しみちゃんの不動産営業日誌

吹田市の不動産屋 マック住研の会長「しみちゃん」の不動産営業回顧録

⑧営業諸々Ⅲ その137

2012-07-06 16:03:19 | 日記
完全に梅雨に戻った千里山

でも午前中は地元でご売却のご相談
午後からは大阪市内でご売却のご相談にと
天気とは裏腹に充実した一日となりました

これからKRIC(関西不動産情報センター)の
運営委員会出席のため出かけます



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では その137 です



不動産の取引は実に色々なことがある

二十年ほど前のこと

新築分譲販売は順調に進み後1区画となった現場

事業主の希望によりホームエレベーター付の
住宅を建築して販売することとなったものの
価格が高いのと居住スペースが少なく
メンテナンス費用も必要とのことで二の足を踏まれる

このままでは新築住宅ではなくなってしまう

とそんな時こられたお客様
エレベーターは必要ないので
その分を値引きしてくれたら購入しても良いと

何度かキャッチボールをするも
なかなか妥協点が見いだせない

しみちゃん「このお家が中古になったら困るでしょう?」

事業主「う~ん…」

事業主「分かった
  今期は利益が出ているので損金はカバーできる
  当社の決算日までに決済をしてくれるなら
  後○○万円引くことにしよう

事業主様がここまで譲歩してくれたのだから
何とかお客様にご納得をいただかねば…

お客様「カナリ譲歩をしていただけたのは分かるけど
  私が言っていた価格とは未だ開きがあるよ

しみちゃん「それは分かりますが
  ここまで頑張ってきたことを評価してくださいよ」

お客様は未だ首を縦に振ってくれない

しみちゃん「私がお客様と知り合えたのも
  ここまでこうなったのもご縁です
  折角のご縁です
  このご縁を重ねて重縁にさせていただきたいのです

お客様「縁(エニシ)ね…」

お客様「分かったそうするよ
  あんたに任せるよ」

しみちゃん「ありがとうございます

つづく
コメント
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