こんばんは!TOKYO TAP DO!EDINBURGH一か月公演を終え、無事に帰国いたしました!
まずは、
公演が大成功で終演しましたことをご報告いたします。
オーディエンス総数が2369名!フリンジでの平均入場者数が1つの舞台で1日5名・・・というおそろしい競争率の中、自分たちでも驚きの2千人超え。本当にたくさんの方にご来場いただいてうれしい限りです!
そして、レビューも念願の五つ星☆☆☆☆☆を獲得!
数々の地元開催のイベントにも招待されて充実の毎日!
イギリスの新聞にも取り上げられ
セルアウト賞
地元開催のイベントでの優勝
アジアンアワードのノミネート
なんだか怖いくらいです・・・
怒涛の7月公演を終えてそのまま空港へ直行!そんなドタバタなスタートでしたが、たくさんの方々のサポートがあり、エネルギーは満タンでした。元気に帰国できたこと、成果を形として残せたこと・・・温かく見守ってくださった皆様のおかげです。本当に心からの感謝の気持ちでいっぱいです!
たくさんの皆様に笑顔を届けたい・・・ただそれだけに全力疾走した一か月間でした。
着くなり、翌日早朝の舞台リハーサルの為にセットのカウンターや小道具づくり・・・公園で・・・。
食料の買い出しや現地に届いているチラシやポスターの受け取り、ポスターを貼らせてもらえる店を探して貼り付けの交渉。
ばたばたのまま初日を迎えましたね(笑)
初日の幕が開くとそれからは毎日、宣伝と公演のルーティーン。
僕らの『SUSHI TAP SHOW』はCvenue34という劇場。少し古い感じはありましたが、ふかふかのシートで雰囲気のステキな劇場でした。1階部分はバーになっており、時間によってはすごくにぎわっておりました、その地下1階が僕らの公演が行われる劇場。
住まいはニコルソンストリートという片側2車線の比較的大きな通りに面しており、そこから通りを5~6分歩いたところに劇場はありました。劇場のあるチェンバーストリートという道を越えてさらに5~6分歩くとエジンバラ城につながるハイストリートがあります。この城へと続くハイストリートがパフォーマーたちの宣伝の場所になっておりまして、フリンジの為の柱や、ゲート、仮設ステージ、チケットを買うためのフリンジボックスオフィスがありました。
フリンジ用に建てられた数本の柱は各々が宣伝用に使っていいもので、たくさんのポスターが貼ってあります。せっかくポスターを貼っても数時間後には上からポスターを貼られてしまい、跡形もなくなってしまいます。(笑)
まさに競争!!戦いです!!
SUSHI TAP SHOWもポスターを貼っておりましたが、あまりのポスターのはかなさに作戦を変えまして、チラシをヨコに25枚つなげて、柱をぐる~と囲ってしまう、その名も『蛇腹作戦』に!柱一本につき約200枚のチラシ!
一枚一枚だとインパクトに欠けるので、短い時間でも柱をピンクに染めてしまおうという豪快な作戦!
これにはピンクのスーツの集団にピンクの柱ということで写真を撮っていく方がたくさんでしたね。
でもほら、もう写真の俺の顔の横あたり・・・1枚貼られちゃってるでしょ(笑)・・・柱を離れたすきに貼られちゃってるわけ。
でもね、これはみんなの柱で宣伝に使うものだから、暗黙の了解で、はがしたりするのはモラルに反するけど、上から貼られちゃうのはしょうがないし、いいの、いいの(笑)
さてさて、ハイストリートはあちこちでパフォーマンスが繰り広げられていまして・・・大道芸的なものや、うちらのようなショーの宣伝も行われてる。仮設ステージは事前の予約が必要で、なかなか取れないけれど8月中でもともと数回は予約が取れていて。だけど、キャンセルがでるんですね。なのでQUEといわれるいわゆるキャンセル待ちをしていると思いがけず仮設ステージでのパフォーマンスが可能だったりするんですね!いや、これがかなりの確率!QUEを出しておけば1日1回はできるくらい。
たとえば太鼓のチームが雨天のためにキャンセルしたり・・・突然ホームシックになったり・・・それはないか・・・
ま、そんなわけで、僕らの日課としては
朝起きて、おのおの朝食、パンにバターを塗って食べるもの、ホットドッグを作るもの、スコーンに生クリームを乗せて食べるもの、ご飯に「ごはんですよ」をつけて食べるもの。それから舞台用メイクをして、16:45からの本公演の準備をして、ピンクのスーツを身にまとい、12時頃出発!ポスターで作ったピンクの看板を掲げて、「SUSHI TAP SHOW~🎵フォー・フォーティーファ~イブ🎵」「ベリー べり~ ふぁに~しょ~🎵」なんて言いながら通りの人にチラシを渡しながらハイストリートに向かう。
さて、ハイストリートに着くと、すぐに柱をピンクに染める!昨夜のうちにつなげておいたチラシの蛇腹をビロビロ~とひろげてテープで張り付ける!
