四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

自宅近くのクロマダラソテツシジミ

2024-10-04 21:22:12 | 相模原・県央
自宅近くのクロマダラソテツシジミ 2024.10.1
 
 
クロマダラソテツシジミの便りが増えてきたので、近所のソテツを見に行きました。
ちょうど下の奥の方からメス1頭が出てきて舞上り、ソテツの上の方の葉に静止。新鮮なメス♀でした。
この1頭以外には見当たらないため、まだこの辺では発生の初期ではないかと思います。
 
2021年にも大発生し、9月下旬から相模原でも見られ、11月には自宅の庭にも来訪しました。
 
今年も大発生のようで、8月から湘南・三浦方面など海岸沿いで出現し、
最近になって相模原など内陸にも広がってきました。

 


入笠山の蝶

2024-08-03 16:46:36 | 甲州・信州への旅

7月31日と8月1日、長野県富士見町の入笠山を訪れました。

アサギマダラ

ヒヨドリバナで静かに吸蜜する姿が見られました。

孫(小5)と一緒に300mm望遠レンズ付きの一眼レフで撮影しました。
こちらは、孫撮影の♂個体です ↓ 。

その孫が、標識の書かれたアサギマダラを見つけました。

捕獲日(マーキング日)は6月26日です。捕獲場所を示す記号 ”TOR” を検索すると、
長野県下伊那郡大鹿村の鳥倉林道の例があるので、今回の♂個体も大鹿村の鳥倉林道から
(北北東に約40km)飛行してきた可能性があります。現在、アサギMLやfacebook
「アサギマダラ・マーカーの広場」に投稿し、捕獲情報(マーキング情報)の連絡を待っています。

追記 本日(8月4日)、アサギMLに

貴重な情報をありがとうございました。
撮影ありがとうございました。
この個体は長野県下伊那郡大鹿村でマークした個体で入笠山には2015年以降2例目になります。
移動情報は以下の通りです。
標 識  TOR 6/26 サクラ 118 
標識日  2024年6月26日
標識場所 長野県下伊那郡大鹿村鳥倉林道
     キャンプ場上
     35°33′16″N 138°4′50″E
標識者  桜井正人
性 別  ♂ 56㎜ N
備 考  ヒヨドリバナの束の中のPAを吸いに飛来
標識場所⇒撮影場所 35日で40.2km移動

との報告がありました。移動情報が分かり、孫と一緒に喜んでいます。

ヒョウモン類 
ウラギンヒョウモン♂が極めて多く見られました。

アザミ類が群生するエリアにまとまって集まり、1視野に14頭確認できました。
16時45分の撮影で、夕刻が吸蜜時間帯になっていたのかもしれません。
昼頃のヒヨドリバナ群生地では、花の上を飛び交う(探雌飛翔)♂が多く、
このように集合して吸蜜する場面は見られませんでした。


ウラギンヒョウモン♂です。

 

こちらは、ウラギンヒョウモン♀で、ウラギンヒョウモン♂が多数見られる明るい草地
ではなく、林内のカラマツ?に静止していました。このままどこかに雲隠れして秋の産卵時期を待つのでしょうか。


ギンボシヒョウモンが少数見られました。♂でしょうか。

メスグロヒョウモン♂も少数見られました。


ミドリヒョウモン♀です。
2019年には、ミドリヒョウモンが圧倒的に多かったのですが、2023年には大幅に減少し、
今年はさらに少なくなりました。♂の破損のない個体は撮影できませんでした。 

孫は、翅に捕獲情報の標識のあるアサギマダラを見つけるなど蝶の観察力もあり、
将来が楽しみです。   



ムラサキシジミのクヌギへの産卵(6月22日)

2024-06-23 16:02:09 | 相模原・県央

2024年6月22日

相模原市の平地林「木もれびの森」のコナラやクヌギの葉の上でムラサキシジミの2頭が活発に動き、舞い上り、別の葉に移動を繰り返していました。

コナラの葉の上を忙しなく歩き回って短時間休憩中のムラサキシジミ♀です。

1頭はクヌギの新芽に産卵。蝶の少ない今日この頃ですが、良い場面に遭遇出来ました。

クヌギの芽に産卵中。

ムラサキシジミの卵です。


アカタテハ・キタテハ・テングチョウ(新生蝶)

2024-06-23 15:50:42 | 相模原・県央
2024.5.30
相模原市の山間部のウツギにアカタテハとキタテハの新生蝶が訪花し、いずれも長時間吸蜜していました。
アカタテハ
 
キタテハ
 
ウツギは越冬世代の次に出現する新生蝶の集客力に秀でているように感じます。
 
相模原市の平地林「木もれびの森」のクリには数年前まで多くの種類が集まっていましたが、
近年は森の蝶影がうすくなり、クリの花にもわずかしかやって来ないのは残念です。
新生テングチョウが1頭見られました。
 
テングチョウ
 
大分汚損したウラゴマダラシジミ(大きさから多分♀)いましたが、
辛うじてこれらの種類の生息が確認できたという寂しい状況でした。

ウラギンヒョウモンを初見(5月30日)

2024-06-23 11:43:08 | 丹沢周辺

2024.5.30


前回のヒョウモン類探索は5月17日でクモガタヒョウモン♂を各所で撮影しました。

13日経った5月30日、クモガタヒョウモンの代わりにウラギンヒョウモン♂が登場していました。

2頭が草地やススキ原を広く探雌飛翔し、時々草地のノアザミに立ち寄り吸蜜する、

よく見られる行動を取っていました。2頭が追飛する場面も見られました。

この個体はヤマウラギンヒョウモン♂と推定しています。

 

同一個体

 

こちらは、サトウラギンヒョウモン♂と推定しています。