砕石にも種類があって、基礎の底盤には「40-0」を使います。40-0とは4cmのふるい目を通る大きめの石と、0は粉混じりの小さい骨材。
「0」が入る事によってしっかり締まります。
逆に、家の周りに仕上げとして敷く砕石なんかは「25-5」とか「20-5」を使用します。この場合の「5」は、5㎜のふるいを通る小さい骨材は入ってません。なので転圧しても締まりませんし、粉(0)が混じってないので綺麗です。(・・・でいいんだよね?)
昔は「割りぐり石」を使った「割り栗地業」が基本だったんですけど、今の時代は割りぐり石がなかなか無く、地耐力より杭工事に頼る面もあって、「地業」があまり重要視されなくなっている様な気がします。私も「本物の割ぐり地業」は1度しか経験した事がないです。(玉石はあるけど・・・)
割り栗地業は15cm程の比較的ほそ長く割った石を一つ一つ立てて敷き詰めます。敷き終わったときには「剣山」を逆さまにした様な感じに見えます。とてもきれいです(これを「1層小端立て」という)。表面は砕石で「目つぶし」してしまいますが。
粘質土に対してはしっかり抵抗します。日本人の知恵ですね。個人的には、これがしっかり出来れば、木造2階建に関しては杭工事はいらないとも思います(杭屋さんゴメンなさい)。こうゆうものが重要視されない現代の基礎工法は少し物足りない気がしますね。「杭打てば良い」時代ですから・・・。
でも、砂質土に対しては砕石地業の方が、しっかり抵抗するんですよ。
「地業」って、意外と奥が深いんですよ。一定の高さで敷けばいいってもんじゃないです。
さて、少し長くなったので「捨てコン」に関してはネタにとっておきます。
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