柱は高いところはポスターが貼られにくい!だから柱はフリンジが進むにつれて徐々に真ん中部分が重ね貼りされて厚くなり、ボーリングのピンのような形になっていく。うちらもなるべく高い位置から貼りつけようとするがいかんせん、身長が・・・
なので、れいかを肩車し・・・下の俺はピンのように膨れ上がった柱に顔がついて苦しいのでもえこに額のあたりを抑えてもらって呼吸を確保し・・・ま、そんな感じで柱をピンクに染めたあとで宣伝スタート。
この時期はフリンジを目当てで町を訪れている方が多いので、チラシも受け取るし、パフォーマンスもがっつり観ている。これから「今夜はどの舞台をみようか・・・」なんて考えていそうな人達の視線を感じるとやはり本公演に負けないくらいのエネルギーでパフォーマンスを行ってしまう!でもうれしいことにそんな地道な活動はすぐに数字として表れる。
どこから来たかもわからないピンクの5人組はなんと初日21人、2日目10人!それがハイストリートの顔となり始めたころからぐっと伸びはじめてあっという間に100人越え、その後も伸び続けて、終わってみれば2千人オーバー。
街を歩けば・・・「オ~!!スシタップ!」と声をかけられる!ので「イエス!」という。
向かいから走ってきたトラックの運ちゃんが親指を立ててププーっとクラクションを鳴らす!ので手を振り返す。
観たという人が興奮気味に「ペラペラぺらぺ~ら」と話しかけてくるので「フフン、フフン」と聞き取れた振りをする。
そのころから予定していたイベント以外にオファーがくるようになり・・・夜も忙しくなってきた。
さてさて、本公演はというと、試行錯誤を重ねながらも着実に良いものになってきた。
音響・照明スタッフとも息があってきた感があって集中できる環境になってきた。
演出、作品の意味・・・ずっとメンバーで作ってきた世界観を会って数日のスタッフに理解してもらうことは難しい。だけど言葉よりもともに楽しむ感覚をスタッフのルー・サージ・ドーヴが感じてくれたあたりから、そんな心配はいらなくなってきてた。
そんな感じでお客様も声を発しながら、ともにエンジョイするステージが終わると、すぐに撤収!これが5分!!!
道具をとりあえず中二階に上げるのだが・・・
この中二階・・・天井がすごく低い!
初日の公演終了後、道具を奥に押し込んで、立ち上がった時、振り向きざまに天井のコンクリートに目の上を強打!!
ううっ!うめいて抑えていた手を放してみると手が真っ赤!!!ぱっくりと目の上が切れてかなりの出血!!!
初日でけが・・・
先が思いやられる(笑)
すぐさまバーで氷をもらい、真っ赤なタオルに氷を包んで止血。もう~、なんだかなあ。
縫うほどではなかったけど、まだ跡が残ってる。。。。
さて、この騒ぎはいいとして・・・
公演が終わると家に帰る。スコットランドは雨が多く、突然のスコールはもちろん、気温もコロコロ変わる。だから雨具は持ち歩く。これはもう俺が雨男とかそういう問題ではない!きっぱり!
