20代の頃、協力業者さんや職人さんに対して頻繁に怒っていました。
「元請けの従業員」という立場を利用して職人さんの親方にキツイ事言ったり、現場の大工さんとケンカになったり。
御用納めを目前に、そんな頃もあったなと思い出し、眠れなくなりました。
おはようございます、逢坂です。
想像つかないでしょう?(苦笑)。でもそうだったんです。いま思うと当然です。
建築技術者としても人間としても、未熟者でしたから。
それでも担当するお客様の為に、会社の為にと今以上に必死だったので。
いや、美化するのはやめよう。
出来ないくせに「自分は出来る人間だ」とお客様や会社、そして家族や友人にもアピールしながら、勝手に膨大なストレスを抱えていたに過ぎませんでした。
知識も経験も浅いのでね。教養もないし。素直でないし。
思うに、自分に自信が無いから怒るんですよ。
まさに愚の骨頂。
そんな私もあと2ヶ月で43歳。
そう、あと2日で「後厄」も終わります。
10年以上も前、親父から「男は厄年過ぎてからやっと一人前、人から信頼される様になるんだ。焦るな。」と言われたのを最近よく思い出します。
今、その意味がしっかり分かります。
これだけたくさんのお客様の住まいに携わって、「実はまだまだ半人前です」なんて逆に言えませんよね。
胸を張って「私にお任せください」じゃないとね。
ずいぶん長い距離を歩いてきたし、時には泣きたくなる様な高い壁も全部上ってきた。
おまけにほとんどが砂利道(笑)。
それでもたくさんの出会いがあり、励ましもあり。
心温まる大きな壁も。。。たくさんあった。
たくさんの方の支えがあって、なんとか自分の道を進んでいる様です。
今は誰がどんな失敗しようと、そこに悪意が無い限りは「怒る」(責める)という事はなくなりました。
だって㈱逢坂建築ホームプランの仕事の全てが私の責任だから。
怒っている感情と時間より「じゃ、こうしよう!」です。
悪意があるなら別ですけどね。
誤解なく。「叱る」は今年2回あったかな。
本気で人を叱るって、かなりエネルギー消費するんですよ(苦笑)。
色々とありましたが、それでも大きな病気や事故もなく厄年が過ぎそうです。
今年の一時期、左の耳が聞こえなくなったりしたけど、運が良いことに私の耳は2つあるので、そんなに慌てなかったしね。
さて、今日は御用納め。
従業員に対しても労いの言葉を準備しておかないとね。
一年を振り返って、
一人一人、
しっかりと、
怒ったりしてね(笑)。