埼玉県北本市荒井にある北本自然観察公園では、運よくクイナを観察しました

　埼玉県北本市荒井にある北本自然観察公園の冬枯れ風景の中を歩き回り、地味なクイナに出会いました。に

　北本自然観察公園に、ルリビタキが飛来していると聞いて、歩き回った話の続きです。

　北本自然観察公園の入り口から入り、埼玉県自然学習センターの建物の裏側（南側）に広がる高尾の池に行ってみると、早朝からの厳しい冷え込みによって、水面が半分、凍っていました。

　その高尾の池からさらに西に進むと「メダカの十字路」という、冬鳥の観察ポイントにたどり着きます。

　この辺りは、ヨシ原があり、低木がいくらかあります。今回は、北本自然観察公園の職員の方が数メートルまで伸びたヨシ原を機械で刈り込んでいます。

　そのヨシ原が刈り込まれた部分に、何とクイナが登場しました。



　クイナはツル目クイナ科クイナ属に分類される野鳥で、冬の間はヨシ原の奥で甲高い声でよく鳴きます。

　割と地味な野鳥ですが、クイナが好きな野鳥観察愛好家はまる一日待ち続けて、ヨシ原から出て来るクイナを狙います。

　今回は、ヨシ原が刈り込まれた部分に、運よくクイナが出てきました。クイナの身体の大きさは約29センチメートルです。



　いつの間にか、野鳥観察愛好家が数人集まり、クイナを撮影し続けています。





　クイナの羽根模様は、ヨシ原に融け込みやすい模様です。地味な羽根模様です。




　
　おそらく、この冬に1回、観察できるかどうかの幸運です。



　ヨシ原近くの低木に、モズが飛んできて留まりました。





　野鳥観察愛好家はモズには関心を示しません。いつでも撮影できるからです。

　ヨシ原の茂みにアオジが潜んでいます。



　このアオジにも野鳥観察愛好家は関心を示しません。

　今回は、滅多に観察できないクイナの姿を見ることができ、とても運がよかったです。