人気作家の原田マハさんの短編集「あの絵の前で」を何回か読み返しました。新型コロナウイルスの外出自粛などの影響です(一応、晴耕雨読風を装っています)。
この原田マハさんの短編集「あの絵の前で」は2020年3月20日に幻冬舎から発行されました。価格は1400円プラス消費税です。
有名な画家などの生き方などを展開する長編が得意な原田マハさんの短編集は、原田マハさんの人生観・考え方が垣間見えます。
この短編集「あの絵の前で」の共通項は、日本の各地の美術館に飾られている“この1枚”です。
最初の短編「パッピー・バースデー」では、広島市の県庁近くにあるひろしま美術館に展示されている「ドービニーの庭」(フィンセント・フォン・ゴッホ作)です。
この短編の主人公の夏花は、広島カープの熱烈なファンです。夏花の母親は奈津江は、市内のお好み焼きの老舗「広さん」で働く、お好み焼きづくりの名人です。
そして、この母系家族3人は、父親は子供をつくる役目を果たすと、去って行く存在感のない男です。強く生きる女系家族です。
主人公の夏花にも、娘の夏里16歳がいます。父親はもういません。
この母系家族3人は、広島市で精いっぱい生きています。広島市なので、8月6日には毎年欠かさず、平和記念公園に鎮魂に出かけます。
実は、8月6日は主人公の誕生日なのです。
主人公は大学4年生の時は、文学部生で東京都内で一人暮らしし、就職活動に励みます。友人の同級生の亜季は東京都内の大手出版社に就職を決めています。
この亜季と都内の美術館などに出かけ、学芸員の仕事を知ります(この辺が、原田マハさんの人生を匂わせます)。
就職活動に苦労しながら、8月の盛夏にひろしま美術館を訪れ、「ドービニーの庭」から何かを感じています。
そして、時間が流れ、ある日、自動車部品メーカーの総務事務として勤めていた会社を辞め、このひろしま美術館の受付業務などの嘱託として働き始めます。
自分の誕生日の8月6日の午後4時30分過ぎの最終入場時間に、黒いつば広の帽子を被った女性がやって来ます。
「入館はあと30分です」と受付けとして伝えます。
この女性は、あの同級生の亜紀でした。主人公の夏花の誕生日に「ハッピーバースデー」というために訪ねてきたのでした。
この短編には、大学生の時に学芸員の仕事に憧れるなどの原田マハさんを彷彿とさせるシーンがあります。
強い女性として生き抜く姿も、原田マハさんを彷彿とさせます。
この短編集「あの絵の前で」は、原田さんの分身らしい主人公が出てきます。
この原田マハさんの短編集「あの絵の前で」は2020年3月20日に幻冬舎から発行されました。価格は1400円プラス消費税です。
有名な画家などの生き方などを展開する長編が得意な原田マハさんの短編集は、原田マハさんの人生観・考え方が垣間見えます。
この短編集「あの絵の前で」の共通項は、日本の各地の美術館に飾られている“この1枚”です。
最初の短編「パッピー・バースデー」では、広島市の県庁近くにあるひろしま美術館に展示されている「ドービニーの庭」(フィンセント・フォン・ゴッホ作)です。
この短編の主人公の夏花は、広島カープの熱烈なファンです。夏花の母親は奈津江は、市内のお好み焼きの老舗「広さん」で働く、お好み焼きづくりの名人です。
そして、この母系家族3人は、父親は子供をつくる役目を果たすと、去って行く存在感のない男です。強く生きる女系家族です。
主人公の夏花にも、娘の夏里16歳がいます。父親はもういません。
この母系家族3人は、広島市で精いっぱい生きています。広島市なので、8月6日には毎年欠かさず、平和記念公園に鎮魂に出かけます。
実は、8月6日は主人公の誕生日なのです。
主人公は大学4年生の時は、文学部生で東京都内で一人暮らしし、就職活動に励みます。友人の同級生の亜季は東京都内の大手出版社に就職を決めています。
この亜季と都内の美術館などに出かけ、学芸員の仕事を知ります(この辺が、原田マハさんの人生を匂わせます)。
就職活動に苦労しながら、8月の盛夏にひろしま美術館を訪れ、「ドービニーの庭」から何かを感じています。
そして、時間が流れ、ある日、自動車部品メーカーの総務事務として勤めていた会社を辞め、このひろしま美術館の受付業務などの嘱託として働き始めます。
自分の誕生日の8月6日の午後4時30分過ぎの最終入場時間に、黒いつば広の帽子を被った女性がやって来ます。
「入館はあと30分です」と受付けとして伝えます。
この女性は、あの同級生の亜紀でした。主人公の夏花の誕生日に「ハッピーバースデー」というために訪ねてきたのでした。
この短編には、大学生の時に学芸員の仕事に憧れるなどの原田マハさんを彷彿とさせるシーンがあります。
強い女性として生き抜く姿も、原田マハさんを彷彿とさせます。
この短編集「あの絵の前で」は、原田さんの分身らしい主人公が出てきます。
強い自立した女性は、やはり原田マハさんなのでしょうね・・
8月6日生まれという設定はさすがです。
先日の被爆の日の式典をテレビで拝見しました。
コメントを早速、お寄せいただき、ありがとうございます。
原田マハさんの短編集は珍しいです。そして、多少、小説の中身を変えようと考えている感じがします。
なお。原田さんは岡山市育ちです。このため、広島カープファンなのかもしれません。
いくらか前のNHK総合の番組では、フランスから帰国し、今は長野県茅野市郊外の別荘地にお過ごしのご様子です。
主力美術寒の学芸員になって、何を書くかが定まるまではたぶん苦難の道だったそうです。
今はバリ市と日本の二カ所に拠点をお持ちだそうですね。新型コロナウイルス感染対策で、今は長野県茅野市郊外の別荘地に滞在しておられるのですか・・
コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
2020年3月20日に幻冬舎から発行された、原田マハさんの短編集「あの絵の前で」を何回か読み返しました。
この短編の各主人公の人生について、それぞれ考えました。いい刺激になりました。
生活力のある女性の生きざまです。
コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
2020年3月20日に幻冬舎から発行された、原田マハさんの短編集「あの絵の前で」を何回か読み返しました。
男に頼らないたくましい母系家族3人の話はあれこれ、考えさせられます。子供がいる女性は強いです。いない方も女性は強いですが・・。