1時間毎の天気予報があるくらいだから・・・
で、着替えもそこそこに上着をきて帰る。
この1か月間、3回ほどの外食を除いては毎日自炊!当番制になっているので、当番の人は帰りにスーパーに寄る。テスコというお店とリドルというお店・・・それぞれ安いものが違うのであれはテスコ。あれはリドル。みたいなことになってる。
お菓子や飲み物も日本にあるものと当然違うのでなんだかテンションが上がる!
通訳のあんDO!さんは、面白いとか、おいしそう!と思ったものをやたらテスコ買い込むので、「テスコリアン」と命名した。
その後あんDO!さんはリドルでも買い込むようになったので「リドリアン」とも呼ばれた。
向かって左前が「テスコリアン」
あんDO!さんは格闘技通でというか選手の通訳なんかもやっていたのでスポーツ好きの俺にとっては話が尽きない。
さて、あんDO!さんが出てきたのでもう一方ご紹介。先に帰国したあとのサポートとしてお願いしたエジンバラにお住まいのたかこさん。ポケまきが以前にエジンバラに行ったときに助けて頂いた方。写真はなれなれしいたかこさん・・・
ではなくて・・・息子のアーサー!
妹はクララ。
この兄弟に癒されましたね~。
もう~本当に甘えん坊で・・・。
アーサーは「すぴーん!すぴーん!」と言いながら俺のお尻のポケットをまさぐる・・・
なんのことだかさっぱり・・・
で、たかこさん曰く・・・
「スプーン!」の間違いだそうだ・・・
うちらが演奏するスプーンが欲しくてさがしているようだ・・・
日本語が苦手そうなアーサー・・・まてよ・・・おいおいスプーンは英語だぞ!
さてさて、話を戻すとそんなこんなで買い物を済ませて自宅で調理。
みんななかなかの手練れで・・・毎日おいしい手料理を頂きました。なので自分の番の時は必死でしたね(笑)
食後は日課のビデオチェック。
作品のチェック以外にも、今日あったことを書いておくのが常で、そこは若手が書記。
あまりに毎日俺が数個の事件を起こすので、「まさるさん!一日一個にしてください!」と。「俺は!毎日話題を提供してるの!!・・・でも、はい、そうします。できるなら・・・」
そして夜も更けるころ、明日柱に貼る蛇腹を作ります。それから、チラシに5つ星のレヴューをホチキスで止めます。すごい枚数ですが、5人でやると意外と早い。
こうして1日が過ぎていくのです。でもこれは平常時・・・夜中のイベントに呼ばれたりしてると大変!ま、そんな毎日です。
普段から毎日なんらかしらの太鼓を叩いていましたが、今回はDjembeがメイン!というか、それしか持って行ってない。あらゆるシーンで休みなく叩き続けていたので、手のひらがご覧の状態。
ひび割れて、くっつく暇もなく叩くから、治りやしない(笑)
でもね・・・太鼓を叩いていて・・・こんな贅沢ないよね。
エディンバラの町は石畳。日本のようにきれいに舗装していないので、そこらじゅう凸凹。
俺は着いてすぐに、石畳の凸凹に足を取られてさ、足首をグネっとやりましてさ・・・こけてさ・・・にてさ・・・やいてさ・・・くってさ・・・
持っていたパンデイロを頭にぶつけてたんこぶをつく~る。🎵
そんな事件があってから、毎日1回は足首をグネる癖がついちゃって。もえこ・玲花の若手に「グネるさん。」と呼ばれ。「は~い🎵ってグネるじゃねーわ!まさるだわ!」というこてこてなやり取りが行われるようになってしまいました。
そんなグネる街エディンバラが見渡せるアーサーズシート。
全公演が終わったあとゆっくりと登りました。
なんだかエネルギーがもらえるなあ。
感じたのは世界の広さと、狭さ。
違うということが素敵だと思うこと、同じということが嬉しいと思うこと。
笑顔が見たいなら自分が笑うこと。
たくさんの笑顔がみたいならたくさん笑うこと。
何かの終わりと何かの始まり。
毎日が目新しかった子供の頃の感覚。
少しのさみしさと大きな希望。
感謝の気持ち。
そして挑戦する心。
そんな気持ち、忘れずにいたいなあ。
MASARU🎵
まずは、
公演が大成功で終演しましたことをご報告いたします。
オーディエンス総数が2369名!フリンジでの平均入場者数が1つの舞台で1日5名・・・というおそろしい競争率の中、自分たちでも驚きの2千人超え。本当にたくさんの方にご来場いただいてうれしい限りです!
