池やん!まいど!おおきに!ごきげんどぅ!

仕事・今までの人生
このごろ悩みが多くて困ります。
周りの多くの人に救われているのを
実感する今日この頃。

淀苗(よどなえ)

2020年05月19日 | 野菜作りの事
淀苗を毎年使い夏野菜を栽培し販売をしている。

淀苗の説明=http://www.town.kumiyama.lg.jp/contents_detail.php?frmId=71

本年度の夏野菜もお世話になっている。

苗の出来映えは毎年の事であるが、ナンセ元気が良く逞しい。
逞しいというのを通り越して、武骨無愛想という豪傑的風体をも感じられるのだ。

「育苗苗など、何処で作られていても同じだ!」という方も居てるであろうが、
同条件でそれら他地方産と比べて生育させてみると、全く違う結果が生まれる。

淀苗優秀性の結果とは、
生育初期に於いては、着花数が多い。
そこから着果して肥大し、収穫する状態果の数量が多い。
くわえて、酷暑時期に於いて、弱冠の樹勢にストレスを見受けるも
しっかりと花を着けるスタミナを持つ。

私は苗の能力が収益性の5割の要素を占めると結論する。
残りが4割が天候。
農業者の技術など微々たる部分を占めるにしかない。

有機堆肥と肥料の違い・完熟発酵堆肥とは。一(はじめ)から作ると言う事。

2012年07月02日 | 野菜作りの事
色々とご質問を受けることが多くなってきている。
私がこの地域で他の生産者と違った取り組みをしているからかもしれない。
先日は、とある女史からSNSを通じて以下のような質問を受けた。
北海道で高級スイカを○○○○○○という有機肥料を使用して
糖度の高いものを生産しているがこの、○○○○○○はどうなんでしょうか?

私の返答は、
完熟発酵されているものやったら別に良いのと違いますか~。

その訳は文章が長くなるのでこのブログで書いてみますとお伝えしたので
その約束どおりに書くことにする。

先ず、有機堆肥と肥料の違いをはっきりさせる必要が有る。
●有機堆肥
有機物を微生物によって完全に分解した肥料のこと。



有機堆肥を畑に全面にまいて、その土と混ぜ込む事によって
色々な効果を期待している。
実際に効果として期待できるのは、作物の生育に適した土壌を
作るという事。
水もちが良く水はけが良いという相反する事がバランスよく保たれる
ようになる。
水もちが良すぎると水が通気性を妨げる為に土が酸素が足らなくなる。
反して、水はけが良すぎる水が供給されず枯れてしまう。
この二つを相反する条件を作るのを助けるのが有機堆肥の役目でもあり
土の構造を変化させる。土の構造(団粒構造)は、堆肥中に含まれる
腐植質が土壌粒子を接着して作られていてその接着の役目をになう腐植質は
肥料のもちを高める性質が有る。
アンモニア、カルシウム、カリウムなどの陽イオンを保持する力が高まる。

この働きは化学合成肥料には無い。

で、

有機堆肥を施肥することによって、堆肥化微生物やミミズなどが増える。
これによって、野菜にとって厄介な病害虫菌の発生を抑制することができる。

堆肥中には多種多様な物質が含まれていて、畑の化学的変化に対して、
緩やかに和らげる働きが有る。

そのため、栽培に適した安定した性質の土を作ることが出来る事を期待できる。



●肥料
植物を生育させるための栄養分の事で、
農業者がその成育に応じて人為的に与える栄養分の事。

○無機肥料《「工場で作られる化学合成された肥料》
水に溶けやすくて即効性がある製品がが多く、反対に水に流れ易いので
定期的に生育状況に応じて肥料を追加する必要がある。
難点として有機物の量が少ないため、微生物に分解されずに
窒素が多すぎる状態でそのまま残ってしまい
長期間使用すると土壌障害の原因となる。

○有機肥料
有機物を原料とした肥料。有機肥料を施す事と有機物を施す事とは全く違う。
混同されがちだ。(単純に言うと有機肥料はウンコでない!ウンコは有機物!)
残念な事に有機物により土壌内の微生物に栄養分が与えられる為に、
無機肥料よりも土壌に良いと考える農業者も居る。
肥料だけ農産物の成長を促すわけではないので有機肥料が無機肥料より
優れているとは言えない。
悪い例として、完熟していない有機肥料では悪臭・ガス発生・虫発生等の問題を
発生させる。
しかし、
肥料を発酵させることによって生育に必要な養分が分解され利用しやすくなり、
又、匂いや周辺への迷惑も減り有害菌が増殖する事を防ぐことができる。

有機物は時間をかけて分解され、その後植物に吸収されるため即効性は低いが、
そのかわり土壌に長期間その効用が持続する訳ですわぁ。

大雑把に言って、堆肥は肥料の良く効く生育に適した土作りの為に利用して、
肥料はその生育を良好に保つ為の成長補助剤!

