ただいま!ANA協賛・シカゴでのコンサートから帰ってまいりましたっ!
今回の強行スケジュールで、時差ボケがあるのかないのか?よくわかりませんがなんだかいつも眠い(笑)。
今回はシカゴのみのコンサートで日数も少なかったので、趣向を変えて、シカゴでノートにつけていた日記をそのまま、掲載してみようと思います。もの凄く長くなりそうなので、あ、帰ってPCで読もう・・・とか、今暇だから、携帯で読もう・・・とか、お好きなスタイルでどうぞ♪
2012、2、6
GADOGADOの一日を終えてシカゴのホテルのロビーにいる。
日本時間9:20。成田空港に集合した僕らは楽器ケース8つと個人のトランクを持ってチェックインカウンターへ。毎年の事ながら、楽器類の量がやたら多いのでカルネ通関には時間がかかる。中身をチェックするのだが、普通にドラムセット・ベースギターだけならまだしも、開けて「なんじゃこりゃ~?」と普通の人なら首をかしげるものも入っている。塩ビパイプとか・・・すべてを楽器と認識するのは難しいのだろう。
ここで、今回最初の「ヒヤリ・・・」
滞在先の住所やなんかを申告する段階になって・・・リーダー山本誠さんが「はっ!」と。
「やべ・・・滞在先とかの書類わすれた・・・」何度ファイルを探ってもないようだ・・・
「じゃあ、こちらで再申請しましょう!」と空港の女性職員。ひゅ~、頼りになるう!少し離れた別カウンターへ行き、誠さんは、宿泊先である「bouble tree hotel」に再申請でもしているのだろうか・・・するとほどなくして「まさる~!!!」。あ、呼ばれた。なんだ?「俺の携帯のアドレス何だっけ!!??」・・・あ・あなたが今手にしている携帯のアドレスですか?まったく世話の焼ける人だ。(笑)でも、人のアドレスより、自分のアドレスを表示できないこの感じ、わからなくもない。
誠さんは書類をたくさん持って色々と手続きをしなくてはいけないので仕事が多い!
同じ頃、僕らは・・・というと。
少し離れたカウンターで、エコノミーからビジネスへのシートのグレードアップの情報に、僕は小さくガッツポーズ、つるさんは小躍りし、たつさんは「にやり」としていた。
喜びを最小限に抑えたにしては、なんともわかりやす過ぎる人達だ。
今年も僕は、出国の際の金属探知機に止められた。
ベルトですかね・・・?と見せたら、「バックルですね~」と笑いながら言われ、う~んこれくらいのバックルで反応するとはすごいと毎年の事ながら感心。でも、じゃあ、どんなバックルにしたらいいのかなあ・・・いっそ紐でしばるか。
出発前のラウンジではあまり時間がなかったが、コーヒーを飲み、一休みした。ここまでで色々やることが多いコンサートツアーではこの時間が嬉しい。ラウンジに入ったのが遅かったため、先ほど再申請でもお手伝いをしてくださった女性職員の方が気を遣ってくださって、搭乗時刻を過ぎてから迎えにきてくれた。おかげでゆっくりできたが、空港内では軽いメンバー捜索活動が行われようとしていたらしい・・・
案内をしてくださった女性職員の方は「さきほどHPを見ました!コンサート頑張って来てください!」と。ずっと近くにいたと思っていたが、なんというチェックの早さ!青学出身をいうことで、本拠地青山こどもの城は知っているということだったので、「ではゴールデンウィークのフルメンバーコンサートで!」と口約束をした。縁とは不思議なものだ。
機内は快適!食事をし、映画を見て、寝る、起きる、映画を見る、食べる、音楽を聴く、落語を見る・・・なんて自堕落なミュージシャン(汗)。あ、メンバーのフォローをするならば、これは僕の機内での様子・・・けしてメンバー全員がそうではない!と、いいたいが・・・見たところあんまり僕と変わった過ごし方をしているようには見えない。
そんなフライトはあっと言う間!12時間~13時間くらいだっただろうか。
さて、シカゴ・オヘア空港への着陸が近づき、アメリカ入国時に必要なカードを記入。
このカード、名前・滞在先・フライト便名などを書き終えると、最後のほうにチェックシートがついている。申請が必要なものや、問題となるものを持ち込んでいないかをチェックするものだが・・・普通、ほとんどが「いいえ」にチェックを入れるような項目だ。
目があまりよくないピアノのたっちゃんは、機内の暗さと、天然のボケを見せ・・・
全てに「はい」とチェックをしたらしい。入国前に誠さんが気づいたからいいものの・・・
★動植物・昆虫を持ち込んでいますか→「はい」
★農場・大牧場にいましたか→「はい」
★病原体・カタツムリを所持していますか→「はい」
大問題だあ!!!
