長野県佐久市にある小諸発電所第一調整池で、コハクチョウ2羽を観察しました

　長野県佐久市今井にある小諸発電所第一調整池に水鳥観察に行った時に、偶然、コハクチョウを観察しました。

　この小諸発電所第一調整池は、千曲川と滑津川の合流点にある遊水地です。

　今回、訪れた日は朝から小雪という天気予報でした。このために、空はどんよりとした灰色です。

　この小諸発電所第一調整池には、カルガモやマガモなどのカモ類が多数、滞在しています。

　今回、驚いたのはコハクチョウが2羽、いたことです。

　コハクチョウは姿が真っ白で、カモなどに比べてかなり大きいので、コハクチョウが飛来していることに、すぐに気がつきました。

　2羽のコハクチョウは、東側の奧の水面に浮かんでいたので、こちらに来ないかなと見ていました。

　すると、突然、飛ぶために、主翼を羽ばたかせて、水面を滑走し始めました。

　どんどん加速し、水面から飛び上がりました。

　2羽のコハクチョウは、小諸発電所第一調整池の上をら旋状に飛び上がって行きます。

　ある程度の高さに達すると、どこかに飛び去りました。

　この2羽のコハクチョウは、本来の滞在地目指して飛んでいったようです。その途中で、一休みする目的で小諸発電所第一調整池に立ち寄ったようです。

　この“小諸発電所第一調整池”は、昔、長野県にあった地方の発電会社が、千曲川や滑津川から水を取り入れて、下流にあった小諸発電所に水を送って発電していた調整池の名残りです（その後に東京電力に買収されているようです）。

　小諸発電所第一調整池は、いくらか変形した（いびつな）五角形の大きな池にです。訪れた日は朝から小雪という天気予報でした。このため、空はどんよりとした灰色です。