ご理解いただけましたかM女史!

次回は、化学合成肥料についてその効用を述べてみる事にする。

ア~長い文面を解り易く説明するのは苦労する。

で、
商売の話!

畑に堆肥をいれ、種を蒔き、水をやり手入れをして、
久々の農作業で肉体的に厳しい思いをしたのであるが何とか
一から手探りでやってきたがここまでたどり着ける事ができた。

で商品化完了!

下記の写真は壬生菜。
軸がしっかり歯ごたえを残す品種で、葉は素直で柔らかい。
他の流通品よりは少し短く小ぶりで、
食味は辛味が有るのが私は好きなのでその品種を育ててみた。
収穫直前で少し虫の害を受けたが、壬生菜はそれからも成長を続け、
株の根元で分軸が活発で次から次へと葉を広げて伸ばしてきて、
その虫の害をも隠す結果に育っている。
本来は秋収穫の壬生菜をこの時期に栽培するのは経験は無かったが、
今後の為に栽培の要点の貴重なノウハウを貯める事ができたので
たいへん貴重な経験であった。
何よりも虫の害に見舞われて、失望の時期もあり、
よく復活して育ってくれたとありがたく思っている。



下記写真は小松菜。
夏栽培用の高温に強い品種を選んで種を蒔いてみた。
生育の初期は全く発芽せずにこりゃ~ダメかもしれないと
思っていたのであるが、6月中旬から急激に発育をしだし、
全く壬生菜と違う生育の仕方に驚いている。
この品種も、軸はしっかり歯ごたえを残す品種。
かと言って筋っぽくなく調理をするとたいへん柔らかい。
食味は全くの菜っ葉である。そう~~~~菜っ葉!
この意味はお分かりであろうか。
調理前に茹でたとするとそのゆで汁には薄茶の色が付く
即ち成分が濃いのか。
その後、食するので有るが薄く塩だけでも美味しくいただける。
それだけ菜っ葉の味が濃いのである。

自己満足ではなく、本当に美味しいのだ。



濃くない私が作る、濃い野菜の今日はお話でした。

戦報告!カブラハバチの戦

2012年06月21日 | 野菜作りの事
台風一過、一日だけ晴れたり曇ったりの日があったかと思うと
今日は一日けっこう雨が降り続いている。
なかなか水菜の畑の様子を見に行けないでいて
そろそろ防除の時期であろうと傘を差して畑内を観察してみた。

愕然・・・・・・。

葉はボロボロに食害されている。
原因は下記の幼虫。私は見た事が無い幼虫で、すかさづ写真に撮り
何の幼虫であるか?どのように駆除をするのか?特性はどうなのであるか?
私はコナガ(蛾)の一種だと解釈していたがどうも違うので、
私の周りの農業見識者にメールしまくった。



一番乗りの報告は、京都府関係機関からの返答。
《カブラハハチ》
そうハチの幼虫である。
野菜を食べるハチがいた。

となると蛾や蝶の幼虫に使用している、天然由来微生物農薬は
その幼虫が持つ消化酵素とは反応しないので効き目が無い。
んんん~~~~悩む。

そこへ頼りなる男の登場である。
JA京都のNS指導員氏。
彼からの一通りのレクチャーを受け又彼の指導からの駆除実績としての
具体的防除方法も拝聴する事ができた。
氏の指導は自然の摂理を根底にした先進的農法を実践する農法を
教授していただけるので理解できる。
今までの、薬漬けの指導では全く無い。
発生の根拠を見定めてなぜ大量一斉の発生になったとかと言う解析からの
駆逐方法を提言いただける指導である。
しかし、
彼の指導で使用をしようとする農薬(スピノサド水和剤)は、
私の目指す農水省特別栽培農産物のガイドライン内に有る化学合成農薬外でない、
天然由来の認定農薬では無いように思っていた。
又、化学合成農薬であろうという認知で失望していたが・・・・・・。
しか~~~し!
その認知は私の間違いで天然由来の農薬であり、平成23年4月27日に、
有機栽培で使用できる認可が農水省からもたらされていた。
超ラッキーである。

