地下迷宮Bブロック。
錆びた扉を開き、未踏のエリアが姿を見せた時、
錆びた扉を開き、未踏のエリアが姿を見せた時、
ミウはすぐに探査魔法を解除した。
どんな魔物が潜んでいるか分からない。
地下1階だからといって、Aブロックと同じ魔物が出るとは限らない。
ここは慎重に行く。
すると、すぐ隣に似たような扉があった。
こちらは先ほどのように錆びていない。
しかし、
「ダメだ、鍵が掛かっている。
ピッキングでの開錠も難しい。」
「鍵を探す必要があるか。
まずはこのフロアを探索しよう。」
外周の廊下を歩いてみると、
どんな魔物が潜んでいるか分からない。
地下1階だからといって、Aブロックと同じ魔物が出るとは限らない。
ここは慎重に行く。
すると、すぐ隣に似たような扉があった。
こちらは先ほどのように錆びていない。
しかし、
「ダメだ、鍵が掛かっている。
ピッキングでの開錠も難しい。」
「鍵を探す必要があるか。
まずはこのフロアを探索しよう。」
外周の廊下を歩いてみると、
Aブロックの地下1階とほぼ同じ広さである事が分かった。
部屋の扉を開けても、出現する魔物の種類に変化も無い。
「構造はAブロックと似ているな。」
「深さ的には地下1.5階といった感じか。
あとは中央の部屋を残すのみだ。」
「なあ、なんか中央の部屋、ずいぶん大きいんじゃないか?」
「マップ描いてるけど間違いない。
かなり大きい部屋よ。」
その部屋の扉に来ると、皆呼吸を落ち着かせた。
間違いない。
ここだけ、今までの魔物とは違う何かがいる。
「いくぞ。」
勢いよく扉を開けて中に入ると、キラーラットの群れが見える。
その奥には巨大な肉の塊が。
それがぐるりと振り向き、顔を見せた。
鼠だ・・・たぶん。
「・・・カバよりデカイんじゃねえのか。」
「噂話は普通、尾びれ背びれが付いて誇張されてるものだが・・・。
これに限っては大人しめだ。」
キイーッ!とデブな鼠が甲高い声をあげると、
部屋の扉を開けても、出現する魔物の種類に変化も無い。
「構造はAブロックと似ているな。」
「深さ的には地下1.5階といった感じか。
あとは中央の部屋を残すのみだ。」
「なあ、なんか中央の部屋、ずいぶん大きいんじゃないか?」
「マップ描いてるけど間違いない。
かなり大きい部屋よ。」
その部屋の扉に来ると、皆呼吸を落ち着かせた。
間違いない。
ここだけ、今までの魔物とは違う何かがいる。
「いくぞ。」
勢いよく扉を開けて中に入ると、キラーラットの群れが見える。
その奥には巨大な肉の塊が。
それがぐるりと振り向き、顔を見せた。
鼠だ・・・たぶん。
「・・・カバよりデカイんじゃねえのか。」
「噂話は普通、尾びれ背びれが付いて誇張されてるものだが・・・。
これに限っては大人しめだ。」
キイーッ!とデブな鼠が甲高い声をあげると、
鼠たちが一斉に襲い掛かってきた。
そこにミウがファイアーボール(火球)の魔法をぶつける。
ミリアは、攻撃魔法を強化させる魔法をミウに合わせた。
一撃必殺!
これで鼠どもは、ほぼ全て焼死。
しかし、デブ鼠は生きていた。
巨漢を活かし、カイルたちに猛然と突進する。
だが、その程度で臆することはない。
シーマとラナは、弓で前足を狙って射た。
突進が鈍ったところに、カイルとゴッセンが太い首を斬る。
「フン!」
「おりゃあ!」
気合い一閃。
鈍い音を立ててデブ鼠の首が床に落ちる。
先制で戦闘をクリアした。
「よし、この首と図体を解体して持って帰ろう。
冒険者ギルドに報告だ。」
「鍵は見当たらなかったな。」
そう話していると、デブ鼠が突進してきたせいで舞っていた
そこにミウがファイアーボール(火球)の魔法をぶつける。
ミリアは、攻撃魔法を強化させる魔法をミウに合わせた。
一撃必殺!
これで鼠どもは、ほぼ全て焼死。
しかし、デブ鼠は生きていた。
巨漢を活かし、カイルたちに猛然と突進する。
だが、その程度で臆することはない。
シーマとラナは、弓で前足を狙って射た。
突進が鈍ったところに、カイルとゴッセンが太い首を斬る。
「フン!」
「おりゃあ!」
気合い一閃。
鈍い音を立ててデブ鼠の首が床に落ちる。
先制で戦闘をクリアした。
「よし、この首と図体を解体して持って帰ろう。
冒険者ギルドに報告だ。」
「鍵は見当たらなかったな。」
そう話していると、デブ鼠が突進してきたせいで舞っていた
土煙が落ち着き、部屋の奥に宝箱があるのが見えた。
「おい、チェスト(宝箱)だ!」
「・・・さっきまでは見当たらなかった。
ここのボスを倒すと現れる仕組みか?」
シーマが近付き、慎重に罠を調べてピッキングする。
カチッと音がして、無事に開錠出来た。
中には古い金貨が約1000枚と、鍵が入っていた。
これで、あの扉を開けられる。
「どうする?
Bブロックの地下2階に進むか?」
「いや、まずはデブ鼠と古い金貨を持ち帰って換金だ。
それから昼食をとって、午後イチに地下2階を探索しよう。」
「そうだな、それがいい。」
しかし、カイルは1つ気になっていた。
都市伝説通りに出現したデブ鼠・・・。
あの話は、いったい誰が流したものなんだ?
「おい、チェスト(宝箱)だ!」
「・・・さっきまでは見当たらなかった。
ここのボスを倒すと現れる仕組みか?」
シーマが近付き、慎重に罠を調べてピッキングする。
カチッと音がして、無事に開錠出来た。
中には古い金貨が約1000枚と、鍵が入っていた。
これで、あの扉を開けられる。
「どうする?
Bブロックの地下2階に進むか?」
「いや、まずはデブ鼠と古い金貨を持ち帰って換金だ。
それから昼食をとって、午後イチに地下2階を探索しよう。」
「そうだな、それがいい。」
しかし、カイルは1つ気になっていた。
都市伝説通りに出現したデブ鼠・・・。
あの話は、いったい誰が流したものなんだ?