そして、レビューも念願の五つ星☆☆☆☆☆を獲得!
数々の地元開催のイベントにも招待されて充実の毎日!
イギリスの新聞にも取り上げられ
セルアウト賞
地元開催のイベントでの優勝
アジアンアワードのノミネート
なんだか怖いくらいです・・・
怒涛の7月公演を終えてそのまま空港へ直行!そんなドタバタなスタートでしたが、たくさんの方々のサポートがあり、エネルギーは満タンでした。元気に帰国できたこと、成果を形として残せたこと・・・温かく見守ってくださった皆様のおかげです。本当に心からの感謝の気持ちでいっぱいです!
たくさんの皆様に笑顔を届けたい・・・ただそれだけに全力疾走した一か月間でした。
着くなり、翌日早朝の舞台リハーサルの為にセットのカウンターや小道具づくり・・・公園で・・・。
食料の買い出しや現地に届いているチラシやポスターの受け取り、ポスターを貼らせてもらえる店を探して貼り付けの交渉。
ばたばたのまま初日を迎えましたね(笑)
初日の幕が開くとそれからは毎日、宣伝と公演のルーティーン。
僕らの『SUSHI TAP SHOW』はCvenue34という劇場。少し古い感じはありましたが、ふかふかのシートで雰囲気のステキな劇場でした。1階部分はバーになっており、時間によってはすごくにぎわっておりました、その地下1階が僕らの公演が行われる劇場。
住まいはニコルソンストリートという片側2車線の比較的大きな通りに面しており、そこから通りを5~6分歩いたところに劇場はありました。劇場のあるチェンバーストリートという道を越えてさらに5~6分歩くとエジンバラ城につながるハイストリートがあります。この城へと続くハイストリートがパフォーマーたちの宣伝の場所になっておりまして、フリンジの為の柱や、ゲート、仮設ステージ、チケットを買うためのフリンジボックスオフィスがありました。
フリンジ用に建てられた数本の柱は各々が宣伝用に使っていいもので、たくさんのポスターが貼ってあります。せっかくポスターを貼っても数時間後には上からポスターを貼られてしまい、跡形もなくなってしまいます。(笑)
まさに競争!!戦いです!!
SUSHI TAP SHOWもポスターを貼っておりましたが、あまりのポスターのはかなさに作戦を変えまして、チラシをヨコに25枚つなげて、柱をぐる~と囲ってしまう、その名も『蛇腹作戦』に!柱一本につき約200枚のチラシ!
一枚一枚だとインパクトに欠けるので、短い時間でも柱をピンクに染めてしまおうという豪快な作戦!
これにはピンクのスーツの集団にピンクの柱ということで写真を撮っていく方がたくさんでしたね。
でもほら、もう写真の俺の顔の横あたり・・・1枚貼られちゃってるでしょ(笑)・・・柱を離れたすきに貼られちゃってるわけ。
でもね、これはみんなの柱で宣伝に使うものだから、暗黙の了解で、はがしたりするのはモラルに反するけど、上から貼られちゃうのはしょうがないし、いいの、いいの(笑)
さてさて、ハイストリートはあちこちでパフォーマンスが繰り広げられていまして・・・大道芸的なものや、うちらのようなショーの宣伝も行われてる。仮設ステージは事前の予約が必要で、なかなか取れないけれど8月中でもともと数回は予約が取れていて。だけど、キャンセルがでるんですね。なのでQUEといわれるいわゆるキャンセル待ちをしていると思いがけず仮設ステージでのパフォーマンスが可能だったりするんですね!いや、これがかなりの確率!QUEを出しておけば1日1回はできるくらい。
たとえば太鼓のチームが雨天のためにキャンセルしたり・・・突然ホームシックになったり・・・それはないか・・・
ま、そんなわけで、僕らの日課としては
朝起きて、おのおの朝食、パンにバターを塗って食べるもの、ホットドッグを作るもの、スコーンに生クリームを乗せて食べるもの、ご飯に「ごはんですよ」をつけて食べるもの。それから舞台用メイクをして、16:45からの本公演の準備をして、ピンクのスーツを身にまとい、12時頃出発!ポスターで作ったピンクの看板を掲げて、「SUSHI TAP SHOW~🎵フォー・フォーティーファ~イブ🎵」「ベリー べり~ ふぁに~しょ~🎵」なんて言いながら通りの人にチラシを渡しながらハイストリートに向かう。
さて、ハイストリートに着くと、すぐに柱をピンクに染める!昨夜のうちにつなげておいたチラシの蛇腹をビロビロ~とひろげてテープで張り付ける!