コナガ類(蛾)に本来有効な成分であり、ハチにその効用が認められて
いるわけではないのであるが、注意として
《ハチ、蚕には毒性を有するので使用には注意する事》に注目しての指導である。
と、言う事は、ハチの幼虫にも効用が有る?と言う事ではないか。
注意書きとしてなぜ明記をしているかというと、
養蜂している場所や、養蚕に使用する桑の葉の周りでは使用するべきではない事で
あろうと推測がつく。

明日からはこの天然由来薬にその効果を試してみたい。
カリブ海のラム酒工場跡地の地中深くで見つかった微生物の殺虫効果をだ。

下記画像はその有機JAS規格で使用が認められている農薬。
そして多き方のボトルはその農薬の展着性能を高め同時に薬効の持続性を高める為の展着剤。
この展着剤の入手にはたいへんご苦労を各方面にかける事となった。
野菜に使用できる有機JAS規格で使用が認められている展着剤はこれしかない。



で、
今の気分は下記の曲のとおりの気持ちだ。
上手くいけばよいがなぁ~~。


水前寺清子 どうどうどっこの唄 高音質 ステレオ



水菜に降りかかった虫害よろしく、私にも降りかかるかもしれない問題としては、
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)が有る。
私は賛成であるが・・・・・。
やはり不安を感じている業界団体に属する方々の意見を見聞きして、
現状のその方たち物作りや販売方法を考えてみると死活問題である。
賛成であると同時にその方達へ同情も悲壮の観念をも持ち合わせているのが
私の複雑な今の心情である。

既に日本は、それに関しては蚊帳の外。消費税の事で目一杯。
余裕は無し。
やる事やれば税金払うのも私は惜しくは無い。

国内の最重要な案件であっても動きが遅いのに、対外国との交渉にいたっては・・・・。

全ての決断が遅すぎる。

あきれるばかりだ。

AKBの誰かがスキャンダラスを起こしたそうでそのグループから引責をするとの事。
で、どうも別の同様のグループで活躍するらしい。
本人が弁明するのを番組特集を組んだりしていて、メディアのバカ加減も世も末である。
所詮、一人のプローデューサーの力で動いている駒の事。
そんな、どうでも良い事が大きく騒がれる国は我が国の終末をも予感させてしまう。
それよりも、これからの国や老年と将来なる私の世代を支えていく若年層が、
重大な問題が有る事に気づいていない事に私は悲しく思う。
ご周知であろうかと思うが、鬱積した国民の不安をどう補い、
失望の漏れ出す穴をどのようにして繕うつもりなのだろうか?

とかく、行儀の悪い子供以下のバカ年寄りや私の同世代の享楽追及者が多すぎだな。

真理を知る事が抜けている。

世の中にカブラハバチよりも水菜に食害をもたらす下等な者が多すぎる。

*スピノサド?その効果と殺虫の仕組みはたいへん面白く興味深いので検索してみるべし!
 


科学的理解無しに、知り得た語句を並べて、あんた何様?その①

2012年06月08日 | 野菜作りの事
只今編集中!しばらくお待ち!と書いてから大分時間が経ってしまった。

入梅をした事もあるが、悩み多き農業作業をこの頃では紆余曲折を経験しつつ、
曲がりなりにも真っ直ぐに順当な作業をこなしている現状があり
日の出から日没までという時間的制約に縛られて一日の効率を考え
作業に邁進していると、どうしてもこのブログの事がおろそかになっている。
お許しいただきたい。

さて、先回このページを編集するについて、
その文面は辛らつな感覚的にだろういう憶測がまかり通る表現を
覆し科学的根拠に基づいた私なりの持論を書くことについて述べた。
その内容は挑戦的であり理論整然とした根拠の整理によってこの文面を
仕上げていく事にする。
その話を進めるにあたってはまずこの話を切り出す必要が有る。

化学合成薬品や化学合成農薬を使用する必要が生まれたのか?
大東亜戦争後、戦中に食料の生産が滞っていた事はご承知のとおり。
まして戦後急激に人口が増え、現在の60歳後半の方々が生まれた頃は
急激な人口の増加を見て食糧増産も国策として重要な課題であった事は言うまでもなく
ご承知であろうかと思う。
日本国内での基本的食料自給率を高め、1961年には農業基本法が制定され、
化学肥料や化学合成農薬の使用、作業の機械化が大きく推進されてきた。
これらは農地の単位面積あたりの収穫量の増大に効果があるので、
日本の農業の特色である小面積の農地しか持たない多くの農家にとって朗報であり、
その基本法の基づき積極的に利用と導入が進められた。