確かにたつさんは大牧場にいそうだし、カタツムリを持っていても不思議ではないけれど。
早くも僕らのコンサートツアーには笑いと一縷の不安がよぎり始めた。
僕がこのことでいつまでもお腹を抱えて笑っているので、たつさんはその記入したカードを僕にくれた。これで2年は笑える。
して、無事に入国。ちょっとだけたっちゃんの入国に時間がかかっている・・・やはりカタツムリを持っていたのか?
シカゴ・オヘア空港では楽器をコンサート会場に運ぶバンに詰め込み、僕らは久し振りの再会のANAシカゴの駒谷さんと硬い握手をして、ホテルへ。ここへは、CAさんもいらっしゃるので、ロビーで鉢合わせすることが多いが、なんか気まずい。やはり、暗がりの中で落語を聴きながら吹き出してしまった姿を見られたことが少なからず影響しているのか?
6日の午前11:20のフライトで12時間飛んだのに、ホテルに着いたのは6日の午前10:00。日付変更線とはほんとにややこしい。
2時間ほどCome in!あ、もとい仮眠をとり、昼食のために12:30にロビーへ!
つるさんが降りてこないので、フロントから電話をした。
「Room call Ok?」 「Sure.」 「a...room Number is 21○.」「ok.」
・・・これが、今回初の会話。会話とは言えないが、ま、よしとしよう。
ロビーにいた誠さんが「マボ(メンバーは僕をこう呼ぶ)、シャワー使った?」と
「いえ、まだですが・・・なにか?」
「すげえぞ・・・」
「なにが?」
「水圧が・・・」と。
僕は、このことを覚えておくべきだった。
このあと、みんなで食事をとり、楽器屋さんへ行き、車で小1時間ほどのダウンタウンへ向かい、ANAシカゴ支店長の大野さんと合流し、夕食のイタリアンへ。わかってはいたが、量が半端ではない!!普通日本ではシェアするようなビッグな皿を回りでは一人で平らげている。
「帰って腹筋しなきゃ・・・」と思ったが、
椅子で溢れかえる店内でゴリゴリとお尻やおなかをぶつけてくる真ん丸い人達を見ていると、なんだか馬鹿らしくさえ感じてくるから怖い・・・
とはいえ、「いかん!いかん!」と思いなおした。
そのあと、シカゴで最も古いジャズライブハウスへ!ここは、あのアルカポネが出入りしてお酒を飲んでいたという、歴史のあるライブバーだ。演奏も素晴らしかった!
言い忘れたが・・・昼食をとった「DARUMAYA(達磨屋)」という日本食レストランには、僕達が「ジェロ」と呼んでいる外国人がいる。まさしく演歌歌手の「ジェロ」のような若者なのだが、そんな風貌に関わらず、前々回は「さみっすね~」と。前回は「おひさしぶりっす~!」と流暢過ぎる日本語を話し、そのアンバランスさがたまらなかった。
今回も会えると楽しみにしていたが、姿が見えない。
きいてみると、ジェロは保険会社に就職したらしい!あのフランクな日本語でさぞかし営業成績を伸ばすことだろう・・・頑張れ!ジェロ!
楽器屋さんでは2mはあろうかという大男がバスドラムを運んでいた・・・バスドラムに見えないところが凄い。
かくして、ハードな1日を堪能した僕らはホテルに帰ってきた。明日は本番だ。
部屋に帰り、すっかり忘れていた誠さんのシャワーの話を、レバーをひねった時に思い出した。
すんごい、水圧だ!!!胸に穴があくよ!
思い出せばヨーロッパでも良くある光景で・・・
欧米のシャワーにもの申す。
日本人はみんながみんな、お坊さんではない!
みんながみんな、日々、滝に打たれているわけではないのである、南無。
2月6日、終わり、おやすみなさい。
MASARU♪