柱は高いところはポスターが貼られにくい!だから柱はフリンジが進むにつれて徐々に真ん中部分が重ね貼りされて厚くなり、ボーリングのピンのような形になっていく。うちらもなるべく高い位置から貼りつけようとするがいかんせん、身長が・・・
なので、れいかを肩車し・・・下の俺はピンのように膨れ上がった柱に顔がついて苦しいのでもえこに額のあたりを抑えてもらって呼吸を確保し・・・ま、そんな感じで柱をピンクに染めたあとで宣伝スタート。
この時期はフリンジを目当てで町を訪れている方が多いので、チラシも受け取るし、パフォーマンスもがっつり観ている。これから「今夜はどの舞台をみようか・・・」なんて考えていそうな人達の視線を感じるとやはり本公演に負けないくらいのエネルギーでパフォーマンスを行ってしまう!でもうれしいことにそんな地道な活動はすぐに数字として表れる。
どこから来たかもわからないピンクの5人組はなんと初日21人、2日目10人!それがハイストリートの顔となり始めたころからぐっと伸びはじめてあっという間に100人越え、その後も伸び続けて、終わってみれば2千人オーバー。
街を歩けば・・・「オ~!!スシタップ!」と声をかけられる!ので「イエス!」という。
向かいから走ってきたトラックの運ちゃんが親指を立ててププーっとクラクションを鳴らす!ので手を振り返す。
観たという人が興奮気味に「ペラペラぺらぺ~ら」と話しかけてくるので「フフン、フフン」と聞き取れた振りをする。
そのころから予定していたイベント以外にオファーがくるようになり・・・夜も忙しくなってきた。
さてさて、本公演はというと、試行錯誤を重ねながらも着実に良いものになってきた。
音響・照明スタッフとも息があってきた感があって集中できる環境になってきた。
演出、作品の意味・・・ずっとメンバーで作ってきた世界観を会って数日のスタッフに理解してもらうことは難しい。だけど言葉よりもともに楽しむ感覚をスタッフのルー・サージ・ドーヴが感じてくれたあたりから、そんな心配はいらなくなってきてた。
そんな感じでお客様も声を発しながら、ともにエンジョイするステージが終わると、すぐに撤収!これが5分!!!
道具をとりあえず中二階に上げるのだが・・・
この中二階・・・天井がすごく低い!
初日の公演終了後、道具を奥に押し込んで、立ち上がった時、振り向きざまに天井のコンクリートに目の上を強打!!
ううっ!うめいて抑えていた手を放してみると手が真っ赤!!!ぱっくりと目の上が切れてかなりの出血!!!
初日でけが・・・
先が思いやられる(笑)
すぐさまバーで氷をもらい、真っ赤なタオルに氷を包んで止血。もう~、なんだかなあ。
縫うほどではなかったけど、まだ跡が残ってる。。。。
さて、この騒ぎはいいとして・・・
公演が終わると家に帰る。スコットランドは雨が多く、突然のスコールはもちろん、気温もコロコロ変わる。だから雨具は持ち歩く。これはもう俺が雨男とかそういう問題ではない!きっぱり!
