山の案内 歩き日記 霧島山系の案内 登山道情報(16/11/16):大幡山・大幡池(夷守台登山口) | ||
夷守台登山口からの登山道は、道標、標高標も設置してあり、荒れた箇所もありますが、問題なく歩けます。緩やかな林道以外は、急坂が長い登山道です。桧林コースも同じく急坂の長い登山道で、荒れた箇所もあります。どちらのコースも沢がありますので、水量の多い日は、注意してください。
★歩行時間(登山道撮影・記録しながら) 今日の天気予報は、久々の晴れ、そこで夷守台から大幡池に登ることにしました。今回は、写真・動画で見る登山道の撮影と情報収集を兼ねて登ります。夷守台は8時までは施錠してあり、駐車場に入れません。自宅を7時20分出発、P地点(夷守台駐車場)8時10分着、外気温21度、8時25分普段とは少し遅めの登山開始。 P地点から平坦二車線舗装道路を歩くと直ぐにA地点に着きますので、左折します。ここから一車線舗装道路になり、急坂を下り平坦舗装林道を歩くと
ここから、やや急坂な砂利林道を歩き、急坂から緩やかな登り林道になると登山届箱のある、C地点(登山口)につきます。ここで、登山届けに記入します。
C地点から左に進路をとると、緩やかな登りの砂利林道を歩きが続きます。暫く歩くとJ地点(桧林コース登山口)着きます。J地点には道標はなく目印テープのみです。今回は自然林登山口から登りますので、ここをパスし自然林登山口を目指します。 C地点からレットさんの歩きが遅く、ちょっと心配です。レットさんのペースに合わせゆっくり歩きます。砂利林道は、荒れた箇所もなく、軽快に歩けます。J地点からコンクリート舗装沢を渡り、カーブを曲がると、D地点(自然林コース登山口)に着きます。
D地点を直進すると、歩行時間20分くらいで古ノ宇都温泉跡にいけます。古ノ宇都温泉郷は昭和30年頃、新燃岳の噴火で消失したと伝えられています。このコースは2005/05に歩きましたので、その時の写真を掲載します。モミの巨木林、美しい渓谷の清流など見所満点ですので、オススメします。今回は立ち寄りません。
ここから短く急坂木段を登ると揺るやかな登山道歩きになります。登山道になったとたん、レットさん、急に元気になり軽やかに歩いています。緩やかな、やや急坂登山道を快適に歩くと、水路に出合います。農業用用水路で、先人達が苦労して造った用水路だったと思います。ここを渡ります。
用水路幅は狭いので誰でも渡れますが、「おや、レットは渡れないの」「・・・」「足が短いと大変だね」「怒ったよ!!」と、怒ったレットさんを抱っこして渡してやりました。(^o^) 水路を渡ると、だんだと急坂になります。
荒れた箇所や木段と変化する登山道は、勾配もだんだんと急になります。急坂木段が見え、そこを登ると、大きな倒木に出合ます。倒木を廻り登ると山の神休憩所に着きます。前回は倒木の下をくぐったのですが、進入禁止のロープが張ってありました。
山の神休憩所からは高千穂峰が見えますが、今回は雲の中でみえません。大きな岩が山の神様です。ここで、安全登山を祈願し大幡池を目指します。山の神休憩所から登山道の斜度が増し、少し荒れた登山道になります。数所、登山道に湧水たまりができています。 時々、短い緩やかな登山道もあります。急坂登山道の脇にひっそりとベニバナギンリョウソウが咲いています。妖艶でしなやかなスタイルのベニバナギンリョウソウに久しぶりにで会えて満足、何故か、心を惹きつけられる花です。
急坂をあえぎあえぎ登ると、E地点(桧林コース分岐)に着きます。「下山は、桧(桧・杉林)コースで下るか」「won!」と元気な返事。そこから尚も急坂を登ると。大きな二本の桧に着きます。ここから、だんだんと急坂も緩み楽に登れるようになります。短いですが、笹竹登山道もあります。
