今回会津でいただいた言葉のなかで
いちばん痛快だったのがタイトルの科白です。
前夜の懇親会で色々と会津のお酒のレクチャーを受け、
向かったのは
会津若松駅から徒歩5分の
会津酒楽館。
種類が多いから、選ぶならここがおすすめ。
連れの二人の目当ては
前夜飲み放題コースに出てきた竜が沢。
私の目当ては夫から申し付かっていた
廣木酒造の泉川。
でもざんねん、竜が沢はあるけど泉川は冷蔵庫のどこを探してもない・・
あーあ、ないみたいー、などと連れと言い合っていたら
傍でさっきまで店員さんと喋っていた目利きっぽいお客さんが
「この店、泉川かくしてますよ。ほら、あそこ」
と助け舟を出してくれた。
そう、常温の棚のいちばん隅っこに目立たないように
ひっそりとあったのです。お一人様一本と書かれて・・・
これじゃあ隠してるって言われても仕方ない、と
笑いたくなるのをこらえて
お礼を言った。
「ちなみに昨日は何処で呑んだんですか?」
などときかれ、そこから会話が弾んだ。
いいね会津!
それにしても会津の人の酒自慢はすごい。
で、会津の酒呑みは飛露喜が好きな人と好きじゃない人の
二種類に分かれる(笑) ←個人の感想です
「都会で流通してないような美味しい酒を
自分たちは知っているのだ、呑んでいるのだ!」という、
言外に「飛露喜は認めないもんねー、都会人たちがもてはやしてるだけ」
みたいな空気を漂わせるのである。
でもそれもこれも、
外から来た人を心からおもてなしして美味しいお酒を呑んで
帰ってほしい、という気持ちのあらわれ・・
だってそのおかげで私の心はポッ、と温かくなって、
しばらくそのぬくもりは消えませんでしたから。
おもてなし、ありがとう!