「 ヴォイスコンサルタント 林重光 のブログ 」

声・話す・読む・歌うことの悩みを解決するヴォイスコンサルティング MAKE UP VOICE 代表。ヴオイストレーナー。

ゲスト講演会へ向けて。

2010年05月31日 | 体感記録日記
先日のblogに書きましたが、お二人の文化人の講演会へ向けて、ぼちぼちではありますが動き出しました。もう少ししたら、講演会にお呼びするお二人の名前を書きたいと思いますが、僕がなぜ、このお二人に講演会をしていただきたいと思ったのか。

世の中は便利になり、指一本で次の行動ができますね。
お風呂を沸かす、お湯を沸かす、ドアを開けるなどなど。
便利になった分、一つのことにかかる時間が短縮できるようになりました。
お陰さまで、やることが増えた。やらなきゃならないことも増えた(笑)。
僕のような怠けモノにとっては、社会についていくのが大変であります。
トラック競技で言うならば、半周は遅れている。
ぼちぼちでは許されない社会だと感じています。
これは個人的な想いです。

現代社会は意識が作りだした社会であります。『眠らない街』とはそういう意味だと認識しています。
つまり思い描いたことを形にした社会であり、なんでも思い通りにしたい欲求により成り立っています。僕はここに違和感があります。なんでも思い通りになるわけがない。
思い通りになるのは、人間が作り出したモノ、つまり人工物であり、人間が作り出していないモノ、自然は思い通りにはならないし、それが当たり前だと思っています。それを自然というのだと思う。
発声をやっていると、それを痛感するわけです。
意識では出しているはずの声が、実際には出てきていないということです。
意識と身体、人工と自然の折り合いを考えてみてはどうだろうか。
豊かにすることに重みをおいている社会もいいけれど、恵みを生かすことも大切だよと、声を通して感じています。恵みを生かすことができれば、声は出てきてくれると思っていますし、それが僕の今現在、仕事を預かっている立場でやらるべきことと思っています。

少しでいいから、自分の頭と身体で、人工と自然の折り合いを考えてみようよ、ということが、お二人の先生をお招きして講演会をやろうと決めた理由です。
僕はこのお二人の本で『身体と心がホッとした』。
若い人達へ向けて、講演会をやる予定でいます。
『子供のことを本気で考える』。そういった機会を作りたいと思っています。

今後、実行委員会を立ち上げていきますし、blogに講演会についての詳細も書いていきます。
同じような方向性の方々には是非ともお力をお借りしたいと願っています。