山の案内 歩き日記 今日の猫たち アルファベット記号:霧島山系の案内(マップ) 動画で見る山の案内 | ||
今日の登山コース:えびの高原登山口→韓国岳→大浪池→えびの高原/登山道状況:新燃岳噴火の影響なし。前回登山時と同じ。 登山時間(風景を楽しみながらゆっくり登る。)(A)6:10→7:15(5合目)7:30→8:10(C)9:10→9:50(F)10:10→11:15(J)12:00→12:45(E)→(D)→14:10(A) 今日は670日ぶりの韓国岳登山だ。前回は雨で断念。今日は、晴天、最高の日和。気持ちが高ぶり期待感で胸が熱くなる。夏の登山は早朝登山と決めている。本当に涼しい別天地である。 えびの高原登山口有料駐車場(A)5時30分着、外気温15度、ヒンヤリと気持ち良い。今日は、レットさん苦手の泥濘が予想されること、長距離歩行によるレットさんの疲労度を考えて、レットさん背負子で登ることにする。 準備をして6時10分スタート、有料駐車場から県道を横断し、ツツジ丘沿いを暫く歩くと正面に、何事も無かったように悠然と鎮座する韓国岳が見える。レットさんの歩行速度が遅いので心配になる。声を掛けながら登る。 舗装されたやや急坂登山道を歩くと、無料駐車場に数台の車、早朝登山者であろう。えびの高原の風景を見ながら歩くと正面に硫黄山が見える。そこを右折すると、前回、立ち入り禁止看板が設置してあった跡に登山届箱が設置してある。 登山届けに記入して山頂を目指す。登山箱には無料のマップが置いてある。韓国岳が「はよ登って来い」と「でーん」と待ちかまえている。レットさん、韓国岳を見て元気になったようだ。 1合目から3合目とガレ場と木段登山道を歩くと5合目に着く。甑岳、白鳥山、えびの岳、栗野岳、雲海、熊本、西米良の山々が一望できる絶景だ。しばし絶景に見とれていると、鹿児島市のご高齢の男性が「むじ いん やな」「ありがとうざざいます」 「今日は5時かいのぼっ、今、下山すっとこじゃひと」 と、方言を交えながら話していると「わいわいがやがや」と女性の団体ご一行が登ってきた。本当に笑いの絶えないご一行でした。このご一行、宮崎市幼稚園の先生方で今度、園児を連れて登るコースの下見とのことであった。男性と別れ頂上を目指して歩き始める。 途中コースを外れ、風景写真を撮影しようと、岩場を登ると青年が後を着いてくる。 大浪池の青い湖面が見える。670日ぶりの大浪池、いつもと変わらぬ風景である。遠くの桜島が噴煙を上げている。
8合目から火山礫と岩場の登山道を歩くと、懐かしい木柵登山に変化し、韓国岳の火口が見える。長雨で貯水している。ここから赤い火山礫の登山道を木柵沿いに歩き岩場を登ると韓国岳山頂(B)に着く。時間は8時10分。 山頂から火山灰で真っ黒になった新燃岳が見える。新燃岳法面を彩ってくれた、三つ葉ツツジ全てが火山灰に埋もれ、コバルトブルーの火口湖は無惨にも真っ黒い溶岩の塊に変貌し、その割れ目から白い噴煙が上がっている。自然の脅威を感じた。残念ながら、中岳、高千穂峰は雲に隠れ見えなかった。 風景を楽しみ縦走コースを新燃岳方面を目指し歩くと立ち入り禁止の看板が行く手を阻む、遠くに大幡池の湖面が霞んで見える。大幡池の解禁は、まだだったなと思いながら引き返す。 韓国岳から次の目的地、大浪池を目指し韓国岳に別れを告げ9時10分出発。外気温23度。韓国岳から大浪池登山道は、急坂木階段が長いことで有名だ。階段は、段差の高いところや、梯子風の木階段もあり、その度にレットさんを抱っこして降ろしてやる。 岩場登山道もある。今日は湿度が高いのだろう、汗の量が普段より多いように感じる。急坂階段下りは足に堪える。幸いなことにレットさんは元気に歩いている。汗をかきかき下ると韓国岳避難小屋分岐(F)に着く。ここで給水、おやつタイム。日向は暑いが日陰は結構涼しい。風がもう少し吹いてくれれば良いのだが。 分岐から東(左)回りにコースをとり歩く。視界の良くない、急坂登山道を歩くと平坦登山道になり、木立の切れ目から大浪池が見える。ほぼ平坦登山道を歩くと視界が開け大浪池の全容が見えてくる。静かな湖面が青く輝いている。 湖面を見ながら歩くと、高千穂峰、中岳、新燃岳の真っ黒い斜面が見える。ミヤマキリシマの群落は全滅しているようだ。寂しさに胸がつまる。 感傷的な気分に浸りながら歩くと、大浪池正面分岐に着く。ここで昼食タイムとする。汗で濡れた服を脱ぎ干す。心地よい風が吹いてきた。今日の弁当は白身フライののっけ重、半額の150円である。レットさんもドッグフードの昼食。レットさんお疲れのようだ。テーブルの上でお昼寝。 昼食の後、残り半周に向け、急坂階段を登る。西回りコースは泥濘が多いコースで有名だ。雨上がりで泥濘を新派したが、所々で距離が短く、泥濘も深くなく問題なく歩けた。泥濘ではレットさんを抱っこする。 半周し急坂な荒れた石段崩壊地を下ると、まもなくえびの高原分岐に着く。分岐から左折し、短く木板道を歩くと、早速、湧水があり泥濘の始まりである。このコースは泥濘とアップダウンの多さで有名。 レットさん苦手の泥濘とお疲れのようなので、背負子にレットさん詰め込み歩くことにする。「重いな少しは痩せろよ」「太ってないよ」「楽だろう」「Won」と会話しながら、重い背負子を背負い歩く。泥濘が無くなれば降ろしてやるつもりでいたが、寝息が聞こえるので、そのまま駐車場まで背負って歩いた。 アップダウンを繰り返し平坦登山道から沢の橋を渡ると県道に着く。ここから平坦県道、遊歩道を歩くと有料駐車場に着く。時間14時10分。疲れたけど満足の1日でした。楽山時間:8時間。 |
私は山には行きたいな~と思ってても行けないので
時々ホームに勝手にお邪魔して感動したりしてる者です。
失礼します!!
よろしくお願いします。
もうレットさんがかわいくて~かわいくて~
たまらなくなりコメントしてみました。
よく訓練されて賢そうな・・・本当にかわいいですね。
癒されます。
様々な山の写真・・高山植物の写真とか・・・行ってなくても行ったような気持ちになります。思わず(有り難うございます)って心の中で呟いてます。
これからもレットさんと仲良く山歩き続けてください。
山の案内で感動していただき嬉しい限りです。
レットさんは、もと犬訓練所で飼われていたので
躾が良く、たいへんお利口な犬ですよ。
近頃、歳をとったせいか、体力的に疲れやすくなったようです。
でも、リュック背負子で背負って登るから大丈夫と思っています。
後、何年一緒に登れるか分からないですが、仲良く一緒に登りたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
今、レットさんは、私の部屋で熟睡中です。