全世界的の調べてみても100年ほど前からの農業は、
人工的に化学合成された化学肥料や化学合成農薬などの化学物質を
様々な目的で使用することでその生産力を大きく拡大させた。
その反面、生産性を向上を考えるばかりで自然の事をおろそかにして、
長年に渡って化学肥料ばかりを使い続けると、自然の生態系に悪影響があることが
次第に解ってきた。変形の魚やカエルを見受けられる事や、
小川にいた諸生物が居なくなったり・・・・・・・・。
畑からガスが発生したり。

こりゃー罰が当たるぞと気付いた訳です。

実際に化学肥料の効きが年々悪くなるのも体感できるようになってきた。
土の中の菌類、バクテリアなどの微生物は、本来は落ち葉や腐った木、
糞尿などの有機物を分解して生きていて、その微生物によって分解されたものが
植物の生育に有益な肥料であるのだが、これらの有機肥料の代わりに無機質の
化学肥料ばかりを大量に使用し続けていると有機物が不足して本来生息する
土の中の微生物が減少していく。
やがて、無機質を好む嫌気性微生物の細菌が土中に繁殖しやすくなる。
その結果、植物は病気にかかりやすくなり、その対処の為に益々農薬の使用を増やす。
どんどん生育環境を悪化させる…という悪循環に陥る結果を見た。

こりゃ~まずいね!という反省から、提唱されたのが有機農業である。
化学物質の利用を止めて、旧来のような天然の有機物や天然由来の無機物による
肥料などを使用して、自然界の循環に逆らわない農業を目指そうというものである。
農作物の収穫量よりも、土の中の微生物までをも含む生態系全体の循環活動の
健全性と自然との調和を考える事を農業者として理念基本を置くものであろうかと、
私は考えている。

有機農業は自然に優しいのか?私はまだ分からない。
では経営的に有機農業の実際を考えてみると単位面積当たりの収量はすこぶる低い。
今までの化学肥料を適正に使用した農法と同じ収量をえるのには多くの農地を必要とする。
農地自体が人工的に作られたものであるので、今までの農法によって高収量で農地を
少なくする方が生態系保護や環境保全に為には有益ではないかとも考える事ができよう。

人糞や有機物をそのまま肥料として撒いたら良いのでは?
熟成が不十分な有機質肥料は、寄生虫汚染や病原微生物汚染の原因になる事が化学的に
論拠を述べることができるのであるが益々文面が長くなるのでこのページでは省略する。
だから、必要十分に熟成させた《完熟堆肥》を利用する必要がある。
私は、京都府南丹市で製造された牛糞+豚糞+籾殻+粉砕木片+剪定樹木等が適切な配分で
混合されて完全発酵した堆肥と完熟鶏糞を土造り(元肥)に使用している。
10a辺り、相当量を使用している。(量は秘密)
なぜ相当量を最初に土造りに使用するのか?は、
微生物が作り出す肥料は窒素に関してはゆっくりと優しく作用する為、
化学合成肥料で得られる効果のように短時間でコントロールするような栽培法には
速効性でバランスの良い化学合成肥料に比べて性能は著しく劣っている。
したがい不向きであり、栽培方法にも先手先手の準備が必要で習熟が必要と実感している。
また、土の中の微生物による堆肥の分解物が肥料となるわけなのでその時の温度や
水分含量によって分解速度が異なり、本当に制御が困難である。
ゴッツこの部分は他覚観察できない部分であり奥が深く見極めの困難を極めている実際が有る。



堆肥が完熟で有る事が重要であり熟成が不十分な場合には、
ガス障害(堆肥が完熟でない為に圃場で発酵ガスが発生し悪影響や病気を発生させる。)や
高いC/N(炭素量と窒素量の比率)による窒素飢餓(後述する。)が生じる恐れもある。

有機栽培無農薬は本当に安全・安心・高品質?
以前、有機質肥料を用いず,化学肥料のみを用いて栽培した野菜を「清浄野菜」と
称して尊重した時代もあったようだ。
有機農業は無農薬または低農薬農法までを含んでいる。
以前から農薬による薬害や公害も明らかになり、1970年代にもDDTなどの毒性の
強い農薬が規制されてきた。
これらの農薬には自然界で分解されにくい毒性の物質を含み、環境や人体への蓄積も
懸念されている。
自然界の循環する生態系を破壊することで、強靭且つ新しい害虫の発生や天敵による
害虫抑止の機会喪失の弊害を招くことも明らかとなった。
この反省から、有機肥料とともに無農薬または低農薬農法を実践する農家があるが?
万全でない事を理解をして欲しいと思う時が有る。
無農薬や低農薬農法を用いた結果、病害虫防除が不十分だと病害虫に植物自体が
抵抗するために作る天然化学物質の方が残留農薬などよりも遙かに毒性が強い。
という報告がされている。
有機肥料の多くは農産廃棄物、畜産廃棄物、林産廃棄物などの産業廃棄物を熟成させた
ものが原料として使用されているが、ゴミの減量や廃棄物の環境循環という意味では
有意義な仕組みと考えられる。
しか~~し、
今の農産物はその各々の品種の起源の原種から食感の向上、収量の増大などを目的として
人為的に改良を経た作物で、原種とは全く異なる性質を備えている。
異なる性質の中には肥料への要求成分・分量の変化も含まれているというのが
適当な考え方だと思うが、いかがであろうか?

だから、有機無農薬は美味しい!鮮度が高い!安全である!自然に優しい!とは一概には
言えないと私は確認ができる。
即ち、購入側の農産方法に対する先入した良い認知が味覚満足と品質の少々の
悪化を自己満足方向へを引き寄せているように思えて仕方が無い。

実際に、JAS有機認証制度の規格では
草木灰、炭酸カルシウム(苦土炭酸カルシウムを含む。)、塩化加里、硫酸加里、
硫酸加里苦土、天然りん鉱石、硫酸苦土、水酸化苦土、石こう、硫黄、
生石灰(苦土生石灰を含む。)、消石灰、岩石を粉砕したもの、
微量要素(マンガン、ほう素、鉄、銅、亜鉛、モリブデン及び塩素)、塩基性スラグ、
鉱さいけい酸質肥料、よう成りん肥、塩化ナトリウム、リン酸アルミニウムカルシウム、
塩化カルシウム、などであり、有機肥料しか有機農業に用いられていないという事は
大きな間違い。

また、農薬を使用していないというのも大きな間違い。
使用基準は定められてはいるので有るが、
除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤、なたね油乳剤、マシン油エアゾル、
マシン油乳剤、大豆レシチン・マシン油乳デンプン水和剤、脂肪酸グリセリド乳剤、
メタアルデヒド粒剤、硫黄くん煙剤、硫黄粉剤、硫黄・銅水和剤、水和硫黄剤、
硫黄・大豆レシチン水和剤、石灰硫黄合剤、シイタケ菌糸体抽出物液剤、
炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹、炭酸水素ナトリウム・銅水和剤、銅水和剤、
銅粉剤、硫酸銅、生石灰、天敵等生物農薬、性フェロモン剤、クロレラ抽出物液剤、
混合生薬抽出物液剤、ワックス水和剤、展着剤、二酸化炭素剤、
ケイソウ土粉剤、食酢。

天然を由来原料とするものに関しては利用ができるのである。



私自身、害虫駆除に有機認証殺虫剤であるBT水和剤を使用している。
この農薬の致死に至るシステムは興味が深い。
薬の接触によって効果が発揮されるのではない。
機会があれば資料を公開しても良かろうと考えている。
少し微生物に関してマニアックな話になっていくと思う。
《O-157》の食中毒の原因と結果の因果を思い出してしまった。


は~~ぁ、一気に知識の爆発的記述は疲れた。
次回は数日後に記述します。

何で今頃、昔の農法がもてはやされるのか?

本当に安全・安心・高品質?

有機物とは?

有機物の定理

無機物とは?

窒素飢餓

有機栽培野菜と名乗る事

曰く、体に悪い野菜に含まれる硝酸体窒素

漫画の影響

持論は漫画の内容そのまま

馬鹿馬鹿しい話

では・・・・・、私がトマト・きゅうり・なすで科学的に比較実証をしてみよう!

根拠と実証無く聞き覚えた語列を並べ、それを持論として述べる勘違い農業者を
話し相手にしていると、論破できる事ばかりで、
本当に聞くのが「あ~疲れるのだ!」

マスコミ出演農業者に物申す!

