したものを持ち寄って、最後は一緒のお味噌にしていきます。
その活動の最初の一歩。
6/17(土)は、上流側の能勢にあるけせら畑さんの畑の「大豆=味噌の種」まきに、「まあるい食卓」スタッフ2名で参加して参りました。
能勢に向かう道中、猪名川の上流の様子が垣間見えました。
尼崎側は、スポーツの森の辺りで海に流れ込むのですが、この辺りまで来ると緑が濃くて素朴な風情です。
豆まきの前に、能勢の源流にあたる「妙見山」にあるブナの原生林を歩きました。
尼崎から車で一時間ほど。
ほんの身近なところに、立派なブナ林があるのは驚きです。
この地に水をたっぷりと蓄えて、下流に住む私たちの生活にも恵みをもたらしてくださっている。
美味しいお水も頂きました。
ブナ守の会の方のご案内で、ブナの苗や種も見つけることができました。
この、とても小さな種が、気の遠くなるような時間をかけて、空中には大きな枝を伸ばし、地中には深く広く根を張って、たくさんの水をたたえてくれると思うと、本当にありがたい気持ちになります。
この豊かな森から眼下を見下ろすと、尼崎は手が届きそうなほど近くに感じられるのでした。
やはり、この場に立って自分の目で見られてよかった。
これまでイメージしていたよりも、上流と下流は、ずっと近く密接に関わり合っていることを実感することができました。
さて、妙見山でお弁当を頂いた後は、けせら畑さんの畑へ向かいます。
途中、野間の大けやきに立ち寄り、子育て中のフクロウを見学したり、美味しいコーヒーを頂いたり。
本当に豊かな時間です。
畑に到着しました。
まるで、周囲の山に守られているように見えます。
ここでも土の中では、ダイナミックな水の流れがおきているのかと想像してしまいます。
けせら畑さんでは、畑の周囲に数か所、水と空気が地中に流れることを意図した穴を開けておられます。
ちょっとしたトラップです(笑)
去年、こちらの畑で収穫された青大豆。とても綺麗です。
けせら畑さんに、大豆のまき方を説明して頂きます。
そして実際に手を動かしていきます。
大人も子どもも一緒に、わっせわっせ。
指の第一関節くらいの深さの穴を開けて、大豆を3つぶ。
その上から、くん炭を一握り。
丁寧に置いていきます。
その頃の現場監督。リラックスしすぎ(笑)
最後は、ご一緒した皆さんと記念撮影を。
この日は、30名ほどの方が参加されたそうです。
行政単位で地名を聞くとピンと来なくても、同じ川の流域にいること。そして一緒に手を動かすことでとても親しく感じられました。
元気によい大豆が育ちますように。
よい一日を、ありがとうございました!(^^)!
**********************************************************************
《今後のスケジュール》
能勢のけせら畑さんでの、大豆スケジュールです。
「まあるい食卓」からも、できるだけ上流での活動にも参加させて頂きたいと思っています。
もし参加してみたいと思われる方は、ぜひご一緒しましょう~♪
・6月17日(土) たねまき
・7月22日(土) 草取り①
・9月16日(土) 草取り②
・10月21日(土) 枝豆を食べる会(予定)
・11月18日(土) 収穫&脱穀
・2月17日(土) 流域みそ仕込み(予定)・・・※「まあるい食卓」でのみそ仕込みは別日程です。
(文責:金岩日佐美)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます