せっせと生活、ときどき読書

こぶしの薬効

♬しぃらかば~、あおぞーら、みぃなーみぃかぁぜー



千昌夫さんの「北国の春」。

歌中のこぶしは春を告げる花としてお馴染みです。

こぶしの花が種蒔きの合図ということで、種蒔き桜とよぶ

所もあるそうですね。

漢方では辛夷(しんい)という名称で、開花前の蕾を使用します。

葛根湯加川芎辛夷として花粉症にも処方されるようです。

主要成分はアルカロイドのコクラウリン、精油のシトラール、シネオールなど。

「鼻づまりの時はつぼみを鼻の穴に突っ込んでおくんですよ。」

と薬草講座の先生はおっしゃいます。

えーっ、ずいぶんな荒療治ですね。

「まぁ、民間療法ですよ。書いてあるんです。」

よかった。てっきり先生の冗談だと思いました。

薬草の本には、花をお酒としてつけるのがおすすめされています。



材料はフレッシュな花とつぼみ100g、焼酎720ml、氷砂糖50g。

一か月経ったら中身を引き上げさらに一か月熟成させれば出来上がり。

軽い頭痛など吹っ飛ぶそうですよ。さすがの鎮痛作用ですね。

先日思わぬところで、こぶしの並木を目にしました。

(写真が不味くて失礼!)





東京は日本橋川の南の一角、ビル街の真ん中です。

どんな気持ちで植えられたのかなぁ。

もしかしたら春到来の嬉しさを誰よりも知る北国の

人の設計だったのかしら、などセンチメンタルになるのでした。

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