歩き日記

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河原登山口より高千穂峰に登る。

2012年09月09日 | Weblog
山の案内 歩き日記 霧島山系の動画

 今日の天気予報は微妙、曇りのち雨、河原から高千穂峰に登る計画で準備をしていると、いつもパターンでレットさんがついて回ります。今回は、前回の登山でレットさんがダウンしたコース、晴れならば背負子で背負って登るのですが、雨の時、背負子でレットさんを背負った場合、雨水を防ぐ手だてがありません。レットさんのギラギラ輝く目を見ると、連れて行きたいし、雨を考えると家で留守番かと、悩み悩み悩んだすえ、レットさんは、家で留守番を選択しました。ちょっと可愛そうですが。

 5時40分登山口着、駐車場には2台の車、準備をして6時10分登山開始。空は雲で覆われています。今日は、登山靴に砂利が入るので、ローカットでなく通常の登山靴を履き、スパッツを装着と、思ったのですが、留めゴムを忘れている、仕方がないのでスパッツ装着をあきらめ、登山靴のみで登ることにしました。 今、スパッツはゲーターと呼ぶらしい、年々、新語があふれ、ザッグはバッグパックと言うらしい、「意地でも、スパッツ、ザッグいやリュックサック、ウエアーは登山服と、言うぞ」と、年寄りは意気込むのであります。

 火山噴出ビリ砂利を踏みしめながら急坂を登り、最初の難関、直登急坂を登ると、曇り空から晴天になり、遠くの山々の山容が徐々に見えてきます。期待しながら登るとガスが覆い視界不良になり、これ以上、ガスが深くなったら引き返そうと思いながら歩くと、ガスがだんだんとなくなり、高千穂峰の山容がぼんやりと見えてきました。でも、空は、相変わらず、どんよりと曇っています。

 最後の難所を登り、8時05分山頂に着くと、雲がゆっくり移動し、青空になり、雲を被った韓国岳が見えます。都城、小林方面は白い雲に覆われ、飛行機の上空から見える美しい雲の風景と同じで感動しました。この晴れ間も一瞬で、また雲が空を覆い、山頂はガスに包まれ、視界不良、暫くすると、ガスが消え、青空に・・・・を繰り返します。

 山頂で暫く、変化する空を眺めながら、ふと、雑誌だったか、新聞だったか、忘れましたが、文面の一節を思い出しましたので、それを紹介します。

「私は、自然にまみえ、自然の真ん中に立ちたいと思ったから、登山を始めましので、山頂が、晴れでも、雨でも良いのです。自然の中にいること、それが大事なことですから、山を歩き自然の風を感じ、薫り感じ、歩きたいのです。ですから、どんな山でもゆっくりと登ります。」と、書いてあったような記憶があります。名言と思います。

 「自然にまみえ、自然の中に立つ」、「何故、山に登るか」の答えが分かるような素晴らしい言葉です。「今度。雨中登山をするか」と、思うのですが、「レットさんのことやら、いろいろ考えると、やっぱり晴れかな」と、現実の世界に引き戻されるのです。 山頂から霧島東神社方面登山口からの登山道を下り、双子石を見ながら、「もう少し、涼しくなったら、霧島東神社登山口から登るか」と、思うのであります。 

 山頂に引き返すと、山小屋の上で数人の皆さんが作業をされている。話を伺ったところ、山小屋管理人の同級生が集まり、山小屋の火山噴出ビリ砂利を撤去をしているとのことでした。「雨漏があっでな、修繕せんないかんとじゃ、国の指導で屋根色は赤しか、いかんのじゃ」と言われた。

 その時、管理人さんが大きな国旗をも持ってこられ掲揚された。これまでに高千穂峰には、何度も登っていますが、国旗掲揚を見るのは初めてで、感動の場面となりました。日章旗が風にはためく風景は絵になります。山頂には、次から次に登ってくる登山者で賑わっています。

 山頂が霧に包まれるなか、9時下山開始。噴出ビリ砂利のお陰で、急坂も楽に下れました。ただ、スパッツを装着してないため、何回もビリ砂利が登山靴に入り、靴を脱いで砂利をだすの繰り返しには閉口しました。枯れた赤松の悲惨な状況を見ながら、直登急坂を下り、振り返ると沢山の登山者が登っています。途中、柴犬に出合ったので写真撮影の許可をもらい撮影しました。

 

 今日の天気なら、レットさんを連れて来れば良かった後悔、レットさがいないせいか、私に声を掛ける人もなく寂しい登山でした。登山口10時30分着、登山口で久しぶりにお湯を沸かし、コーヒーとチョコレートを食べ、満足の一日でした。楽山時間4時間20分。


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