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鳥インフルエンザと出水のツルを考える。

2014年11月30日 | Weblog
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 人間が、自然界の領域に入り、餌を与え、ツルをたくさん集めることを売りに、商売をする。ツルは、苦労しないで、餌がもらえる。生活するのに、これほど、快適な環境は、ないのである。

 その結果、14,378羽(11/15調査)も集まる、集団越冬地になってしまった。その集団越冬地のツルに鳥インフルエンザが発生、その影響は、はかりしれない。

 ツルへの感染、周辺農場への感染、など、その対応に、関係者は追われているようだ。

 環境省は平成13年度ツルの一極集中による絶滅リスクを軽減するため、分散化へ向けた検討会を設置している。複数の越冬地域で、安定的に千羽が越冬する分散目標を掲げた。

 14000羽1箇所と1000羽14箇所の集団越冬地のリスクの確率は、同じと思うが、かえって拡散するのではと懸念する。問題は、集団越冬することなのだ。

 ツルの絶滅危惧種を理由に、環境省は、保護の必要性を説いているが、果たして、そうだろうか、餌を与えることでなく、野鳥が棲む環境づくりが先決ではないか。

 なぜなら、日本には、たくさんの鳥類絶滅危惧種がいる。環境省は、これら危惧種にも餌を与えているのか。日本の官僚は、自分達の身の保身のため、あれこれ、理由をつけ、どうでもいい、体制側学者や知識人を集め、検討会を立ち上げ、宣伝効果の高い話題に、すぐに飛びつく。

 検討会でなく、野鳥が安心して、棲める、自然環境保全に、もっと、力を入れるべきである。

 一番の被害者は、ツルである。豊富な餌をもらい、鶏舎と同じ、多頭飼いされ、観光商品となり、利用されている。その結果、鳥フルの危機に立たされいる。

 鳥フルによる、絶滅リスク軽減の最も簡単な解決方法は、餌を与えないこと、だが、餌をもらえなくなった、、ツルは、自然界で、生きていけるか、それが心配だ。


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