私が言いたい事は、ピンと来る方にはピンとくる。

真の農業者の精神構造

ごっつ長い文になりますが、画像を加えて科学的に解り易く説明するので
しっかりと読んで欲しいです。

又、メッセージ送信、コメント、ご意見もよろしく。



農産事業のブランド名を決めた!

2012年04月17日 | 野菜作りの事
先のブログでもお伝えしたが、やっと考えてきた事がまとまったので
本日、めでたく自己満足的にそのブランド名を決定した。
で、
発表をします。

《ヴァリレ・ベルデ  イィオ・ファッチョ・ヴィジタリ・シィクゥリ》
この語彙や意味するところに全く事業コンセプトや商品に付加する価値の意味は
背負わせていないようにブランドの名前を選定してみた。

ただこの頃の私の気分とすこし、私が他人に感じさせるイメージは?と考えた結果である。

《緑の樽》自信で考える自身のイメージはこんなであるように思う。

自分で自分の事が分かる事はその意識の有るときでのみ考える事ができる。
あたりまえだ。
では寝ている時、いったいその時はどうなっているのであろうか?
睡眠時の無意識とは、その時、感じてはいない。
今、自分は寝ていると言う事が認識は絶対にできない。
《私は寝ています。》とその時に感じる人がいるか?
寝入る前、目覚めた時にはその認識はできる。
未然形・又は過去形でのみ言葉にできる。
絶対に進行形では認識はできていない。

最近、
こんな事を気づいてしまったのも、養老猛さんの著書の冒頭で
私の頭脳を直撃するほどの衝撃を受けた事による。

私は、寝ているときの自分を知らない。

みなさん!自分で自分が寝ているのを知っていますか?

恐ろしいと思いませんか?
寝るのも勇気が要ります。

今日この頃だ。

Luciano Pavarotti - 'O sole mio

自社農園の持つという事

2010年05月03日 | 野菜作りの事
昨今、納品先の販売店様の多くが自社で農産物の品質基準を施行したり
栽培の管理をしていたり、又、季節の野菜や地場の特産野菜の栽培を
地元の農家さんと契約をしていたりして、その販売方法と流通《筋道》の変化は
既存の市場流通と対極方向に進んでいるようになってきたように思う。
この事は好ましい事と評価をしたい。

地場で地場の野菜を食べる。
地場で旬野菜を旬の時期に美味しく食べる。
地場で作られた野菜を地方に進物にする。

京都の卸売市場は昔より、遠地よりの流通野菜と京都近郊産の野菜の競売り場は
別に開市され、同じ白菜でも京都産や滋賀県産と他府県産の野菜とでは
取り扱う仲買問屋も区別されてきた。
この流通形態が有ったので、地場消費だけではなく京野菜としてほぼ全国へ
流通とその名を広める事ができたのではないかと思う。

そこで、先日、大阪の有る販売店さんが小規模ながらも自社で販売する野菜を
自社経営の農園で作っているときいた。
富田林で行っているらしい。

有る野菜産地で、広大な敷地で野菜を作っていてその企業の看板を見る限りでは
その系列店販売で使用するものであろうか?見受けたことがある。

中小の飲食店さんや八百屋さん農産加工の業者さんでも自分の事業規模に応じた
契約先である農家がが見つかれば
好みの野菜が手に入れる事も可能である。
今後はこのような、直栽培、直販売の形が主になってくるであろうし
農家に近い八百屋さんがこの頃は増えてきつつあるように思う。
見渡せばおしゃれな青果販売店が増えてきた。
本当に雑貨屋さんのようなかわいい青果店が増えてきて、
四季の彩りが訪れるたびに楽しくて仕方がない。

野菜マニアの私としては、ここで青果店が栽培技術の実際を少しだけ経験すれば
もっと種類の開発と食材としての提案と販売ができると思うのであるが・・・・・

しかし、この連休中は良く晴れている。
この初夏の空の色と乾いた空気と紫外線たっぷりの有害日差しは
相当昔に行った事のある当時《憧れのアメリカ西海岸》である。
LA郊外のコロナスピードウエイで夜にアマチュアモトクロスレースが
行われていたな~などと懐かしく思い出す。
で、
アルバートハモンド・《カリフォルニアの青い空》
恋を歌わない内容と人生の苦労や頑張りの結果の報われなさを歌う
歌詞の意味は切ないが《カリフォルニアの青い空》と意味のそぐわない
邦題が付くと曲調はさわやかで明るいから受け入れやすかったので
日本で流行ったのかもしれない。