登山道が緩やかになると、このコース一番の難所、岩水路渡渉地点に着きます。ここはレットさんを抱っこして歩きます。ロープが外れないか確認しロープをつかみ滑らないように慎重に歩きます。岩水路から沢渡渉と続きます。今回は水が少なく、登山靴で楽に歩けました。
いつもは、雨靴で登るコースで、今回もP地点で雨靴で登ろうと、雨靴を履いたのですが、蒸し蒸しするので、登山靴に履き替えたのであります。下山時、桧林コースも大小の沢渡渉箇所があるので、どうなるかと、心配しながら大幡池を目指しました。
大幡池に着いたその時、俄に雲が空を覆い、ガスが大幡池を覆い、風が吹き、やや肌寒くなりました。その後、ガスは晴れましたが、相変わらず空は雲が覆っています。前回、雲の中の韓国岳は青空、意地悪な天気です。
大幡池に登ると、どこからか、誰かに見られているように感じるのです。妖精か、魔神か、龍神か、女神か、できれば、美しい女神がいいけど、と、冗談はさておき大幡池は、霧島山系一の神秘的で美しい池と思っています。また登山者も少なく、静かな時間を過ごせます。今日、訪れた登山者は、わたし一人だったようです。 いつも、大幡池に登ると、アグネスや娘のことが思い出され、感傷的になるのですが、今回は感傷的になりませんでした。「年月(としつき)の経過で、だんだんと楽しいことや辛いことの記憶が薄れてきたのだろう」と、湖畔に座り、大幡池を見ながら思ったのであります。 空を見ると相変わらず雲、「晴れはない」と、決断し12時下山開始。E地点から左折し、桧・杉林コースで下山する。左折しいきなりの急坂、藪、「登山道は」と、探すと踏み跡がしっかりありました。急坂を下ると、小さい沢、水は流れてない ”ほっと一安心”、長い下り、沢を渡り、短く登るを繰り返すと、倒木が登山道を塞いでいる。何処を歩くか暫し考える。枝を取り除き隙間をつくり、レットさんを抱っこして、倒木幹を乗り越え難関を突破しました。「難関は大げさだよ、won」m(_ _)m・・
道標もあります。大きい沢もあります。今回は水が少なく”ほっと一安心”しました。大きな沢を渡ると分岐があります。右に行くと、自然林コースにでますので注意して下さい。踏み跡をたどり直進してください。
桧林コースは登山者が少ないせいか、登山道の分かりづらい箇所や荒れた箇所がありますので、踏み跡をしっかり確認し慎重に歩きましょう。”藪こぎ”するほどの藪は、ないのでご安心を。急坂を下ると、懐かしい朽ち果てた展望休憩所に着きました。「ここでアグネスと休んだな」と、些(ち)と涙、J地点を目指し急坂を歩くと、新たに作業道が造られています。
作業道と登山道を繰り返し歩きます。途中、泥濘や丸太作業道もあります。丸太は滑るので注意してください。作業道に別れを告げ、急坂登山道を下ります。作業道接続点から登山道は、広くなりかなり歩きやすくなります。
※画像には、「ここで、作業道とお別れです」と、書いてありますが、間違いです。この後、数箇所作業道を横断します。 急坂登山道を下ると、標高900m地点に着きます。尚も急坂を下ると、自然林コースにもあった、用水路に出合います。用水路には、蓋が設置してありレットさんも鼻歌交じりで、渡っています。用水路渡り急坂を下るり、J地点に無事着きました。山の神に感謝し駐車場を目指します。
レットさんは砂利林道歩きになると、不思議に歩きのテンポが遅くなり、辛そうな歩きになります。砂利林道は、数回抱っこしてやり舗装道路は全線抱っこしてやり、駐車場13時30分着。楽山時間5時間5分。青空の下で大幡池を見たかったなと思いつつ、楽しい時間を過ごせました。 |
最近の大幡山の情報が少ないので、大変参考になりました。
今後ともよろしくお願いいたします。