1時間毎の天気予報があるくらいだから・・・
で、着替えもそこそこに上着をきて帰る。
この1か月間、3回ほどの外食を除いては毎日自炊!当番制になっているので、当番の人は帰りにスーパーに寄る。テスコというお店とリドルというお店・・・それぞれ安いものが違うのであれはテスコ。あれはリドル。みたいなことになってる。
お菓子や飲み物も日本にあるものと当然違うのでなんだかテンションが上がる!
通訳のあんDO!さんは、面白いとか、おいしそう!と思ったものをやたらテスコ買い込むので、「テスコリアン」と命名した。
その後あんDO!さんはリドルでも買い込むようになったので「リドリアン」とも呼ばれた。
向かって左前が「テスコリアン」
あんDO!さんは格闘技通でというか選手の通訳なんかもやっていたのでスポーツ好きの俺にとっては話が尽きない。
さて、あんDO!さんが出てきたのでもう一方ご紹介。先に帰国したあとのサポートとしてお願いしたエジンバラにお住まいのたかこさん。ポケまきが以前にエジンバラに行ったときに助けて頂いた方。写真はなれなれしいたかこさん・・・
ではなくて・・・息子のアーサー!
妹はクララ。
この兄弟に癒されましたね~。
もう~本当に甘えん坊で・・・。
アーサーは「すぴーん!すぴーん!」と言いながら俺のお尻のポケットをまさぐる・・・
なんのことだかさっぱり・・・
で、たかこさん曰く・・・
「スプーン!」の間違いだそうだ・・・
うちらが演奏するスプーンが欲しくてさがしているようだ・・・
日本語が苦手そうなアーサー・・・まてよ・・・おいおいスプーンは英語だぞ!
さてさて、話を戻すとそんなこんなで買い物を済ませて自宅で調理。
みんななかなかの手練れで・・・毎日おいしい手料理を頂きました。なので自分の番の時は必死でしたね(笑)
食後は日課のビデオチェック。
作品のチェック以外にも、今日あったことを書いておくのが常で、そこは若手が書記。
あまりに毎日俺が数個の事件を起こすので、「まさるさん!一日一個にしてください!」と。「俺は!毎日話題を提供してるの!!・・・でも、はい、そうします。できるなら・・・」
そして夜も更けるころ、明日柱に貼る蛇腹を作ります。それから、チラシに5つ星のレヴューをホチキスで止めます。すごい枚数ですが、5人でやると意外と早い。
こうして1日が過ぎていくのです。でもこれは平常時・・・夜中のイベントに呼ばれたりしてると大変!ま、そんな毎日です。
普段から毎日なんらかしらの太鼓を叩いていましたが、今回はDjembeがメイン!というか、それしか持って行ってない。あらゆるシーンで休みなく叩き続けていたので、手のひらがご覧の状態。
ひび割れて、くっつく暇もなく叩くから、治りやしない(笑)
でもね・・・太鼓を叩いていて・・・こんな贅沢ないよね。
エディンバラの町は石畳。日本のようにきれいに舗装していないので、そこらじゅう凸凹。
俺は着いてすぐに、石畳の凸凹に足を取られてさ、足首をグネっとやりましてさ・・・こけてさ・・・にてさ・・・やいてさ・・・くってさ・・・
持っていたパンデイロを頭にぶつけてたんこぶをつく~る。🎵
そんな事件があってから、毎日1回は足首をグネる癖がついちゃって。もえこ・玲花の若手に「グネるさん。」と呼ばれ。「は~い🎵ってグネるじゃねーわ!まさるだわ!」というこてこてなやり取りが行われるようになってしまいました。
そんなグネる街エディンバラが見渡せるアーサーズシート。
全公演が終わったあとゆっくりと登りました。
なんだかエネルギーがもらえるなあ。
感じたのは世界の広さと、狭さ。
違うということが素敵だと思うこと、同じということが嬉しいと思うこと。
笑顔が見たいなら自分が笑うこと。
たくさんの笑顔がみたいならたくさん笑うこと。
何かの終わりと何かの始まり。
毎日が目新しかった子供の頃の感覚。
少しのさみしさと大きな希望。
感謝の気持ち。
そして挑戦する心。
そんな気持ち、忘れずにいたいなあ。
MASARU🎵